アンナと王様 [DVD] アンナと王様 (製作年度: 1999年)
レビュー日:2009.8.10
更新日:2009.10.28
評価:★★★
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解説(Yahoo映画より):
チョウ・ユンファ&ジョディ・フォスター共演による、古典名作「王様と私」のリメイク。実在の英国人女性の体験記を、史実に沿って描く。時代考証に忠実に再現された、豪華な宮廷や衣装も見どころ。19世紀中頃、シャムのモンクット王の依頼で、王子たちの宮廷教師に赴任したアンナ。異文化に戸惑いながら新生活をスタートした彼女は、王と衝突しながらも彼との心の交流を深めてゆく。


古風な愛情表現は萌える(笑)。

わたしの世代だとやっぱりユル・ブリンナーの「王様と私」のイメージが強烈なんですが。
(TV版があったの知ってる人どのくらいいるかなぁ?)

「王様と私」は完全にアジアを舞台にしたファンタジーという感じでしたが、「アンナと王様」はもう少しリアリスティックになってますね。ブリンナーの王様はエキセントリックな感じでしたがチョウ・ユンファの王様は東洋的大人の風格がただよう、っていうか。

ここのところ見た映画がどうも合戦モノばっかりだったので(ストレス解消にはなったけど)、ひさびさのロマンス物は新鮮でした(笑)。
(まぁこの映画にもクーデター未遂事件はありますが)

昨今の恋愛物はすぐにベタベタの愛情表現に走るのであんまり好きではないんですが、この映画はシャム(タイ)の王様と英国人教師なのでくっつきそうでくっつかない、そこらへんの感覚もかえっていい感じで。
ことに夜の浜辺、それぞれひとり抜け出したアンナと王様が鉢合わせして、話をするうちにロマンチックな気分が盛り上がって……

思わず手を出しかけた(笑)王様が、ぐっとこらえるあのシーンがいちばん気に入りました。


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