ポリス・ストーリー 香港国際警察 (製作年度: 1985年)
レビュー日:2009.9.26
更新日:2009.10.30
評価:★★
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解説(Yahoo映画より):
ジャッキー・チェンが自ら監督・脚本・出演を務めたアクション映画。香港国際警察と麻薬シンジケートの戦いを正に体を張った体当たりのスタントで演じるジャッキーの大活躍が見もの。「九龍の眼/クーロンズ・アイ」に続く。
ごめんなさい、ダメなものはダメ
新参ジャッキーファンのわたしが、「ジャッキーモノならなんでもいい」わけではないのだな、と自覚した最初の作品。(「スパルタンX」の時も多少ひっかかる感じはしたけど)
今になってみると、でっかい携帯電話とか、モノクロのコンピュータのモニタ画面とかが時代を感じさせますね(笑)。
アクションはとにかくモノスゴイし(あれだけのことをやったチャレンジ精神には感服します)、コメディ部分もそれなりに面白いけど(ケーキをぶつける場面はちょっとしつこいかな)……やっぱりダメなものはダメみたい、です。
拳銃でバンバン撃ち合うし、後半ジャッキーが完全にキレて暴走してるし。(T_T)
見てて疲れた。
自分的に「ポリス・ストーリー」がダメだった理由は、一般人巻き添えにしまくる警察の逮捕劇ってのもあるけど、たぶん最大の理由はクライマックスのデパート乱闘アクション。
なにせ場所がデパートなんで、ショーウィンドウ壊しまくりのガラス割りまくり……(>_<)
子どもの頃何を血迷ったかガラス戸に突進して左手を数針縫う羽目になって、いまだに酔っ払うと手のひらにくっきり白く浮かび上がる傷痕持ちのわたしとしては、生理的にダメ。(手のひらから血の流れるスプラッタな光景とあの痛みは、ン十年たった今でも鮮明すぎるほど覚えてます)
あれだけガラスに激突したら、普通は流血の大惨事なはずなんだけど、ほとんど怪我した描写がないってのが納得いかない。ガラスの破片を素手に握って犯人のノド元に突きつけるなんて、普通なら手が切れます。無茶すぎ。どうせなら怪我した手から血を流しながら……という描写だったら納得いくけど。
自分が思った以上にエンパシー能力高かったんだ、ということは自覚した(笑)。
