ツイン・ドラゴン [DVD] ツイン・ドラゴン (製作年度: 1992年)
レビュー日:2009.10.3
更新日:2009.10.30
評価:★★★
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解説(Yahoo映画より):
幼い頃、生き別れとなった双子の兄弟マーとジャッキー。やがて彼らは青年になり、片やNYの一流指揮者、片や香港暗黒街のギャングと、道は違えどそれぞれの世界の頂点に立っていた。そんな二人が再び香港でめぐり会い……。J・チェンが香港の売れっ子監督ツイ・ハークと初めて手を組み一人二役を演じたアクション。


別の意味でハラハラした(笑)

生まれたばかりのふたごの兄弟。病院から脱走しようとした犯人に片方が人質にとられたばっかりに生き別れになって、片方はアメリカにわたって音楽家に、もう片方は香港のチンピラ(飛仔 フェイチャイ)として育って……というジャッキーのひとり二役モノ。ま、そこそこは面白かったかな。

音楽家ジャッキーの雰囲気がなんとなくぺ・ヨンジュンに似てる気がするのはわたしだけか?

これ何気に香港の映画関係者がいっぱい出演してるそうです。エンドタイトルに「呉宇森(ジョン・ウー)」とあるのを見て「えっ、どこによ?」と驚いた。最後に出てきた神父さんだったらしい……もう一度見直してみなくちゃ。冒頭で脱走犯を追いかけてる刑事さんもタダモノではないと思うんだけど、なにしろ香港映画見始めたばかりだから誰だかわからん(笑)。

しっかし、指揮者&ピアニストのジャッキーは見ててこそばゆい(笑)。ベートーヴェン弾いて、と言われてなんで「歓喜の歌」なんだよ、と突っ込み入れたくはなるけど、音楽シーンに関してはあんまり破綻はなかったようでひと安心。演奏シーンとかどこまで自分でやったのかなぁ。

アクシデントのために音楽家ジャッキーの代役として指揮台に立たなければならなくなった飛仔ジャッキーに、音楽家ジャッキーが電話で、適当にやればオーケストラの団員はちゃんとついてくるから、というようなアドバイスをするところが笑える。実際問題として、指揮者の仕事ってステージに立つまでにあらかた済んでいるから、こういうことも言えるのよね。

もしかして楽器を武器にして戦ったりしないかとハラハラしてたので、そういうシーンがなくてホッとした。
武器にしていいのは久場春殿の三線だけです。昔辻遊郭ではいざという時の護身用に使われたらしいから……いちどジャッキーに持たせて戦わせてみたい気もするけど(爆)。

アクションシーンはさすがにまだ30代だからキレがいいです。車に窓から飛び込むシーンなんて、よくどこもぶつけずに入れるよな、と感心。


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