キング・アーサー [DVD] キング・アーサー (製作年度: 2004年)
レビュー日:2005.2.10
更新日:2009.11.6
評価:★★★
Yahoo映画リンク
IMDBリンク


解説(Yahoo映画より):
有名な伝説「アーサー王と円卓の騎士」をスペクタクル感あふれる映像で描く歴史アドベンチャー大作。アーサー王を『すべては愛のために』のクライヴ・オーウェンが演じ、やがて王妃となるグイナヴィアに『パイレーツ・オブ・カリビアン』のキーラ・ナイトレイが扮し見事な矢さばきを見せる。


中世夜明け前

ちょうど公開時に翻訳のお仕事でテンパッていたため見損ねたので、DVDを買ってみた。

うーーーん。劇場で見たほうがよかったかな。まだ大画面で見たほうが、スケールのでかさで救われたかもしれない。
とにかく画面が地味すぎる。暗い。

時は栄光のローマ帝国の衰退がはじまり、属州ブリタニアから手を引き始めた頃。
ローマ軍団の指揮官であり敬虔なキリスト教徒であったアーサーが、自分のアイデンティティ(父はローマ人、母はブリテン人という設定)に悩みながら「ブリテン人の王」となり、サクソン人の侵入に立ち向かっていく姿を描く……なんだけどね。

確かに、きらびやかな伝説と神秘に取り巻かれた中世騎士物語の「アーサー王」の実像は、これが一番近いのかもしれないけど。
エクスカリバー」のほうが荒唐無稽に開き直っちゃった分、面白かったなぁ。
リアルに描けばいいってもんじゃないということなのかもしれない。

氷上の戦闘シーンとか、霧の中に浮かび上がる「円卓の騎士」の姿とか、二刀流ランスロットのカッコよさとか(でもあの結末はあんまりだ)とか、見ごたえあるシーンもなくはなかったのですが。やっぱ買って損したかなあという感じはいなめない。

なので早々に売り払ってしまいました。ゴメンナサイ。「借りて見ればいい」レベルです。


INDEX