JM [DVD] JM (製作年度: 1995年)
レビュー日:2010.8.15
更新日:
評価:★★★
Yahoo映画リンク
IMDBリンク


解説(Yahoo映画より):
電子化が極限にまで進んだ近未来。特定の情報を脳に埋めこまれたチップに記憶させる“情報の運び屋”ジョニーは北京である情報を記憶するが、それは全人類の命運を賭けるものだった……。サイバーパンクの旗手、W・ギブソンが短編『記憶屋ジョニー』を自ら脚色し、アート界出身のR・ロンゴが演出にあたった SFアクション。


サイバーパンクの世界

昔「ニューロマンサー」を読んでウィリアム・ギブソンにはまり、一連の作品読みました。この映画の原作「記憶屋ジョニー」もそのとき読んだっけ。
色彩豊かな電脳空間(サイバースペース)や小道具の描写、スピード感あふれる文体が斬新でした。

あんまり評判はよくないみたいだけど、意外に面白かった。
確かにエグい描写はけっこうあるけど、原作もそうだったし(笑)。
こういう近未来モノって、すぐに現実に追いつかれちゃうから大変ですよね。

原作のジョニーはティーンエージャーだったけど、映画ではキアヌ・リーブスがやってるので、たぶん「記憶屋」の設定だけ借りて後は別モノだろうなーと思ってました。
で、確かにストーリーは別モノでしたが、雰囲気は原作に忠実だったような気がするし、ジョーンズが出てきた時は、「おお〜彼はちゃんと出してくれたのね♪」とうれしかったです。

たけしの演じた表情の読めない不気味なヤクザの大物、もう少し活躍してくれるかと思ったんだけど……わりにあっけなかったな。

電脳空間のイメージが昔原作読んだときにイメージしたのとどんぴしゃだったのはちょっと笑えた。


INDEX