ダニー・ザ・ドッグ DTSスペシャル・エディション (初回限定生産) [DVD] ダニー・ザ・ドッグ (製作年度: 2005年)
レビュー日:2010.9.21
更新日:
評価:★★★★
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解説(Yahoo映画より):
ジェット・リー主演、リュック・ベッソン製作・脚本のアクション・エンターテインメント。共演はアカデミー俳優の一員となったモーガン・フリーマン。撮影は『トランスポーター』のピエール・モレル。ジエット・リーが孤独な主人公を表現するために、スタジオに一人で泊まり込みをして役作りに挑んだ意欲作。


か、かわいい……(汗)

子どもの頃にさらわれ、取立て屋のボスに「飼い犬」として育てられたダニー。従順にボスの後に付き従い、首輪をはずされれば言われるがままに相手を叩きのめす。
戦闘能力以外は子ども同然に未発達のままで、ろくに言葉も話さない彼が、ある日盲目の調律師サムと出会い、音楽に触れて徐々に心を開いていくように……

いや四十過ぎてるのにここまで犬コロのようにあどけなく可愛くなれちゃうジェット・リーがスゴすぎる(笑)。
人間としてマトモな社会生活を送ってこなかった彼が、日常のささやかなことから学びなおしていく過程の初々しさと、戦闘モードに入った時の凶暴さのギャップとか、番犬・闘犬としての生き方を強いられてきた彼が人間らしい感情を獲得するにつれて戦い方に変化が生じてくるあたりとか、うまいもんだなぁと感心。

両腕にサムの養女ビクトリアに貸してもらったキーボードをしっかり抱えて食事の席に現れる姿とか、はじめてボートに乗ったときのおびえっぷりとか……もう抱きしめて頭ナデナデしてあげたくなるほどの可愛さです(爆)。

重要なモチーフとなるモーツァルトのソナタ、私の好みからするとちょっとテンポが遅すぎるけど、本当に心が解きほぐされるような美しさ。やっぱモーツァルトはいいなぁ、と再確認できました。


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