ぬくぬく　(製作年度： 2009年)
レビュー日：2011.9.25
更新日：
評価：★★★
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解説（Amazonより）：
山田さんは猫のしまと2人暮らし。毎日同じ時間に起き、同じ時間に眠る・・・山田さんはそんな平凡で静かな生活を 愛している。そんな山田さんの暮らしを乱す唯一の存在は、猫のしま。 しまのうるうるとした瞳と気ままさに、山田さんはゾッコン。 自分のおかずをとられても、せっかく買ってきたおもちゃにソッポ向かれても、山田さんはやっぱりしまのことが 可愛くてたまらない-そんな山田さんとしまの2人のほのぼの生活を描いた物語。

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ぬくぬくな映画

海の見える小さな町に暮らす男やもめの山田さんと、飼い猫シマちゃんの日常生活をゆるーくつづるドラマ。
最後までヤマなしオチなしで淡々と続くのかと思いきや、確かに劇的なオチではないものの、最後に山田さんとシマちゃんの出会いのいきさつをもってくるところ、ちょっとホロリとするエピソードがきいててうまいまとめ方でした。

いやもうそんなものなくても、猫好きだったら許しちゃうだろうけど（笑）。シマちゃん役の猫は可愛くて演技派だし、山田さんを演ずる温水さんも癒し系で演技派。だからストーリーらしいストーリーがなくても引き込まれちゃうし癒される。

それから、舞台となってる町の雰囲気や、山田さんの暮らす家の雰囲気がまたいい感じです。床の間や縁側のある昔ながらの「和のおうち」に、昔ながらの買い物かご、タイル貼りのお風呂、電気を使わない石油ストーブ、丸いちゃぶ台……こういった生活用具がなんかあったかいほのぼの感をかもし出すんですよね。

いやホント、自分が猫の毛アレルギーで猫飼えないのが恨めしくなりました（笑）。