バトルシップ [DVD] バトルシップ (製作年度: 2012年)
レビュー日:2013.2.11
更新日:
評価:★★★
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解説(Yahoo映画より):
ハワイでの軍事演習中に謎のエイリアンとその母船に遭遇したアメリカ海軍や日本の自衛艦が、地球存亡の危機に立ち向かうSFアクション。未曾有の事態に局面する男たちにふんするのは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で注目されたテイラー・キッチュ、『マイティ・ソー』の浅野忠信、『96時間』のリーアム・ニーソン。監督は『キングダム/見えざる敵』『ハンコック』のピーター・バーグ。人知を超えたエイリアンの武器と人類の近代兵力が激突する海上バトルもさることながら、日米の海の精鋭たちが国を越えたきずなをはぐくむドラマも見ものだ。


「制服萌え」なら楽しめるかも

ハワイ沖でアメリカと友好国の「海軍」が合同演習していたところに突如襲来したエイリアン。エイリアンはハワイ諸島とその海域にバリアーをはりめぐらせ通信を遮断。そこに米国海軍のイージス艦2隻と日本の自衛隊の護衛艦一隻が取り残され、エイリアンの攻撃で日米の艦があっという間に撃沈されて一隻だけが残った。さあどうする……

というシチュエーションから始まるお話。われらが浅野忠信は日本の護衛艦「みょうこう」のナガタ艦長です。主人公アレックスは「JPJ」に乗り組んだ士官で、もう一隻撃沈された米国艦の艦長だった兄に比べると直情径行、どーしょーもないダメ男。コイツはさておいてナガタ艦長は結構カッコいい。偶然が重なって生き残った一隻「JPJ」の艦長になったアレックスとはいろいろ因縁あって犬猿の仲なんですが、「みょうこう」が沈められて「JPJ」に救助された後、アレックスが私情はさておいて艦長の座を譲る。実力も階級もナガタ艦長のほうが上だし、冷静な判断としてはその通りなんでしょうが、日本の自衛官がアメリカの艦の指揮を取るんだよ。シチュエーション考えるとよく譲ったなと(笑)。その後のナガタの指揮っぷりが水際立ってます。津波ブイの動きから敵の進路を読んで「撃てぇ!」と命令するところなんて萌えるぞ(笑)。

ナガタ艦長、冷静に考えれば自衛官としてはかなり問題人物なんだけど、アレックスがあんまりアホなので冷静沈着に見えてしまうのがおかしい。いやもうアレックスみたいなヤツでも士官になれちゃうんだから、沖縄で米軍がいろいろ問題起こすのも無理ないかなと思えてくるよ。

映画自体はかなりしょーもない作りでツッコミどころ満載だったど、ナガタ艦長がよかったからまぁ許す(笑)。
でもアメリカ目線からすると自衛隊って完全に「軍隊」なのよね。まぁ当然っちゃ当然だけど。


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