グランド・マスター　(製作年度： 2013年)
レビュー日：2015.3.22
更新日：
評価：★★★
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解説（Yahoo映画より）：
『ブエノスアイレス』『マイ・ブルーベリー・ナイツ』などの鬼才ウォン・カーウァイが、おそよ6年ぶりの監督作として放つ美しくも切ないアクション・ドラマ。中国拳法の中でも有名な詠春拳の達人にして、ブルース・リーの師匠としても知られる実在の武術家イップ・マンが織り成す激闘の数々を活写する。イップ・マンにふんする『レッドクリフ』シリーズのトニー・レオンを筆頭に、チャン・ツィイー、チェン・チェンといった中国圏の実力派スターが結集。ウォン・カーウァイ監督ならではの映像美がさく裂する格闘描写にも目を見張る。

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スタイリッシュなカンフー群像劇

ブルース・リーの師匠イップ・マンを中心に、同時代の様々なカンフーの使い手を描いたお話。一応トニー・レオンのイップ・マンとチャン・ツィイーのルオメイが中心だけど、ふたりにほとんどからまないキャラもいて、ストーリーは筋が交錯してわかりにくい。
なのでお話がどうこうというより舞うようなカンフーの動きの美しさを楽しむに限る。そういう意味ではイップ・マンとルオメイの対戦シーンとか、ルオメイが父パオセンの仇を討つ場面とかは圧巻。
パオセンの葬儀の場面も美しかった。
いやしかし、八卦掌ってエグい戦法だよね。見た目優雅なだけにいっそう恐ろしい。ルオメイの八卦掌は優雅さが際立ってるけど、初めのほうでイップ・マンと対戦したおばちゃんの八卦掌では、かなりエゲツない技も繰り出されてました（笑）。