八重山再上陸作戦(2011.8.10 - 19)



8月12日(金)

今日は「ムシャーマ」のニ日目。「シキルピン(仕切る日)」という名前がついています。この日は家の仏壇を飾り付け、お供え物を置いてご先祖様をお迎えします。
わたしが泊まっている「照島荘」にも仏壇があって、きれいにセッティングされました。


島の人たちは家を掃除したり、お供え物の仕度をしたり、庭木を刈り込んだり、お墓参りをしてご先祖様をお迎えに行ったりと忙しく立ち働いていますが、わたしたち観光客はオフタイム。今日のうちに買い物をしたりニシ浜に泳ぎにいったりしておかないと、明日はそれどころじゃなくなります。

だいいち明日のメイン行事は島民こぞって参加するので、お店は当然休み。お昼を食べるところもなくなるので、あらかじめ島の売店でカップラーメンやお菓子を買っておきました。


とりあえず海! というわけで、サマードレスの下に水着着込んでニシ浜へ。
相変わらずきれいな浜ではあるんだけど、お天気がよくないせいもあり、先日の台風で浜がちょっと荒れてしまったこともあって、いまいち……

海に入ってみても、やっぱり観光客が多いせいもあってか水の透明度もあまり高くありません。まぁそりゃ仕方ないよな、これでも内地の浜に比べれば格段にきれいなんだし……
そして、海に入っていくらも行かないところに、知る人ぞ知るカクレクマノミの棲家があるのです。ずーっと前に来た時の記憶をたどって探してみたら……いたいた!



わたしが以前出会ったヤツから何代目の子孫か知りませんが、クマノミも相変わらず元気にしているようでひと安心。

ひとしきり泳いでから浜に上がって、近くのお土産屋「モンパの木」に行ってみたら昼休みでしまってました。あいやー。


おなかも空いてきたし、ちょうどその隣にある「みんぴか」というお店から同宿の人が声をかけてきたので、一緒にカレーでランチタイム。
ここがまた絶好のロケーションにあるんですよね。テラス席の向こうには、緑のサトウキビ畑が広がって、その向こうには青い海が……


(残念ながら天気が悪いのであんまりきれいじゃないけど)

いったん宿に戻って、シャワー浴びて洗濯してから再度ニシハマへ。相変わらず観光客の数が多い。残念なのはそれとともにマナーも低下してる雰囲気。ニシハマには海を見渡す気持ちのいい東屋があって、散歩で疲れた足を休めるのに最高の場所なんだけど、そこに行ってみたら……空いてない!
いや、人がいっぱいで空いてない、というわけじゃないんです。ベンチがすべて荷物やビニールシートで占拠されてる。
そもそもレジャーシートってのはそのまま腰を下ろせない場所に敷いて使うものでしょ。敷くなら浜に敷けってんだよ(怒)。引きずりおろしてベンチに腰掛けちゃおうか……という考えが一瞬頭をよぎったけど、回れ右してニシハマを後にしました。


(ニシハマへの下り口で出会った仔ヤギ。ささくれたココロが少し和んだ。)

「モンパの木」の開店時間にはまだ少し間があるので、再び「みんぴか」へ。
さっきカレーを食べた時から気になって仕方なかったスイーツ群。壁のメニュー札眺めているとどれも魅力的で散々悩んだすえ、「氷ぜんざい黒みつきなこがけ」を注文。
「黒みつ」はもちろん、波照間産黒糖が原料です。

すっかり機嫌直して、「モンパの木」で前から欲しかったTシャツ(背中に縦書きで 「波照間島 日本最南端」と入っている)をゲットして宿に帰還。その後は夕方までお昼寝……いや疲れたから横になってちょっと一休み、と思ったらあまりの気持ちよさに夕方まで起きられませんでした(笑)。

夕食後にまたみんなで「馬ブシャー」の練習。夜も遅くに宿の前の道路で大声出して歌って踊っててもどこからも苦情出ないのが楽しい。だって周りのみんなも自分とこの出し物の練習してるんだもの。ますます女子高文化祭前夜の雰囲気になってきました(笑)。

そうそう、昨日いっしょうけんめい踊りの練習(わたしは三線だけど)してたら、「弥勒節」の聞こえていた2軒隣の家から、ばんしるー(グァバ)の差し入れが届きました。宿の冷蔵庫で冷やしてみんなで食べたんだけど、美味しかったぁ(笑)。生グァバ初体験、かも。
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