日本酒案内

最近、地酒ブームで日本酒も広い世代で呑まれるようになってきた。

しかし、日本酒の入門書というものがなかなかありません。

難解な用語やラベル表示を簡単に説明したので、家庭や出張先で味わう時の 参考にどうぞ。


一杯:日本酒は地域の食文化

      海の酒、山の酒、太平洋の酒、日本海の酒

二杯:日本酒の種類は?

      本醸造タイプ、純米タイプ、大吟醸タイプ

          山廃仕込み、生もと仕込み、生酒、原酒

三杯:勝手な酒蔵紹介


一杯(ふくみ)

   食文化と日本酒の味はどのような関わりがあるのだろうか。 

  山と海では大きく食文化は変わってくる。海では魚料理が多く、しかも

  新鮮である為生で食べることが多い。まして『わた』も珍味として食べる。

  では山ではどうか。タンパク質を摂取するには保存食が中心となり、漬け物や

  干し物のような塩分が多い料理になる。熊やうさぎ、猪など肉類はどうしても

  塩漬けの保存食となり、臭いも強い為味付けも濃くなってしまう。

   そこで海の食文化はあっさりの淡麗辛口山の食文化は濃い口の太い味となる。

  また日本海側は冬の厳しい生活より繊細な味、太平洋は大ざっぱな?(笑)味となる。

  この大ざっぱと繊細はいろいろ意見もあるでしょうが・・・


           日本海           太平洋

      海の酒  鷹 勇           土 佐 鶴

      (島根県東伯郡 大谷酒造)  (高知県安芸郡  土佐鶴酒造)

      山の酒  幻の瀧            玄 宰

      (富山県黒部市 皇国晴酒造) (福島県大沼郡  末廣酒造)


二杯(ほろ酔い)ラベルのうんちく

   YK−35とは・・米は山田錦、酵母はK9号、精米は35%で作った大吟醸

   本醸造とは・・・・搾りの工程前に香りを引き出すためと飲みやすくバランス

            をとるために少量のアルコールを添加した酒

   純米とは・・・・・アルコール度を調整するために水以外なにも加えない酒

   吟醸とは・・・・・精米歩合が60%以下の酒(40%以上を削り取った米)

   大吟醸・・・・・・精米歩合が50%以下の酒

   純米、本醸造・・・精米歩合が70%以下の酒

            純米タイプなら 純米、純米吟醸、純米大吟醸となる。

            本醸造タイプは 本醸造、吟醸、大吟醸である。

   日本酒度・・・・・比重計の浮き沈みが示す数値で一般に『+』で辛口、

           『-』で甘口になると言われている。

   酸度・・・・・・・清酒10ミリリットルを中和するのに必要な、1/10の

                      規定水酸化ナトリウム溶液の値。数値が高いほど酸味が強い。

                     (この項、難解なため受け売り)


三杯(酔っぱらい)

    呑みすぎたので休憩 そのうち 紹介します