右の作品は良寛が阿賀北の地に行脚した時に描いた「波里古呂者耳(はりころばし)=起上り小法師」です。
「山口人形あれこれ」より
発行者:今井徳四郎氏
昭和58年5月発行

これは良寛の自画自賛作 短歌より
「世の中に まじらぬことには あらねども 一人あそびぞわれはまされる」一人遊びは詩を詠み、歌を作り、書を書くことである。書の線は墨量をおさえ、筆をこすりつけるように、かすれた線を書き、絵を引き立たせている。
行灯が良寛よりも大きいように感じる。逆遠近法であろう。
良寛の自画?自賛

衣を人にとられたるか
割り元にこそ置いてきつれ


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