絵手紙とは
小池邦夫氏は「絵手紙入門」の中で、絵手紙という言葉は我流の言葉で「絵のある手紙」と言っている。
絵手紙入門」 日貿出版社1988年発行
絵手紙の元祖は良寛であろう、江戸時代に絵と書と詩を作っている。「心を贈る絵手紙入門」小池邦夫著
「絵手紙」は日本絵手紙協会の登録商標。
良寛の手紙
良寛が忘れ物をして、使いの人に持たせた手紙で、忘れ物を絵に描いている。
忘れ物は、良寛が書の練習をしたという小野道風の「秋萩帖」別名「さざなみ帖」といわれている。
小野道風の秋萩帖は糸魚川市相馬御風記念館に所蔵されている。
この手紙は、良寛は草庵住いで暑い時期なのに入浴、行水も
出来ないために、陰金や田虫の皮膚病になった。
そこで医師の守静に膏薬を頼んだ。昔は膏薬を蛤の殻に入れ
ていた。この蛤の絵は良寛が照れ隠しのために描いたのだろう。
現在でもこのような手紙がほしいですね。
この良寛の画賛は「心を贈る絵手紙入門」に紹介されている。
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