クルマ注文(平成10年11月29日)


ぼくの方に、にこやかに歩み寄ってきた販売員のおじさん。ぼくが既に車種を決めて探している、ということを見抜いたらしい。
だけど、ここから見える範囲にはK'sしかなかった。
「何かお目当てはお決まりですか…?」
「SILVIAのQ'sの方なんですけどね。奥にもまだSILVIAあります?」
「ATですか?」
「あ、いえ。MTで。」
「それは、ここには無いですねえ。他の支店を調べてみましょうか?」
それほど時間もかからないようなので、とりあえず見てもらうことにした。
「S13の2000ccを探してるんですよ。できれば4年式以降のを」
「…というと、3年からのですね。2000Q'sのMTは…たぶんあまり無いですよ。」
「まあ、最悪3年式でも良いんですけど…」
「1800じゃあ、ダメですか?」
「1800じゃ、ダメです♪」
「安いのはないと思いますよ…」
 
 
 
 
 
 
   




色などの希望を伝えて、検索してもらう。
まもなくして、メモ用紙を持ったおじさんが戻ってきた。
「一台だけ条件に合うのがありましたよ」
一台しか無かったなんて、たぶんウソだろうけど(笑)。

おじさんが説明を始めるよりも早く、ぼくはそのメモを覗き込んだ。
  • シルビア E-PS13
  • Q'sダイヤパッケージ
  • 3年式
  • 35000
  • 検無
車検は切れているものの、車検を通してもぼくの言った予算内に一応収まりそうだ。
しかも、ダイヤパッケージ。CDとか買い足す必要ないじゃん♪
色が「青」というのにビックリしたが(『頭文字D』のシルエイティみたいじゃんか〜)、聞いてみれば、ブルーウィッシュシルバーのことらしい。ほっ。

ただ、なんか条件が良すぎる気がする。
7年も前のクルマなのに、走行距離が35,000kmって…。怪しいなぁ。

 
 
 
 
 
 
   




修復歴もないし、変えてあるのはアルミホイルとフロントグリルくらい。あとは、外装が傷有りらしいけど、それはまあ、当然キレイに直してくれるらしい。話を聞く限りでは、何も問題は見あたらない。

ここは、クルマの知識がある人を連れてきて、一緒に見てもらうしかないな!
「実物を見てから決めたいんですけど」
「ただ…なにせ中古車ですからねえ…。いつ売れちゃうかわかんないですよ?」
ちくしょう。この状態で、もう注文書にハンを押せと言うのか。

しばらく考えたのち、ハンコを押す決意をする。実車を見て、何か気に入らない点、もしくは問題があった場合は車種変更をしても良い、という話はつけた。
さすがに無条件購入できるほど優雅じゃないし。

そして翌週、S13K's乗り(以前はS13Q'sだった)ののんち師匠と綿密な打ち合わせをしてきてくれるらしい(?)、R32GT-R乗りのマイパパと共に、S13とのお見合いを行うことに…。
つづく。  

 
 
 
 
 
 
   





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