偏った映画の愉しみ☆



この部屋は、もりりんが今まで見た映画の感想と、自分で考えた独自の日本語タイトルを発表する場所です。最近の映画はタイトルがつまらないとは万人が指摘することですが、果たして外国語のカナ表記以上に良いタイトルはあるのか? 自分で試してみたくなりました。ほとんどは駄作ですが、少なくとも頭を使っているだけましだと思います。あなたもいいタイトルを考えついたら送ってください。この場で発表します。

-タイトル一覧-
プライベート・ライアン
レオン
スターシップ・トゥルーパーズ
マスク・オブ・ゾロ
デモリションマン
インディペンデンス・デイ
X-ファイル・ザ・ムービー
フィフス・エレメント
アポロ13
コンタクト
ドラゴン・ハート
グラディエーター
U−571
インビジブル



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『プライベート・ライアン』
 友人に言わせれば、ただ戦争をやってるだけの映画。でも、そのただ戦争をやってるだけを延々と続けて、究極の反戦物に仕立て上げた所がさすが巨匠スピルバーグ……ん? そういえば、前に「太陽の帝国」という映画も作って、あれはゼロ戦に憧れる白人少年の話だったな……もしかして、スピルバーグって単にWWU兵器マニア?
 しかし、「プライベート・ライアン」というタイトルはひどいね。プライベートとカタカナで書くと、「個人的な」という意味しかないもの。もーちっとばかし考えて欲しいな。寿限無……を「海砂利水魚」と略するのと一緒だもの。

補遺:「プライベートとはこの場合『二等兵』である」という指摘をメールで2通受けました。私もそれを踏まえて上の文章を書きました。文章力の欠如ゆえにおかけしたご迷惑をおわびするとともに、ここにその旨明記いたします。

    もりりんの考えたタイトル 『ライアン二等兵救出せよ!』

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『レオン』
 劇場に見に行ったことはありません。でも、ジャン・レノがしぶくて大好きで……今のところ、一番好きな俳優かな。ちなみに二番目はジャッキー・チェンね。いろいろみんな嫌いな理由をこねるけど、私の好きな理由は一つ。金のためなら本当に飛び降りる俳優だから。


    もりりんの考えたタイトル 『殺し屋とわたし』

     中人さんの投稿タイトル 『不器用なロリコン』 ……身もふたもない(笑)


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『スターシップ・トゥルーパーズ』
 いまだに哀しいです。ポスター見て期待してました。原作知ってるので期待してました。で、出来たのはなんかちゃちいC級以下のSFもどきかい! バグズの形態よりも生態とか、やつらがどーやって宇宙を飛行し(まさか自前の羽根でライトセーリングを実現してる……わけないか)、どーやったらワープマスドライバーなんて使えるのか、きっちり説明せんかい! と思う。しかも、銀河系(有効直系10万光年)を股に人類が戦争やってるわりには、なんか兵器がちゃちいぞ。「宇宙空母ギャラクティカ」のリメイクじゃないんだから。


    もりりんの考えたタイトル 無論『宇宙の戦士』(これ以上のタイトルがあるのだろうか)

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『マスク・オブ・ゾロ』
 見に行きたいです。だれか一緒に行こうよ〜(涙)。ゾロの2代目、という設定がちょっと不安だけど。アラン・ドロンのゾロなら見たことあります。


    もりりんの考えたタイトル 『ゾロを継ぐ者』

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『デモリションマン』
 久々にひどい映画を見たなあ。録画しておけばよかったかな。スタローン御大を使っても(いや、最近のスタローン物はみんなそうか?)あんな映画ができるんだなあ。93年制作か……いわゆるジャパンバッシング映画かな?


    もりりんの考えたタイトル 『キモノ・コップ』

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『インディペンデンス・デイ』
 ひどい映画ほどタイトルの考えがいがあるなあ……って、本来のこのコーナーの意図を逸脱しつつあるかも。内容は……被害妄想。世界の大国・アメリカの神聖不可侵な元帥府、ホワイトハウスは今までハリウッド映画では誰も手をつけなかったけど、それを最初にやったという意義しかない映画。で、俵万智風に考えてみました。
<付記>改めてテレビで見てみると、これってあからさまに『ヤマトよ永遠に』じゃん。坂巻特攻に中心核破壊。あと10年早ければ、あるいは見れた作品だったのかも(笑)。あ、でもそのころにはそこまでCG技術発達していなかったか……。


    もりりんの考えたタイトル 『UFOが ホワイトハウス 焼いたから 今日はアメリカ独立記念日』

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『X-ファイル・ザ・ムービー』
 ひどい映画ほどタイトルの考えがいがあるなあ……って、上と一緒の感想。いやいや、とりあえず今年見た映画の中では(1/2現在)一番おもしろかった(笑)。論理的不整合とか常にアンフェアな視点とか(モルダーはいつも被害者、という視点)、生半可な決意では見ることが出来ない、カルトでレアな作品。新興宗教の布教映画に似ているかもしれない。ただ、映像やSFXはともかく、映画だからってしゃっちょこばらない、いつものX-ファイルだったことはうれしかったかな(笑)。


    もりりんの考えたタイトル 『コーン畑で捕まえてT ミツバチのささやき 〜2001年宇宙への旅〜』(なんじゃそりゃ)

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『フィフス・エレメント』
 やられた。今年に入ってから2つ目の映画を見終えて、未だ「X-ファイル」がベストの座を維持しているとは思わなかった。思えば2年前、「コンタクト」と「フィフス」、どっちを見に行こうか迷った――結局、前者のほうが数億倍優れていることが判明した。この映画、映画館で見たら絶対キレてるな。「それがなくては、地球が滅びる」――つまり、愛がメインテーマなけだが、その愛とやらも、要するにナンパH程度の安直な愛。ヒーローとヒロインの間に、何か重要なきずなが構築される要素も過程も描かれない。唯一の慰めは、「レッドドワーフ」のキャットにそっくりなキャラクタがでて、しかも声をアテているのが同じ山寺宏一という点かな(笑)。金かけてるのはわかるけど、発想に新しいところがまったく見られない映画というのも珍しい。生きていれば、淀川長治は何と評論しただろうか。多分、ブルース・ウィリスかミラ・ジョボビッチの話でごまかしただろうな(笑)。ミラ扮する何とかという女(名前忘れた)が再生するシーン……「銃夢」のリフォーム・バスのシーンそっくりじゃん。


    もりりんの考えたタイトル 『第五元素』(まんま)

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『アポロ13』
 今年最高の映画(笑)! もしかすると、本当に今年最高かもしれない。やっぱ、こういう実録物はいいねえ〜。設定に無理がない。昔の、貧弱な(もっとも今とそう変わるとも思えないが)装備とちっぽけなロケット、人類はちっぽけで宇宙はなんて大きいんだ〜、ということがはっきりとテーマづけられている作品。乗組員の勇気とスタッフの努力、については言うだけヤボである。ついでにアームストロング船長の話とか、いろいろ作ってくれればおもしろいのに。すごい! いい! ところで、お菓子のアポロだが……あれは、大気圏突入の灼熱地獄で赤く染まった船体と、焼けて黒こげた耐熱シールドを表現しているのだろうか?(不謹慎)


    もりりんの考えたタイトル 『遭難!』いや、これは余計なタイトルなんてつけずに、アポロ13で充分でしょう。

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『コンタクト』
 我が人生最高のSF映画。異文明と接触した混乱と興奮をここまでリアルに描いた作品はそうないでしょう。ジュディ演じるエリー博士の子供時代の理屈っぽさが、私の子供時代と妙に重なっておかしかったです。この映画の好きな部分は冒頭のシーンです。地球から遠ざかってゆくにつれて猥雑な電波が少なく、古くなってゆき……というのが大好きです。2年も前に見た映画ですが、エッセイを書いたのでそれをきっかけにここに載せました。エッセイはこちらのページです。


    もりりんの考えたタイトル 『未知との遭遇』……違うって(笑)

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『ドラゴン・ハート』
 ……映画の内容については、何も言いません(笑)。重そうなドラゴンが絶対飛べないようなはばたきかたでばっさばっさ飛んでいられると、それだけでうがあ! とキレそうになるのだが、そればかりか炎もまるでナパームのように畑を焼き尽くす……ドレイコという名前よりもサンダーボルト2のが似合ってる気がする(笑)。
 まあ、こういうお気楽時代劇に、厳しい点数をつけてもしょうがないんですけど。結構楽しめるからいいか。……「エリザベス」と違って。


    もりりんの考えたタイトル 『龍狩られ』(笑)

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『グラディエーター』
 最初の数分は物凄くよかった。ローマ帝国が爛熟して衰退に向かいつつあるころ、帝国の辺境、極寒のゲルマニアで戦う精鋭部隊……絵になる。しかも、当時最先端の科学技術大国と野蛮人の戦争なんだなぁというのが実感できる。尤も、その科学技術をもってしても、史実では大苦戦を強いられたわけだが。実際。戦闘終了時点で「ローマ勝てり!」と雄叫びを上げた将軍の足元には、何人ものローマ兵士が倒れている。それと、皇帝直属の親衛隊を「プラエトリアン!」と呼んでいるあたりも好きだなぁ。英語で「ロイヤルガード」とか呼ばないし。ただし、ファーザーとシーザーをひっかけた駄洒落はあきまへん。あれは、パドレとカエサルなので、ラテン系の言葉に直すと洒落ではなくなる。まあ、そのへんは御愛嬌。
 ただ、人物描写が非常に少ない。主人公の復讐にも、敵である新皇帝にも、なんかいまいち共感も嫌悪感も感じない。これではただのブッ殺し映画なのである。劇中で「大切なのは家族のみ、あとは虚しい塵と空気」という台詞が出てくるが、なんか文字通り虚しい塵と空気の物語なのである。映像の雄大さが、かえってその感覚を増幅してしまったりするし。やはり、時間が短か過ぎなのである。タイタニック並みに長い話に仕立てればもう少し……残念である。


    もりりんの考えたタイトル 『人生は憎み憎まれ殺し合い 刻み刺されて灰さようなら』

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『U−571』
 CGすごいなぁという、まあそんな感想の作品。久々に、ただの戦争映画見た気がする……(笑)
<追記>……と思ったら、ある方に指摘を受けました。これはCGではなく、地中海にUボートとS級潜水艦の実物大を浮かべて撮影されており、また水中シーンはミニチュアとのこと。行った人にも「どう見てもCGじゃなかったじゃん」と突っ込まれる始末(苦笑)。謹んで誤報をお詫びします。但し、上記の記事は、フェアプレー遵守のため消去しません。本行による訂正をもって代えさせて頂きます。
 密室と俯瞰にたえず視点が切り替わり、状況がわかりやすい。特に、潜水艦の閉所恐怖症を引き起こしそうな狭い室内で次々と恐怖に襲われるあたりが、否応無しに緊迫感を高める辺りが秀逸。
 ただし。(以下は見ていない人のために伏せます)
魚雷一発で駆逐艦程度は沈むだろう。だが、あんなに豪快に爆発炎上するものなのか?それとも弾薬庫にたまたま命中したという設定なのだろうか……? なんかラストも弱かったし……中途半端。


    もりりんの考えたタイトル 『潜水艦泥棒』

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『インビジブル』
 なんか……透明人間になってやることといえばセクハラ・殺人……主人公の野心に対してその行為は、果てしなくみみっちい……(笑)。「体が透明になるとモラルもなくなってしまうらしい」という主人公のステキな台詞に惹かれて見に行ったのだが……あんたもともとモラルないやん(爆笑)。もうちっとステキな台詞がちりばめられていたらなぁ。それにしてもファッキングとシットが台詞の中に妙に多くて、脚本家のモラルも問われるような作品でした(笑)。

    もりりんの考えたタイトル 『見ちゃいらんねぇ』

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