SAD WINGS OF DESTINY[運命の翼]
1976.3(JAPAN/1977.1.5)

VICTIM OF CHANGES [生け贄]
THE RIPPER [切り裂きジャック]
DREAMER DECEIVER [夢想家J]
DECEIVER [裏切り者の歌(夢想家K)]
PRELUDE [フレリュード]
TYRANT [独裁者]
GENOCIDE [虐殺]
EPITAPH [墓碑銘(エピタフ)]
ISLAND OF DOMINATION [暴虐の島]

これが、ヘビーメタルバンド JUDASPRIEST のファーストアルバムだ。と、云 い切ってしまいたくなるほど、前作とは音が違っちゃってます。(もっとも当時 ヘビーメタルなんて言葉はなくて、ブリティッシュハードロックって云ってまし たけど)VICTIM OF CHANGES・THE RIPPER は未だに現役バリバリのライヴ定番ナ ンバー。鳴きのギターが感動もののバラード DREAMER DECEIVER からゴリゴリし たリフの DECEIVER へと組曲のようにつながり、ラストにアコースティックに戻 すあたりまさに王道です。荘厳なピアノとギターで SIDE B ははじまります。(JUDAS PRIEST は CD になってからもアナログだったときのように SIDE A と SIDE B に分けて創ることがあるようです。1枚で2枚分。得した感じ?)一転ファス トナンバーとまではいかないが、やはり重めのリフが効いた TYRANT。THE HELLION ・ELECTRIC EYE をこの時代にやったらってな感じですね。チョット前作の雰 囲気が残ってるかなともおもえるが、アレンジはかなりハードな GENOCIDE。お いおいこれじゃ QUEEN じゃないか!!な EPITAPH のエンディングにかぶってはじ まる ISLAND OF DOMINATION はこのアルバムのラストにしてはチョット物足りな いかな。
ちなみに、このアルバムの各曲の邦題は、アナログ盤のときのもので、CD化さ れたときになくなってしまいました。
このアルバムのセットリスト(部分的なもかもしれないのでですが)は、
VICTIM OF CHANGES
DREAMER DECEIVER
DECEIVER
THE RIPPER
FATHER MATHER SON
ISLAND OF DOMINATION
GENOCIDE
ROB の MC も煽る感じではなく、語りかける感じで、だいぶ感じが違います。 5曲目の FATHER MATHER SON と云う曲をご存じの方、ご一報ください。
このアルバムの収録曲のカバーは、
VICTIM OF CHANGES・AL ATKINS
VICTIM OF CHANGES・GAMMA RAY
THE RIPPER・MERCYFUL FATE
THE RIPPER・IVED EARTH
DREAMER DECEIVER・SKYCLAD
TYRANT・OVERKILL
AL ATKINS のはセルフカバーだそうで、A TRIBUTE TO JUDAS PRIEST LEGENDS OF METAL VOL.1 VOL.2 収録曲で すが、MERCYFUL FATE の曲のみ、INTO THE UNKNOWN と云うアルバム(ボーナス トラックらしいので日本版のみ)にしか入ってないかもしれません。ほぼ原曲ど うりですが、OVERKILL の TYRANT だけは ROB HALFORD よりも BOBBY BLITZ ELLSWORTH の声と歌い方のほうがこの曲にはあってるかなと思わせる凄さがあります。と くに、tyrant,captor,of humanity,....と繰り返すあたり。アレンジもヘビーで すし。

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