今夜から続けて賑々しいのが2本はいってくるから、今のうちに 残りの1本を片づけちゃえ! というわけなんだけど、さらりと 行きます。
●7/7 村田陽一オーケストラ at新宿ピットイン
・・・・ちゃんとメンバー紹介したのだけど、何しろ10日も前の
ことで記憶が定かでない。ちなみに手元のピットインの
マンスリーのチラシには、
村田陽一(Tb,Arr)、五十嵐一生(Tp)、原朋直(Tp)、竹野昌邦(S)、山本拓夫(S)、
津上研太(S)、三好功郎(G)、納浩一(B)、佐野康夫(Ds)、ほか
となっているのだけど、ほか??? まだ誰かいたかな。
この日はちょっと実験を兼ねてた。つまり、8時に閉店して何やかや後片づけと 終礼もやって、8時半に売場を出る。着替えて電車に飛び乗って新宿駅から走る! さて、新宿ピットインに何時につけるでしょう? という実験。結果は9時で、 ちょうど1部が終わった後の休憩時間の真っ最中でした。セカンド・ステージ =1時間ちょいの演奏をまるまる聞ける。どうしても聞きたいバンドが出演する場合、 これで3千円ないし4千円は許せるかな、とミミズは思いますが、あなたはどうですか?
この日の村田陽一オーケストラは、どうしても、とは言わないまでも結構気になる バンドだった。まず、ミミズの中では村田さんと言えば同じピットインでも 六本木ピットインの人。それが、ふーん新宿でやるんだあ、というので記憶に残っていた。 それにこの間浜松で香取さんのオーケストラを聞いたせいで、 オーケストラと名の付くものをもう少し聞きたい、という意識もかすかにあった。加えてこの夜は なんか無性にライブが聞きたかった。で、やや発作的に新宿に走ったのですね。
さて、10日前の散漫な印象を、散漫なまま書き並べてしまいます。
村田さんがなかなかトロンボーンを手にせず、比較的ピアノの前に座っていることが 多かった。アレンジャーなんだからピアノ弾くのは当たり前なんだけど。(でも ピアノの音あんまり聞こえない。)もっと村田さんのホーンの音、聞きたかった。
オーケストラなんだけど、結構個人技の応酬だった。こういうメンツだからねえ....。 今をときめく、というか、台風の目ばっかり集まっているというか、そういう人たち なのです。台風の目と言えば、納浩一さんが今度(7/24)リーダーアルバムをリリース するそう。村田陽一プロデュースでタイトルは「三色の虹」。村田さんが言うには、 非常に新しい音のするアルバムだそうで、問題作と見ました。是非買ってみよっと。
休憩時間に、若い女の子とご機嫌そうにおしゃべりしている黒人の兄さんが
いたのだけどこの人が2曲目に飛び入り。飛び入りというより、曲が始まる前に
自分でどんどんボーカル、じゃなくボイスで演奏を始めちゃった。受けて立ったのが
津上さん。他の人たちもパラパラとセッションに参加してたけど、あれは完全に
Voice 対 Saxの一騎打ちでした。はじめ、Voiceの出方をうかがいながら追走する
感じだったのに、徐々にSaxの方が仕掛けに出るようになり、ついにはオケを従えた
Saxの独擅場(つまりVoiceがだまっちゃった)。でも、最後はVoiceも戻ってきて、
きれいにまとまって終わりました。あの時の津上さん、本当に存在感あったなあ。
あのお兄さんは一体どなたでしょう? メンバーの関係者? 誰か教えて!
場内、大いに盛り上がってました。私が到着した時点で既にごっそり立ち見が いて、お客さんのテンションも相当高かった。2曲目の乱入事件のあと、口直しに というのでかなり丁寧なメンバー紹介があったのだけど、村田さんのMCがいちいち 受けていて、なかなかファミリアーな雰囲気。好きだな、こういう空気。
こんな感じで、演奏が1時間しかなかったとは思えず、ミミズかなり満足して 帰途につきました。
我ながらひどい文章だ。これじゃ、どの辺に満足したんだか全然分かんないよね....。 でも、実際うきうきと浮かれた足取りで帰ってきたんだもん。ま、あの豪快な音に頭ん中の もやもやだの憂さだのがちぎれて飛んだ結果でありましょう。