10月5日(月)

8/1 富樫雅彦トリオ at新宿PIT INN

  富樫雅彦(prc)、山下洋輔(p)、井野信義(b)

 一応、メモをとろうとした形跡があるんだけど、全然メモになってない。 どうしたんだろう、これ? とよくよく考えたら、わたくしこの晩は途中から 入ったはずで。じゃあ、立ち見だった? そうだよ確か、何曲も聞けなかったんではなかったっけ?

 聞いた話しによると、この日は ノスタルジー星に願いをデュオ・ダンス などが演奏されていたということで、最後の曲が フィーリング・スプリング だったのは確かですから、つまるところ曲目は 大筋この間(5/9)と同じだったのでしょうか。 順番は大分違いますが。

 その5/9の分のレポートでも触れたレコーディングの話題が、今回も出ていました。 9月に録音と言っていましたから、ちゃくちゃくと話しは進行しているのですね。

 何しろ、山下さん=富樫さんの共演作はオムニバスの銀巴里セッション (1963年収録)、 (1980年)、兆ライブ (1980年)、尺八の山本邦山との Breath (1984年)しか無いわけで...。(参照: 富樫さんの公式ページ)
  は、別々に活動してきた2人が15年振りに再開した直後の録音でした。 多分それ以来細く永く活動を共にして、最後の共演作からまたまた15年振りの録音!

 富樫さんの穏やかな表情を見ていると、ますます期待が膨らみます。 そう、富樫さんに限らず3人が3人とも、自由で屈託がなくて暖かく、 ほぉっとこちらの肩の力まで抜いてくれる、素敵な雰囲気。 この雰囲気は、山下さんのNYトリオに似ているかもしれません。もっとも、曲への アプローチの仕方は全然違うかもしれませんね。
 何というかNYトリオは、行こうと思えばどこまでも行けるのを敢えて踏みとどまって 曲の側に残っている、というところがありますし、それが NYトリオの美学なのだと思います。 (それはそうと、生演奏、今年は日本で聞けないのかなあ...?)

 一方の山下さんと富樫さん、 からBreath の3枚は全てオリジナル曲 だけで構成されていますが、最近のライブでは必ずスタンダードを取り入れています。 でも、自分が作った曲にしろ他人が作った曲にしろ曲はただのきっかけに過ぎなくて、 演奏の大部分は本当にフリー。それこそ、雨のように風のように自由。
 ...つい、自然の自由さを思ってしまうのは、やはり、冨樫さんのパーカスの音色の せいでしょうか。自由ったって、浮かれたお祭り騒ぎの自由さとは根本的に違うのです。 分かっていただけますよね?

 ネタが無いのであんまり書けなくて申し訳ないのですが、 とにかく録音がどのようなことになったのか、あー、早く結果が知りたい! うずうずしているミミズであります。


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