ジャズを巨大コンサートホールで聞くのははっきり言って好きじゃないけど、 これが屋外会場で聞くとなるとまた別。せっかくこの世に生を受けてジャズが好きになったからには、 年に2回や3回や4回、風に吹かれながら気ままに生演奏を楽しむ機会が欲しい!
と言うわけで、ミミズの今年の夏休みは The Party-Party '98 で盛り上がったのだ。8月22日、23日のこと。
場所は長野県諏訪郡富士見町の富士見高原スキー場。佐渡島に比べれば、
ここまで来るのは何の雑作もない。朝方新宿から中央線に乗ってトコトコトコトコ
小淵沢まで来れば、あとは送迎バスに乗るばかり。その日のお昼からの演奏に間に合う
という算段。ちなみに、終演後もやろうと思えばその日の内に都内に帰れるのですね。
これはやっぱり、関東圏の人間は行くでしょう。
地理に疎いので、名古屋や関西方面からのアクセスはよー分からんのですが...
すんません。
日帰りバスツァーというものも企画されていたのだけれど、生憎と催行人数が
集まらずお流れになったらしいです。ミミズが電話で問い合わせたときの話では、
決行した場合、2日目の帰りが往生するみたいですね。何と言っても夏休みシーズンも
末に差し掛かった日曜の夜。渋滞に巻き込まれるのは避けられないそうで。
もともとミミズは長時間自動車に乗ってられない体質なので、これは即、却下。
お泊まりの場合、歩いて15分のところにペンション村もあるし。
(もっと近いところにホテルも1件だけあるけどねー。)
富士見高原リゾートというところは、軽井沢や清里のように
雰囲気が原宿化しないよう、気を付けて開発している地域なのだと聞いてます。
なるほど、梅宮某の漬け物屋だの、取って付けたようにアンティーク調の内装の
喫茶店だの、はございません。一応美術館はあるけど...。
つまりメインはテニスに乗馬にパラグライダーと、スポーツ系リゾートなんです。
そういう所に、ジャズフェスの時だけ不健康なジャズファンが
大挙して押し寄せるんだから、受け入れるペンションも困っちゃうだろーねー(苦笑)。
大体失礼なんですよね。終演後の変な時間にチェックインして、さっさと夕飯喰って
さっさと部屋にこもってバタンキュー。朝はうだうだと寝てて、ぎりぎりまで部屋にいて、
で、あとは開場前に並ぶべくわき目もふらずに会場へ!ペンションですから、
色々と特色を出そうと工夫してるんじゃないかと思うんですが、
こっちは寝るところさえあれば良いというスタンスなんだから。すまんことです。
ま、それはいいことにして。ここのジャズ・フェスの楽しみは、なんてったって、
高原の爽やかな風に吹かれながらのビール!今年は何しろ良く晴れたからねー。
たまんないですね。地元飲食店有志が運営する屋台が豊富で、つまみにも飲むものにも
ことかかないのが嬉しい。ビールは生ビールも飲めるし、カクテル作ってくれるところも
ある。場所柄ワインもあり。デザートに氷どころかクレープまであったぞー。
そう言えば、客席回って巨砲ぶどうも売り歩いてたっけ。(1日中喰っていた私。)
ちなみに持ち込みも自由です。殆ど無法地帯に等しい。
なぜなら、会場のはずれの方ではバーベキューやってるグループが
軒を連ねてたりするので...。
ここで重要になってくるのがお手洗い(苦笑)。スキー場だから、トイレが綺麗なのよ(TT)
嬉しいじゃありませんか。
ま、このように、客はそれぞれのスタイルでくつろぎながら、思う存分ジャズが
楽しめるわけですね。何せ、出てくるのが今、旬のミュージシャンばっかり。素敵でしょ?
で、来年は行ってみようという方の為に。
酔っぱらったらゴロンと昼寝というのもありだから、レジャーシートは
絶対忘れないこと!(売るけど。)日差しももの凄く強いから、日焼け対策を怠ると
大変だよー。(西日が思いっきり正面からくる!)でも、夜になると大分涼しいから、その辺も油断しないでね。
雨に降られたらかなり悲惨と思われるので、そこんとこは覚悟して。
ではでは、2ヶ月前のミミズの夏にお付き合いくださいませ。