11月9日(日)

 折角なので(何がだ?)、先に横浜ジャズプロムナードに参ります。9月のレポート、ちょっと待ってね(^^;)
 えー、去年は1日しか行けなかったんですが、今年はばっちり休み取って行きましたぜ、横浜! イエィーイ!!!(おいおいおい...)
 と言うわけで、まず前哨戦のこれから。

10/8 シンフォニック イン ジャズ  @神奈川県立音楽堂

 出演:山下洋輔(p) 小松和彦(cond)
    神奈川フィルハーモニー管弦楽団
 曲目:パリのアメリカ人 by George Gershwin
    J.G.バード/スパイダー by 山下洋輔 arr.by 徳永洋明
    キューバ序曲 by George Gershwin
    ラプソディ・イン・ブルー by George Gershwin

 ええ、そうですとも。これも横濱ジャズ・プロムナードの冠が付いてます!(笑)

 「パリの〜」は遅刻したため途中からロビーで聞きました。

 今回、ファンの間で注目されていたのが2曲目ですね。何と山下さんの曲を オーケストラでやってしてしまえ、というもの。わくわくしますねえ〜。
 J.G.バード スパイダー は切れ目無く続けて演奏されます。 J.G.バード の原曲は、メランコリックな短いテーマを挟んで、 演奏者が存分にソロを聞かせる曲です。で、メリハリをつけるために 徳永氏、もの凄くリキ入れて作っているという印象を持ちました。
 楽想記号はMolto Largo でしょうか?最初の3コーラス(だったと...思う)使って テーマを呈示する部分、オケとピアノの絡みが美しい!で、その後の中間部は オケのみの演奏で、最初は弦だけでハーモニーを活かして静かに、 それが木管金管と加わって最後はティンパニがとどろき渡る! これだけでも十分小曲になってて聞き応え十分の昼間部です。 演奏者が順番にたっぷりソロを取るというコンセプトが、こういう形で活かされている訳ですね。 前半・後半に1回ずつ山下さんの完全ソロも入ります。最初は凄くクールな感じ、 後のはうなり声付きの気合いの入ったもの(笑)。
 スパイダー に行く繋ぎ方も面白かったですね。金管が薄い音色で刻む パッパッンパパッという感じのリズムを受けたピアノソロから、あの階段状に上がって下がる テーマへと突入します。
 パーカスをふんだんに使った大活劇!という感じのアレンジでした。 あれ、パーカッションだけで何人いたかなあ?6〜7人? Allegretto だったのかもしれないけど、あの過激さは Allegro と紙一重かも知れない。 (山下さんが途中で更にテンポアップしたので、金管はさぞや大変だったのではないかと...笑)
 山下洋輔vs神奈川フィルの競演だったのと同時に、まさに山下洋輔vsアレンジャーの競演でした。 オーケストレーションとかアレンジがこんなに創造的な作業とは、 今まで思ってもみませんでした。ブラボー!

 休憩をはさんで神奈川フィルの演奏でキューバ序曲。イメージや意志を身振りで明確に伝える 指揮者ですね。さあっ出番だ!という感じでピシリと金管パートを指さし、 左手に砲丸投げの玉でも持ってるみたいにぐぐぐぐっと1stの音量を持ち上げ...。 厳しい人なのかと思いきや、時折ちらりと見える横顔はいい笑顔。 あれやられたら、ついつり込まれて(乗せられて?)弾いちゃうかもしれませんね、団員。
 この曲もパーカス総出演という感じの曲です。全体に若手の演奏者が多い楽団のようですが、パーカッションは とりわけ若い人が目立っていたような気がします。あと、ティンパニのピアニッシモが凄く上手くて感激。

 再び山下さん登場してラプソディ です。冒頭のクラリネットが一気に 駆け上がっていかずスライドを2回に分けるという個性的なやり方で、その後も全体的に 遊び心が感じられる演奏だったと思います。
 実は山下さんのラプソディは9月にも半分だけ聞いてますが、最近 本当に自家薬籠中の物にしてると言いますか、実に気持ちよく自分の音楽をやってますね。 素晴らしいの一言につきます。変に興奮しすぎず、うーん、山下さん冴えてる!凄い!ベーゼンドルファーを 弾き倒せ!...とこちらが替わりに興奮してしまう。オケとの呼吸もぴったりだったし。
 嬉しかったのは、1部もそうですが、演奏の直後に団員の皆さんが暖かい 笑顔で山下さんに拍手を送っていたこと。いやあ、時代は変わったんですね。

 アンコールはDon't Mean A Thing でした。これも山下節をたっぷり聞けて ゴージャスなエンディングでした。

 奇しくもこの日、横浜ベイスターズがリーグ優勝を決めました。山下さんの 感激はさぞや。打ち上げで美味しくビールを飲んだことでしょう。

 次は横浜ジャズ・プロムナード本戦です。むちゃくちゃ長くなりそう。覚悟してお待ち下さいませ。


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