ほんとの日記 最新版

2008年10月

■10月3日(金)
 清々しい秋風が嬉しい今日この頃です。昨日、夜中にコンビニに買出しに出たんですが、 虫の音、心地よい風、ほのかに匂う金木犀。もう絵に描いたような秋の夜でした。 近所の畑では、大根が大きく葉を広げだしていて、あー冬野菜の出番も近々だなあ...という。
 と、食べ物の話しが出て、そうなんですよ。食欲の秋がね。 何でも美味しい季節ですね。生ものに限らず、お菓子にしてもビールにしてもこの時期は 新商品が目白押し。みみずは甘辛両刀使いなので、見たが最後、どっちも一緒にまとめて お試し買いしてしまうという節操の無さ。コンビニ帰りの袋は当然でかかったです。 やばい、これでは天高くミミズ肥ゆる秋。
 暑さを口実にさぼっていたウォーキングをせっせとしなければ。そう、そして 先月誓ったように、軽い山なんてさくさく登れる軽い身体になりたい!
 食欲の秋と両立させたいものですが。さて?
■10月29日(土)
 このあいだの日記の頃は、「清秋の候」がぴったりな陽気でしたが、そろそろ「錦秋の候」より 「深秋の候」が使いたい気分ですね。やがて「秋冷の候」から「霜降の候」になったら...、 わあ、冬だ。
 我が家でちょっとした実りの秋がありました。春に実家の母から10粒の種籾をもらったんです。 農協さんが配布してるキットの中から分けてくれて。ところが、確かに芽が出て田植えもしたのですが、 管理が悪かったんでしょう、ほとんどが10cm位で立ち枯れてしまいました。 その中でたった一粒生き抜いて実を結んだ株がこの写真です。 ざっと見たところ200粒以上にはなってそうです。
 しばらく乾燥させておいたのを、本日脱穀して籾すりも致しました。 まあ、まともに土作りもせず田植えの時期もだいぶ遅かったですから出来の悪いのは当然ですが、 籾殻だけで身の入ってない粒が1割はあったでしょうか。粒も元の種籾よりかなり小さいです。
 でも、一生懸命、籾をすりました。出来上がった玄米は小さじ山盛り一杯、ってとこですが、 たった一粒からよくぞここまで増えた!偉いなあ。稲の頑張りに感慨ひとしおです。
 この、一さじの玄米、さてどうやって食べたらきちんと味わえるかしら。

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製作者=水のなおみ
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