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 夕方6時、さて夕飯の支度だあ、と台所に立った刹那。 「あのぉ、何かお忘れじゃありませんか?」という猫の視線。 前脚をきちんと揃えて良い子のポーズを決めた2匹の猫が、 きっちり斜め45度に角度も揃えて、こちらをじーっと見つめているのです。 そして、わたしが食器を回収し、洗って、新しいご飯を盛る一部始終を、 ふたりはじっと観察しています。

 ...うちはまおが一番さらが二番、お父さんは三番。 わたしが猫をあやすときの決まり文句です。

 食事の順番も、そのように決まっております。


(2007年9月19日)
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