皆さん、何をきっかけにお菓子を作り始めましたか? やっぱりこのページに来る人は、バレンタインがきっかけの人が多いのでしょうか。
わたしの場合はまあ、凝り性の母親の影響が強いのですが。 やたら変な道具のこと知ってたり、お菓子作りの手順が頭に入っているのは、 母と、母がバイブルにしてた「今日の料理」のテキスト10年分、のおかげです。
じゃあ、実際に自分の手で作り始めたのは...中学の時ですね。 意外なことに家庭科の調理実習が引き金です。寒天ゼリーを実習で作ったんですよね、 果物入れて。それが結構美味しかったので家でも作ってみた、と。 うちの母はもっぱらゼラチンを使う人なので、寒天については特別なアドバイスもなく、 結果ひとりで作り上げたこと、ゼラチンと寒天の性質の違いを知ったこと。 この両方がわたしの探究心をくすぐったのではないかと推測されます。
で、しばらくゼリー系のものを次々と作り続けました。
最初は一応レシピどおりに。当時手に入るレシピは、西洋のものをそのまま日本語に
しました〜的なもので、美味しいんだけど何かこってりしすぎだよねぇ
という結果がどうしても多い。生クリーム100mlのところを50mlにして、あとは卵白を
泡立てて加えたらどうだ? あまった卵黄はカスタードクリームにして、重ねたら
美味しいんじゃないか? わたしのレシピ逸脱癖の始まりです。
あと洋酒!この美味にして繊細なるもの。レシピどおりだと当たり前のように 種々の洋酒が出てくるし、親も気にせず買ってくれたし。そのうちこの方面も 逸脱して、色んな組み合わせを試みるようになります。 ワインなんてドブドブ使ってたよなあ...未成年だったけどなあ。 おおらかな親に感謝。
洋酒といえば、ブルーキュラソーとかペパーミントキュラソーとか、 派手な色付けのものも多いですね。あれをただのレモンゼリーに加えると 綺麗なんですよねー。でふと、思いついた。当時学校に飲み物を凍らせて 持ち込むのが流行りだったのですが、いつものレモンジュースに ペパーミントを入れたらどうだ? すっきり爽やかで色も綺麗だし!
やりました。友達の間で回し飲みしました。火は通してません。 当然、微量ですがアルコール入りです。幸いみんなアルコールに強い体質だったのか、 だれも赤くなったり目を回したりしませんでしたが。味については賛否両論。 本人は気に入って何回か作った記憶があります。はい高校生でした、 飲んだのはお昼休み。
やばい? やばいですよねー。でも本人も周りもまったく無自覚です。 だいたい、未成年の飲酒は禁止されてますが、未成年のお酒を使ったお菓子の製作は 禁止されてません(よね?)。しかしアルコール入りレモネードがお菓子なのか、 というとこれははなはだグレーゾーンですね。
と、今にしてみれば危ない綱渡りをしていたミミズの、昔話でした。
('07.8.26)