まず1996-APSについてと1998年末-APSについてを一読してください。
富士写真フィルムの3倍(2.76倍)ズーム,小型APSカメラである。大きさはCanon IXYより幅が12mm,厚みが8mm大きい。ほぼIXYサイズと言える大きさだ。1997年末にEPION "CARDMAN"と言うカメラが発売された。CARDMANはFujiが「革新的カメラ」として鳴り物入りで発売したが、さして売れなかった。大きさ(当時3倍ズーム世界最小)と機能はたしかに革新的であったが、名前の由来となっているインテリジェントカード(操作ボタン、液晶表示部分。取り外して、リモコンやレンズカバーにする)の取り扱いが繁雑だった。CARDMANの10ヵ月後、そのインテリジェントカードを取れなくして、レンズバリアを別に付けて発売されたカメラがこの"SHOOTER"である。正に愛用者カード戻りの賜だが、値段のわりによくできたカメラである。
まずコンパクトカメラに求められている機能を過不足なく備えている。小型、21mmから始まる3倍(2.76倍)ズーム、ズームフラッシュ、フラッシュ切り替え、タイトル書き込み、フィルム途中交換。そしてCARDMANから受け継がれた大型液晶表示で、機能設定が非常に解りやすい。たとえばモード切り替えをすると、シンボルマークだけでなく大型液晶表示に、「アカメケイゲン」「ストロボON」「ヤケイ」....等の文字が表示される。タイトル書き込みのときも「リョコウ」「オマツリ」「メリークリスマス」の文字が表示される。レンズの質は手堅いところで必要充分の性能である。デザイン面ではIXYなどに比べると多少安普請の感じを受けるが、シャンパンゴールドのプラスティックボディーは好感が持てる。これでほぼ同機能のIXY330より1万円以上安いならお買い得である。フラッシュの届く距離はISO100で2.3m(400で4.6m)。ISO400を必ず使おう。
Fuji EPION "SHOOTER" (国内正規)
\40,000.-を\24,500.
+消費税+送料
上記金額には消費税、送料は含まれていません。
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Feb.11.1999