技術者達の一年戦争
〜 GIONIC社において 〜
技術者A「俺達の作ったこのモビルスーツ、MS−05ザクとMS−06ザクUを
持ってすれば、地球連邦軍など恐れるに足りないさ。」
技術者B「ああ、これで我らジオンが勝利を納めれば、世の中もっと良くなる。
そうすれば俺達も今より楽に暮らせるようになるだろうからな・・・。」
〜 メインストーリー 〜
宇宙世紀0079、地球から見て月の裏側に位置するコロニー群・サイド3は
ジオン公国を名乗り、地球連邦政府に対し独立と宣戦を布告。
これがのちに一年戦争と呼ばれる事になる戦役のはじまりである。
物量において劣るジオン軍は、開戦当初からモビルスーツを効果的に運用し、
戦艦と戦闘機中心の連邦軍を圧倒。地球の半分までを占拠する事に成功。
連邦軍のV作戦発動と、ガンダムの登場まで優勢に戦局を進める事になる。
〜 GIONIC社 〜
技術部長「今日の幹部会で決定した事なのだが、新型MSの開発日程を
前倒しする事になった。まだ軍から公式の発表はないのだが、
連邦の白いモビルスーツへの対策が必要との事らしい。」
技術課長「それは我々のザクでは、連邦のモビルスーツに対抗できない
と云う事なのでしょうか?」
技術部長「うむ、聞く所によると連邦のモビルスーツにはザクマシンガンが
効かないらしい。あの赤い彗星ですら撃ち漏らしたのだとか。」
技術課長「わかりました。白兵戦闘力を強化した新型、MS−07グフの
開発を急がせます。」
〜 メインストーリー 〜
ジオンの地上部隊司令ガルマ・ザビを撃破するなど戦果めざましい
ガンダムに対し、ジオン軍は新型のMSグフと、歴戦の勇士であり
蒼い巨星の異名をとるランバ・ラルを派遣。 これの撃破を試みる。
アムロ・レイ 『やってやる。やってやるぞ!新型のモビルスーツがなんだ!』
ランバ・ラル 『このモビルスーツはザクとは違うのだよ、ザクとはッ!』
善戦はするものの、結局ラルはガンダムに敗れることになる。“キサマではなく、
そのモビルスーツの性能に敗れたのだ”と負け惜しみを残して。
〜 GIONIC社 〜
技術者A「オイ聞いたか? グフもガンダムに負けちまったらしいぜ?」
技術者B「ああ、あの蒼い巨星を持ってしてもダメだったなんてな・・・。
それにしても“闘いの最中に闘いを忘れた”なんて言ってたって?
いくら異名でも、ホントに青くてどうするんだよまったく。」
技術課長「こらオマエ達、無駄口を叩いている暇はないぞ!
軍部からは新型MSの早期投入を強く要請されているんだ。
我が社の威信にかけても、MS−09ドムを早く送り出さないと。」
技術者A「課長、そうは言いますけどね、今だって毎月100時間以上の
残業をしているんです。 これ以上の開発ペースは無理ですよ?」
技術課長「私だってそんな事はわかっている。しかしこれはギレン・ザビ総帥の
決定された方針で、私がどうこうできる問題ではないんだ・・・。」
〜 メインストーリー 〜
完成した新型MSドムと共にガンダム討伐にあたったのは黒い3連星。
連携プレイを得意とし、先のルウム戦役では連邦のレビル将軍を捕虜にする等、
数々の武勲を誇るガイア・オルテガ・マッシュの3人である。
アムロ・レイ 『よくもマチルダさんを〜〜ッ! でぇぇやぁぁ!』
ガイア 『な、何ッ? 俺を踏み台にしたぁ〜〜ッ!?』
彼らの得意技ジェットストリームアタックは、連邦仕官・マチルダの搭乗する
ミデアの捨て身の妨害に遭い失敗。ガンダムによって撃破されるのである。
次のページへ
|