日記


更新日:2002. 2/ 1


2001.12/1(土)から2001.12/15(土)まで




01.12/1(土)
 なんでもありだよなぁ、ってね。
繁華街を歩く人を見ながら思うわけ。
だから大丈夫、という結論に達したら。
少しは気分も晴れるってもんだ。
おしゃれな人を見るとへこむけどさ。
敵だ敵。


[ライブ]
RiKA SHiNOHARA Live Circuit 2001?Live in Daylight "PEACE"? / CLUB Que
(篠原りか)

 この人の、バンド形式のライブを聴くのは初めて。
とても静かで力強いアコースティックと比べて、想像以上に激しく揺らされた。
まるでロックみたいで、なんとも差がある人だと思った。
有刺鉄線の向こう側とか生活の歌とか、個人的には、アコースティックの方が好き。
細身に大きなギターが、相変わらずセクシーだった。


01.12/2(日)
 大きなねずみを見て、かわいい、って抱きついた。
それはいいとしても、その声は正直、やめて欲しい。
小さい女の子と張り合うように、かわいいアタシをやるのはね。
気持ち悪いよ。


[競馬]
 鮫島から流していながら、馬券を取れないなんて。
屈辱的敗北。

 -9500。


01.12/3(月)
 買ったばかりのベージュのコート。
早々と汚れてしまって、布団の中で泣き濡れたい気分。
だから、汚れが目立たないカーキがよかったけど。
似合わないと言われると、それはまたそれで。
クリーニングに出せるまで、あとしばらくの辛抱。


01.12/4(火)
 競馬の負けを銀玉で取り返すことにした。
台の入れ替えがあって、いつもの店は、大変、混んでいた。
それでも、ふたつ、並んで空いている席があった。
左の席を選んで打ち始めたら、右の席におじちゃんが座り、打ち出した。
そこで、いきなり大当たりした。
これだもんなぁ。
-3000。


01.12/5(水)
 久々に新しいPHS端末が出たので、機種変更時の値段を調べた。
15000円から20000円、というお返事が返ってきてびっくりした。
そりゃ、目玉の機能からすれば、そういうお値段にもなりましょうけど。
俺は、その機能を使わないのよ。
そう考えると高いンだよなぁ。
無駄な機能に10000円近く、払う計算になるから。
その機能なしの端末が出るってうわさもあるけど、いつだかわかんないし。
うん。
賭博で泡銭、作ってからにすっか。


[ライブ]
東京 Super Bowling / CLUB Que
(平泉光司 / GOMES THE HITMAN / Clingon)

平泉光司
 誰か連れてくるかと、こっそり楽しみにしていたのに、ひとりで登場。
benzoの曲に始まり、新曲でつないで、benzoの曲で終わって、全般的には、癒し系。
可もなく不可もなく、といった内容。
はっきりわかったことは、聴きたいのは、benzoの音楽なんだということ。
そして、来年はbenzoが復活する、ということ。
!!

GOMES THE HITMAN
 残尿感に近い、なにかもやもやっとした印象の残ったバンド。
えらく普通で特徴がなくて、不思議系でもなんでもないのに。
なんだろう。正体不明。
雨の夜の月の光、だったかな? という曲がよかった。

Clingon
 自分たちの音を楽しむ雰囲気は、まったく変わっていなかった。
だが、しかし。すごくカッコよくなっていた。
こんなバンドだったっけ、と頭をひねってしまうほどに、化けていた。
とにかく、勢いが違いすぎる。
1曲目の秋桜から、アンコールのカバーまで、ひたすら圧倒され続けた。
今が見頃かもしれない。
追いかける価値がある。


01.12/6(木)
 母が、ドコモの携帯を買ってきた。
使い方を聞かれたので、簡単に教える。
電話のかけ方、取り方、切り方ぐらいは俺でも教えられた。
が、ちょっとした応用になると、先生もお手上げ。
待ち受け画面の選択とか、メール着信拒否とかわからんし。
結局、現役の妹の方が強かった。
似てるようで違うのね。
PHSと携帯って。


01.12/7(金)
 いまだに、この冬のアウターが決まらない。
今年もダッフルコートでは芸がないので、いろいろ見ているんだけど。
!!、というのが見つからなくて困っている。
仕方がないので、2年前のフリースを、ひっぱり出して着ている。
これがまた、妙に着やすくて、これでもいいかとも思い初めている自分がイヤ。
このままいくと、今年もダッフルコートか。
ホント、芸なしだな。


01.12/8(土)
 冬コミのカタログを入手した。
3日間開催の夏に比べれば薄いが、重たいのは変わらない。
必死の形相で持ち帰り、さっそく、同級生2サークルを調べる。
6サークルもあった。
お馴染みの顔触れなので、さほど、驚きはしなかったけど。
でも、よく6サークルも受からせたな、とは思った。
がんばろう。


01.12/9(日)
 今日、中山競馬場で、ひとりで、叫びました。
20秒弱の、歓喜と悲鳴の入り交じった大絶叫。
そのおかげなのかどうか、馬券は当たりました。
けど、競走結果は、悔しみ過多なものでした。
馬券に勝って、競馬に負けた。
今ごろになって、悔しさ倍増。


[競馬]
朝日杯FS / 中山競馬場

中山 4R 1着2着5着。到着早々、いい感じ。
中山 5R 1着5着6着。
中山 6R 去年のPOG指名馬、サンポーロとマイネルスクイーズが登場。両方総流しも。
中山 7R 3着4着5着。
中山 8R 短距離戦だというのに、デムーロ出遅れ。怒るぞ。
中山 9R 4着5着。
中山10R 3着4着。
中山11R POG指名馬、スターエルドラードとアグネスソニックを応援。エルドラの複、当たり。でもなぁ。
中山12R 向正面までは楽しかった。
中京11R サクラアカネオーから買って外す。なんてこったい。
阪神 9R 3着5着。
阪神10R わかりません。
阪神11R 鳴尾記念。3角で川原の手が動きだしてあきらめた。2着5着、3着5着。
阪神12R 残り100mまで最高だったのに。福永が。2着3着。

-2030。


01.12/10(月)
 PHSの機種変更をした。
手数料込みで12000円。探せば、安いところがあるもんだ。
高いと思われるかもしれないが、機能を考えれば十分、安い。
 こんどのは、3年ぶりの、折畳み端末。
液晶が大きくて綺麗になって、すごく嬉しい。
おまけに、音も16和音と、携帯並みの性能に。
手を出さないと心に決めていた、着メロと待ち受け画面。
さすがに、これではやってみたくもなってしまい。
それで、3時間、遊んでしまいました。
27の男が、乙葉ちゃんか松浦亜弥か、ってさぁ。
お恥ずかしい。


01.12/11(火)
 フランス書院文庫から出ていた、人妻看護婦・二十五才、小菅薫。
題名からして、こりゃ唯のお話だと、勝手な想像をしながらページをめくった。
びっくりした。
主人公の看護婦さんの名前が、狙いすましたように、桜子になっていた。
しかも、桜子が、入院患者の男の子を弄ぶお話みたいで、よりいっそう、びっくりした。
いつの間に、そんな娘になったんだ。
そうでなくちゃ。


01.12/12(水)
 作るよりも、買ってきたほうが楽でしょ。安いし。


[ライブ]
Apollo Team Meeting vol.3 / Club QUE
(アポロチーム)

 あとを考えないで、最初から全力疾走して、見事に走り切った感じ。
なんか、そんな印象のライブは、とにかく壮快だった。
新曲も古い歌も、演奏するのはアップテンポのものばかり。
そういう意味で、高低差がなく、メリハリはなかった。
が、それがとてもいい方向に出たと思う。
前回のワンマンではもらえなかったアンコールも、今回は2回。
この内容なら、自然と求めたくなるのもわかる。
成長していて嬉しくなると同時に、奏でる時の雰囲気は変わってなくてほっとする。
今日のは、よかった。
とにかく、よかった。
ベストパフォーマンス。


01.12/13(木)
 電車の中で、制服を着た女子が、英語の教科書を広げていた。
試験が近いのかな、なんて思いながら、ちょこっと、のぞきこんだ。
わからない単語には、本人が書いたらしい訳が、書き込まれていた。
その字がかわいくなかったので、激萎えした。
いかんだろ、それじゃあ。


01.12/14(金)
 掃除を終えると、僕と彼女だけが、教室に残っていた。
特別に親しくはなかったけれど、知らない関係でもなかった。
並び直された机の影が、夕日で、規則正しく伸びている。
自分の席に座ると、自分の影も、長く伸びた。
「ねぇ、ヨーちゃん」
 教科書をかばんに詰め込んでいる時に、彼女が話しかけてきた。
僕の前の席に座る。机を挟んで、向かい合う格好になった。
「なに?」
「ヨーちゃんって、好きな人、いるの?」
 突然すぎる質問だった。
だいだい色に照らされた彼女は、にこにこと笑っている。
それを見つめたままで、僕は、答えを返せなかった。
「えっと…」
「もしいるなら、応援するから教えてね」
「あ、うん」
「それじゃあね、また明日」
 跳ねるように立ち上がると、かばんを手にして教室から出ていった。
かと思ったら、忘れ物をしたように、もう一度、彼女がひょこっと顔をのぞかせた。
「ばいばい、ヨーちゃん」
 手を振る彼女に、ばいばい、と言った。
ひとり残された僕は、今ごろになって、正しい答えを見つけた。
好きな人はいないよ。

 それから、僕と彼女は、放課後に、ふたりで会うようになった。
お互いに運動部だったから、週に一日だけしか、時間は作れなかった。
話すことは、いよいよ身近になった高校受験のこと。
それと、この前のこと。
「好きな人、できた?」
 彼女は必ず、そう問いかけてきた。
「ううん、まだ」
 僕は必ず、そう答えた。
いわゆる初恋は、まだ、済ませていなかった。
彼女はどうなんだろう。好きな人はいるのかな?
そう思っても、それを口にすることはしなかった。
ふたりで話す、といっても、彼女が語り、問いかけ、僕は答えるだけだった。
その問いが終わると、彼女は必ず席を立った。
最初と同じように、ひょこっと顔を出して、ばいばい、と手を振った。

 僕の中学では、男子は詰め襟。女子はセーラー服だった。
衣替えを終えると、その色のせいか、学校の中が軽く見えた。
彼女の夏服姿は、なんだか色っぽくて、僕には眩しかった。
伸ばしている髪をかきあげれば、脇が、どうしても甘くなる。
うっかりと、でも、見たくて見てしまうと、すぐに真っ赤になった。
彼女は、その理由がわからないらしくて、どうしたの、と聞いてきた。
「どうしも…しないけど」
「あー、わかった!!」
「な、なにっ?」
「私のこと、好きになったんでしょ?」
 どきっとして、さらに、別にどきっとした。
彼女は、冗談だったのかもしれない。
けれども、僕にはどうにも割り切れない台詞だった。
この頃になると、僕は彼女を意識しはじめていた。
こんな風に、ふたりきりで話すことですら、僕には刺激的だった。
それでますます赤くなると、彼女も、なぜか、頬を赤らめて、下を向く。
おしゃべりな彼女が、なにも言わなくなれば、沈黙は当然だった。
誰もいない教室に、せみの声が痛かった。
校庭で練習する野球部の、金属バットの音が、よく響いた。
 彼女を見てはいられなかったし、見ると熱くなってしまう。
けれども、見ないわけにもいかなくて、顔を上げれば目があって、照れてしまう。
顔中から吹き出した汗はべとべとだし、それはまた、全然、止まらなかった。
 どれくらい、時間が経ったんだろう。
「ねぇ…ヨーちゃん」
 彼女に呼びかけられて、それで、一時停止が解けたような気がした。
でも、まだ、顔は上げられない。上目づかいで、ちらちらとのぞきこむだけだった。
「…な、なに」
「うん。その…ヨーちゃんは、好き?」
「…なにが?」
「あ…うん。私ね、その…ヨーちゃんが、好きなんだけど」
 驚いて顔を上げると、彼女も、僕と同じくらいに汗をかいていた。
真っ赤になって、僕を真剣に見つめていた。
「ヨーちゃんは…まだ、好きな人、いないんでしょ?」
 うん。と言ったつもりだったが、音はしなかった。
からからに乾いていたのどでは、声が出るはずもなかった。
つばをのみながら、うんうんと、大げさ過ぎるほどにうなづいた。
「そうなんだ」


01.12/15(土)
 綺麗にライトアップされたストリートを、男ふたり、並んで歩く。
こんな、素敵なシチュエーションを最高に演出してくれるクリスマスは嫌いだ。


[プロレス]
GAEA JAPAN / 川崎市体育館

 脇澤には泣かされた。
前後を知らず、これが引退試合だとしか聞いていないのに、泣かされた。
北斗に徹底的に攻められ、それでも最後には、花束と握手。泣くよ。
 大阪プロレスとコンビを組んだ、広田の試合。
お約束もしっかりとこなしたし、自分の世界も魅せたし、これは、ベストバウト。
えべっさんとは、今度はぜひ、シングルで戦ってもらいたい。かなりのモノになるはず。
ただ、えべっさんが、ぶす、を連発したのには、関東人としては萎えた。
 デビュー戦でのど輪落としをかませてくる桜井亜矢には驚いた。
他にも、大技小技、今、できる限りのモノは見せてくれたと思う。
あとは、実戦で成長していけば、かなり面白い存在になれるかと。
試合としてもよかった。
 シャイニングかかと落としで、アジャを敗った里村。
試合後のアジャの悔しみが、なぜだか、痛いほどわかってしまった。
個人的にも、まだ越えてほしくなかったのが正直なところ。
でも、今日の試合内容だと、五分五分なところまできちゃっているなとは感じた。
全体的に、久々に、GAEAらしく満足させてもらった。






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