セラミックコンピューター FA2100 の特長
1:マッフルは独自で開発した、特殊ヒーターを採用しています。
今まで、製作が不可能であった内巻きスプリング状ヒーターを
独自の技術と、先端産業の半導体製造で用いられている耐火物を
組み合わせることにより、開発しました。
熱しやすく、さめやすい構造で、設定に対し温度上昇カーブが
理想的に追随します。
常温から1000゜C迄の上昇速度は5分です。
特殊耐火物により熱ショックに強く、寿命が長いです。
短時間に温度上昇が得られるため、仕事の開始が早くでき、
必要なときだけ電源をONにすれば良いため、ムダな電力を
消費しません。
赤外光と輻射、対流熱により理想的な焼成が出来ます。
焼き上がりの色が鮮やかです。
ステンレスで4M/M厚のマッフルの為、機械的強度が高く、
真空ミスが生じません。
2:昇降機は堅牢設計
過去20年の実績を誇る堅牢設計です。すべて使用している
メカ部品は、工業界で実績のある物ばかりです。
メンテナンス用部品は現在もすべて入手出来ます。
昇降軸は工作機等に使用されているスプラインを採用しています。
焼成物が固定されていて、マッフル全体が上下する機構です。
焼成物が定位置な為、目の位置が移動しないため、あとロウ等の
確認が大変しやすいです。
3:マッフルの脱着が簡単
例えば焼成中、何らかのアクシデントが生じたときどうしますか?
電源が切れているときでも、マッフルは手で持ち上げることが出来ます。
真空中であれば、手でホースを外し、大気になればマッフル内の
焼成物を取り出すことが出来ます。
誰でも簡単にマッフル交換が出きます。
4:マッフルのクリーニングが簡単
マッフルは焼成すればするほど、フラックスあるいはバインダー
が貯まる物です。又、銀の含有が多い金属ほど、黄色の銀イオンが
蓄積します。これが焼成物に対し色の変色を生じます。
従って縦型マッフルはこの点がデメリットとなっています。
安心して下さい、当社のマッフルは 3:で説明したように
マッフルホルダーからの脱着が可能です。焼成終了後マッフルを
手で上げて横向きに焼成して、ガス抜きをして下さい。
あとロウ用の確認として、マッフルの窓が便利ですがこれも、
”すす”で汚れてきます、マッフルの温度が下がった時点で、
タオル等で窓のガラスを外し清掃できます。
5:コントローラーと昇降機は別々に設置することが出来ます。
例えば作業台の下にコントローラーを設置し、昇降機だけ机の
上に設置する事が出来ます。オプションで2メーターの
延長ケーブルも取りそろえております。
6:プログラムは内蔵されています。
臨床技工士による標準プログラムが内蔵されています。
納入後すぐ使用することが出来ます。温度変更は自由にできます。
熱膨張の対策用特殊プログラムも内蔵されております。
パソコン及びモデムをお持ちであれば、オーダーソフトを作成し
転送致します。
7:プログラムは旧機種と互換性があります。
旧機種ではプログラムステップが3ステップですが、FA2100
では6ステップです。コンバーターによりすべて新しいプログラム
に変更できます。
プログラムは最大300個使用できますが、そのバックアップには、
パソコンを接続して行う方法と安価なカセットレコーダーで行う
方法があります。
8:データー通信機能が標準装備されております
特に焼成プログラムを相互で交換、参照するための機能です。
オプションとして、マッフルの上昇カーブチェック用として、
1秒単位の温度計出力をパソコンに送ることが出来ます。
焼成プログラムは一旦パソコン上でファイルに変換し、
モデムを介し他の仲間に送信することが出来ます。
(NIFTYサーブ等でMAIL上からでも可能)
受信したプログラムはまた、パソコンからFA2100に入力しますと、
全く同一のプログラムを持ったFA2100が遠隔地で使用する
ことが出来ます。
9:特に乾燥プログラムを重要視しました。
焼成において、未だ完璧に解明できていないのが乾燥の問題です。
簡単そうに見えて実は大変複雑な要素を持っています。
詳しくは成書にゆだねますが、乾燥の善し悪しがもちろん、
ポーセレンの出来不出来につながります。FA2100ではマッフル
の位置、温度、時間を最良のパターンが得られるように工夫して
あります。
10:驚くほどメンテナンスがし易い
プログラムのメンテナンスは通信ネットで24時間体制で
出来ますが、ハードウエアー(機械、電子部品等)は大変です。
しかし技術の進歩により故障(不具合)は極めて少ないのが現状です。
運悪く不慮の故障に見舞われた場合、簡単にパーツ交換出来なければ
成りませんFA2100ではほとんどのパーツがプラスドライバー
1本あれば取り出し、取り付け出来ます。パーツは遅くとも
翌日配達されますので(一部を除く)最小限の迷惑に留める
ことが出来ます。
質問等ございましたら当社まで電子メールにてご連絡ください。
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