その軌跡は月明かりに照らされて、今は褐色というよりむしろ瑠璃色に輝いて電車の行方に伸びている。
窓から行く手を眺めていた小人の娘が、不意に嬉しそうな声をあげた。
「よかった。あそこまで行けば、ふたりのれえる、会えるんだね。」
「え……?」
その言葉に驚いて、娘の視線の先を追う彼女。
月と夜風に揺らされて、舞う蝶の様に明滅する草原の彼方、それが天空と交わる場所。
確かに、レールは合わさってひとつになって見えた。
ありがとうございます〜(^^)。レールの光と樹が、むちゃくちゃ綺麗〜
うちの店の宝物にさせていただきますね。
真魚さんの描かれる絵は、光と色の使い方がすごく綺麗でまるで夢の中の絵みたいで、お気に入りなのです。
それにしても、このお話はたくさんの方々に読んでいただいた上に、こうして絵まで描いていただいて、
本当に幸せなお話です……。
他にも幸せなお話を書けるよう、がんばらなくちゃ。