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ずばり、これが日本ホビーＫＫのロゴマークです。戦車模型のロゴマークには、必ず戦車のシルエットが描かれていました。ところで、キットの箱や組立説明図、ＰＲ用の資料などにこのロゴマークが使われていましたが、その時々で多少のバリエーションがあります。
例えば、上の例では、長方形のマークの下にブルーのリボンがかけられ、リボンの中に「ＰＬＡＳＴＩＣ ＳＣＡＬＥ ＭＯＤＥＬ」と書かれていますが、このリボンが省略されたものもあります。なお、このリボンの文字が正確なスケールの戦車模型である証し、お墨付きなのです。
また、戦車模型では必ず黄色の三角部分に戦車のシルエットが描かれるのが通常なのですが、組立説明図のロゴにはその説明図で説明する戦車の名称を記入してあります。例えばＪＳ３スターリンならば戦車のシルエットの代わりに、ＪＳ３スターリンと書いてあります。一方、シルエットとして描かれている戦車は６１式戦車のようでもあり、Ｍ４１のようでもあります。ＪＳ−３スターリンの箱に使われているロゴでも、スターリンのシルエットではなく、この得体の知れない戦車のシルエットが描かれていました。
上に示したロゴマークは、私のコレクションの箱あるいは、組立説明書に印刷されているものを参考に作図したものです。したがって、寸法や色が、規格通りではないかもしれません。その意味で、コーポレイト・アイデンティティーを傷つけることになっていないか気がかりです。ロゴはかなり規格化されているのが一般的なのに、日本ホビーＫＫのロゴはキットごとに少しづつ異なっています。それは、たぶん当時箱の印刷の版下は手作りで、ロゴの部分もその都度描いていたからではないかと思われます。日本ホビーＫＫの文字も、ゴシック体の美しい物から、筆で手書きしたのが良くわかる字体のものまであります。この辺は手作りの味というか、時代を感じさせるものでもあります。
さらに、当ホームページ常連の訪問客、”あうとばぁん”さんから、ロゴマークについて貴重な資料を提供していただきましたので、ご紹介します。
まず、オートマチックシリーズタンクの内、Ｍ４１のボックスではシルエットが描かれていません。また、ブルーのリボン中に書かれている文字も、スターリンではオートマチックシリーズと書かれているのに対し、Ｍ４１ではＰＬＡＳＴＩＣ ＭＯＤＥＬと書かれています。
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スターリンのボックスでは、ブルーのリボン中の文字が”オートマチックシリーズ”と書かれている。 |
Ｍ４１のボックスでは、ブルーのリボン中の文字が”ＰＬＡＳＴＩＣ ＭＯＤＥＬ”と書かれている。また、黄色の三角の部分にシルエットが描かれていない。 |
次に、戦車以外の製品では、黄色の三角の部分に描かれているシルエットが異なっています。