なすの分類とその仲間達


 とりあえず植物図鑑などで調べましたが、はっきり言って、専門用語が多すぎて細かい分類の意味はよくわかりません(^^;。使われてる漢字から、その意味の大体の所は想像できるとは思いますけど・・・。しかし、ナス科の植物には、身近な有益農作物がたくさんあるということがよくわかりました!例えばジャガイモ、トマト、トウガラシ。用途の違うところではたばこなんかも仲間なんです。人間と密接に関わっている植物、それがナス科の植物なんですね。その科の名前としてナスが選ばれているのは、ナスのファンとしてはなんか嬉しいです。


分類

顕花植物門(ANTHOPHYTA)
被子植物亜門(ANGIOSPERMAE)
双子植物綱(Dicotyledoneae)
合弁花亜綱(Sympetalae)
ナス科(Solanaceae)
ナス属(Solanum L)


ナス科(Solanaceae)
 草木あるいは低木、まれに亜高木となる。葉は互生し、単葉または羽状複葉をなし、托葉はない。花は両性で放射相称まれに左右相称、5数性である。花冠は合弁で漏斗状、鐘形、高杯形などふつう5裂、まれに4または6裂しつぼみの時はなかでおうぎ形にたたまれている。雄ずいは5個または4個花筒につき、花冠裂片と互生し、やくは2室で縦裂または孔開する。子房は上位につき、2室に分かれ、中軸胎座に多数の胚珠をつける。果実は液果、またはさく果で多数の種子をつける。種子には多量の胚珠がある。
 世界に90属約2000種が主に熱帯から温帯に分布し、日本に8属約20種が野生し、帰化種に8属32種以上の記録がある。日本では、ペチュニア属、サルピグロシス属など観賞用に栽培されている種類も多く、ナス属、トマト属、トウガラシ属、クコ属等に重要な有用植物がある。またアルカロイドを含み、ハシリドコロ属、チョウセンアサガオ属、等に有害なものがある。
世界文化生物大図鑑1 植物T 双子植物 (世界文化社)より
ナス科
  − ナス属 : ナス、ジャガイモ
  − トマト属 : トマト
  − トウガラシ属 : トウガラシ
  − タガコ属 : たばこ
  − ホオズキ属 : ほおずき
  − ハシリドコロ属 : ハシリドコロの根(ロートと言う→目薬の原料)
  − ペチュニア属 : ペチュニア

ナス属(Solanum L)
 草木または低木でときにつるとなり、また刺のはえるものや、星状毛あるいは腺毛をつけるものがある。葉は互生し単葉で全緑または羽状に裂け、ときに複葉となる。花は葉腋または茎の途中につき、黄色、紫色、白色などがある。花冠は皿状で、花筒は短く、5裂する。雄ずいは5個あり、やくは花柱のまわりに接近し、孔開または縦裂して花粉をちらす。果実は液果で球形、楕円形、長楕円形などで多汁質から乾燥質のものまである。世界に約1700種、日本に7種ほど野生しているが、帰化植物も多数記録されている。この属にはナス・ジャガイモなどの農作物も含まれている。
世界文化生物大図鑑1 植物T 双子植物 (世界文化社)より
ナス属の主な品種
  ナス
  ジャガイモ

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1999/6/28更新