ボタニカルアート 初級レッスン




1. 葉の形の説明

 葉の形は葉脈のあり方で 大きく二つに分けられます
 百合や笹のように、葉脈が葉の付け根(葉柄)から平行に走り、
 葉の先端で集まっているものを「単子葉
 そして、葉脈が網状に広がっているものを「双子葉」といいます
                 (下図を参照/バラの葉)



2. 葉の彩色の手順

透明水彩の魅力は、名の通り やさしい「透明感」です
薄い色を何度も塗り重ねて、透明感のある深みを出していきます

ディフェンバキアの彩色を 5段階で図解しましたが、
実際は、もっと 何度も何度も塗り重ねて 仕上げていきます



スケッチ
ディフェンバキアは、双子葉ですが、支脈が平行して
何本も走っていますので、スケッチの段階から、丁寧に細い線を引きました

Step 1
葉の一番薄い色を全体に薄く塗ります

Step 2
スケッチした支脈に沿って、細い線を引くイメージで色をつけ、水筆でぼかします
筆を立てて塗ると、細い線が引きやすくなります

Step 3
Step2を更に繰り返します
Step2より、濃い色を使います

Step 4
主脈、支脈の凹凸や、陰になっている部分を強調します
ベタ塗りにしてしまわない様に、注意しましょう

Step 5
Step4を 更に繰り返して深みを出します。
葉柄も塗り、仕上げとします





完成図
F4




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