中国没有日記
5月1日
上海2日目。朝から快晴で暑い!
昨日は着いたのが夜で、街の様子が細かくは分からなかったが、改めて見回してみると、なんというか、これが中国なんだろーな。という感じ。
ダダッ広いというのが適切か。
初めてなので、まずは地下鉄で「人民公園」まで。一律2元で、とても便利。
チケットは窓口で買い、入口で半券をモギリ、出口で残りの半券を渡す仕組み。
人民公園は市街地のド真ん中なので、すごい人だ。まずは、お目当てのヒトツ、上海雑技団のチケットを買いに南京東路を歩く。
うーん。遠い…。
いくら歩いても着かないなぁ。
30分位歩いて、ヘトヘトのベトベトになりながら、やっと上海商場に着いた。ふう。
早速、売場に行くと60・45・30元のチケットがあった。
いきなり今日の19:30のをGET!
残席が少なく、危ないところだった。とにかく今晩が楽しみだ。
ここまで来るのが、とても大変だったので、帰りは20番のバスに乗る。初のトロリーバス!!
感動だぁー!!!
トロリーバス
2連式のトロリーも沢山走っていて嬉しい。結構静か。
バスは「空調」でないと1元でOKのようだ。
そのままバンドへ。
これかぁー。
確かに高度経済成長を遂げた、上海の顔っぽいイメージそのままだ。だけどなんかシックリこない。カキワリのような風景だった。
一方、中山東路沿いにある、古くてイカツイ建物はスゲー格好良かった。
バンドを抜けて、もうヒトツの目玉「ヨエン」ヘ。行くまでの道のりがモノスゴイ!!
道幅3m位の所に、店がギッシリ! さらにそれ以上の人が、グチャグチャ!! もうスシ詰め状態だぁ〜!!!
人をかき分けて進むってのは、こういうことか…。
かなり道のりもあり、バテル。
進めない商店街
前進するために、かなり強引にかき分けて進む。
ようやく到着。なにも食ってないので、そのまま昼飯。
「湖浜美食楼」。席に着くが、北京語(上海語?)が全く通用しないので、苦労する。
メニューを見せてもらうと、どうやらセットメニューしかないようなことが分かる。迷ったが、2人で80元のセットを頼む。さらにお茶が10元。相場がまだつかめてないので、よく分からんが、ちょっと高いかな?
お姉ちゃんが、しきりに人差し指を曲げて、何かを合図する。
何のこっちゃ、全く分からんつーの
話を聞くと、先払いだと分かる。ちなみに人差し指を曲げるのは90元の「9」の意味だとか。
そんなもん日本人が知るわけないでしょーが。
次々と料理が出てくる。が、美味くない。特に「タニシの茹でたまんま」のヤツは最悪。
食わないのももったいないので、彼女に薦められて1個だけ口にする。
その瞬間…。
ぢゃりっ!
うあああああ!!!!!!!
タニシのなかに1mm位の子供タニシがタップリ入ってんじゃん。
勘弁してくれ〜。
美食楼なのに…
問題のタニシは右斜め前方に、依然山盛りのまま。
「ヨエン」もグルッと見たが、こんなもんかという感じ。商場も回って雰囲気が分かったので、帰る事にする。
とにかく暑くてベトベトなので、1回ホテルに戻ることにするが、ちょっと下町を通って遠回りして帰る。今までは大通りばかり通っていたが、脇道は生活感があってイイ感じだった。これからはジャンジャン脇道にそれることにしよう。
ガキが遊んでいたり、オヤジはトランプ。バーちゃんは夕涼み。
その中をゆっくりと歩くと、今までの喧騒がウソのようだ。
さて、やっぱり迷いながら地下鉄の駅へ。ホテルでシャワーを浴びて、再び人民公園へ戻る。日が沈むと、かなり快適。風が本当に気持ち良い。
上海雑技団はとにかく質が高く、楽しめた。1時間30分が、アッという間だった!
これはバカにせず、見たほうがいいゾ。
面白かったのは、客に政府高官っぽいヤツがいて、そいつ待ちで、開演時間になっても始まらなかった事。しかも一番いい席をキープしてた。中国っぽいね。
観終わって駅前で晩飯。これも言葉が通じずに困った。2人で注文すると、2人前だと解釈されてしまう。はっきり「1」を表現しないとダメだった。
さて、地下鉄で帰ろうとすると、窓口で販売拒否をされた!!
えっ!?なんでー。
オバチャンが指差す先を見ると…。
ガーン。終電行っちゃってんじゃん!!
初めての街で夜遊びしすぎで、終電に乗り遅れるとは、我ながらいい度胸だよ。
仕方がないので、歩くことにする。
バスも通っているはずなんだけど、よく分からないので、とりあえず進む。
…と、そのうち雨が降ってきた。しかも雷も!!
バス停前の店の軒下に、一斉に人が集まり、ギュウギュウになる。
なんだか面白いゾ!
しかし、やむ気配もないし、バスも来ないので、雨の中を歩くことにする。だんだんビショ濡れになってきて腹を決めた。
2駅分歩くことにした。しかし本当にシンドイゾ。5kmは歩いたな。
最後にホテルの建物が見えた時は、流石にホッとしたよ。
なんだか今日も細かいトラブルばっかりだったなあ。
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