中国没有日記


5月2日


今回の旅行の日程の半分をすぎた。
昨日は相当歩いたので、まだ足がガクガクする。午前中はホテルでゆっくりして、昼飯をケンタで食べながら、予定をたてる。
とりあえず、民族村に行くことにした。土日はアトラクションもあるそうなので、ちょっと楽しみだ。
郊外へ出ることもあり、手持ちの地図ではフォローしきれず、本屋で市内地図を買う。バスの路線をチェックすると「隧三」のバスが近くまで行っていることが分かった。

しかし、ここからが中国は大変だ!

とにかくバスは走っているのだが、バス停がない。しかも路線図をたどって道なりに進むと、突然バスが消える。

どうやら地図と違う道を勝手に走ってるらしい…

こーなると、もう半分あきらめるしかない。
そんなことで、結局かなり歩かされた。うー。今回こそ段取りよくいこうと思ったのに…。
バスを追って死ぬほど歩くが、全くバス停にたどりつかない。ホトホト疲れて立ち尽くしていると現地の中国人が…。

タクシーみたく、とめて乗ってるじゃん!?

そんなのアリなのかよ〜。
同じようにまねしたら、あっさり乗れた。
なんつーこった。マイッタね。

バスは黄浦江の下を通り、浦東新区へ。車掌に行き先を聞かれ、地図をみせると、次で降りろとのこと。大通りで降ろされ、10分歩いて、やっと目的地の民族村へ。
が、

うううう〜ん。こ、これかあ。

外からしか見てない段階で、期待ハズレだとわかる。
全体からにじみ出る「チープさ」がたまらない。
ま、ここまで来たの入ってみる。ガイドには50元って書いてあったが、5元でOK。すでに怪しい。どーなってんの?
入園すると…。そこはまるで廃村のようだった。建物はガタガタ。人もほとんどいない。アトラクションなんて気配もない。どう見ても近所のガキの遊び場になっている。
個人的にはこういう感じはキライではないが、期待が大きかっただけに残念。わざわざ来たのになぁ…。

気を取り直してバスで人民広場まで戻る。



ナイスな看板
いかにも中国。最高だね。


バスの中で、エライものを目撃した。
赤ん坊がモヨオシタので、お母ちゃんが、バスの中なのに床にむかって放尿させてるよ〜。
床をつたって、なにも知らないでいるキレイなお姉ちゃんの足元を直撃してたりする。
中国はどこまでアリなのだろうか。

人民広場は、そのまま人民だらけ。みんな何をしているわけでもなさそうだが、公園中にタムロしている。地下の商場をグルッと見てから、「大世界」に行ってみる。
なんというか、中国版「花やしき」のような所だね。ここは。



大世界
見るからに怪しげ。入口はもっと怪しげ。中はさらに怪しげ。


中央の広場では、自転車の曲のり。バイクと同じレベルの芸を自転車でやってしまう所が中国っぽい。建物の各フロアでは、「京劇」あり「歌」あり「映画」あり。現地の人達も楽しく遊んでいる感じが見て取れる。
これで25元は安いと思った。

晩飯は「大世界」のビルの1階の飯屋。ここは昼から人で一杯で、目をつけていたのだ。思ったとおり美味い。ショウロンポウ、春巻、八宝粥、上海ビールで21元。
あー、やっと美味い1日が過ごせたよ。そういえば、「大世界」の中で食べた「茶卵」も美味かった。
上海は気軽に軽食を食べたり、茶を飲めるような店や屋台が少ないんだよなー。その点、今日はうまくいったので嬉しい。

明日はどーなるか。
そーいえば、北京行きの切符。明日中にホテルに届かないとマズイな。ちょっと不安。


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