中国没有日記


5月6日


ホテルの空調がおかしいらしく、暑くてあんまり寝つけなかった。
今日は早めに起きて、レンタサイクルで市内を回るつもり。
7:30にホテルでチャリンコを借りる。1日30元は安いぞ。



人民とともにチャリンコで走る
重い・古い・止まらないの3重苦。でも最高に面白い!


むー。

思いっきりチャイニーズスタイルのチャリだな。

ブレーキがほとんどきかない…。
まあ、それも面白い。人民の大ラッシュとともに、天安門を抜けて景山公園へ行ってみる。入場料4元。
中ではオッちゃんとオバちゃんが社交ダンスしてたり、体操してたりで見てて飽きない。
特に良かったのは、コンクリートの升目に、デカイ筆で字を書いているオッちゃん。墨の変わりに水をつけてるだけなので、すぐ消えてしまうのだが、とても表現できないほど達筆。なかには下手な人もいる。でも上手い人のは感動ものだった。

それから天安門広場へ。

ここかあ。やっぱデカイなー。

改めて中国のスケールの大きさを体感した。
橋を渡って故宮。ここもスゴイ。圧倒されるものがある。建築物もとても質が高く、見ていて楽しい。



故宮
スケールでかいね。それでいて手が込んでいるので飽きない。


しかし、シャレにならない位広すぎる〜。往復するだけで、1時間以上かかるゾ。例によって体力を使いきり、ヘトヘトになってしまった。
まだ晩飯までに時間があったので、王府井に行き、地元の百貨店や本屋を回る。
土産物もここらでなんとか用意できそうだ。

さて、晩飯は全聚徳へ。

うをを。北京で北京ダック!!

気合を入れて腹を空かせていざ。
で、店に入ると、どうも雰囲気が違う。さらに落ち着いて店内を見回すと、どうやらここは気軽に北京ダックを食べることができるファーストフード的な感覚の店らしい。
しかし、聞いた話では、北京イチ美味いハズなんだが…?
いままで食べたときは、ワゴンに1羽乗ってきて、店内の注目を集めるようなシチュエーションばっかりだったので、この感覚は意外だった。
当然安くて、1人25元で食べられる。
頼むとすぐに出てきた。んんん??? ここまできて、かなり変だと思ったのだが、そのまま食べる。味は、25元の味……。
ちょっと贅沢しようと思っていたので、拍子抜けしたよ。


ところで、後日わかったのだが、我々は店を間違えていたのだった。
正確に言うと全聚徳は2件あって、我々が入った店の奥に、超豪華な高級バージョン全聚徳が鎮座してたのだぁ。
悔やんでも悔やみきれないダックの恨み。次回訪中の際にはと、固く決意する我々であった…。


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