広州〜桂林華南日記
4月28日
8:00に起きるが昨日の疲れもあって体が重い。
こんな朝には体にやさしいお茶に限る、ということでポクポクあるいて蘭圃へ。
蘭圃の中には複数の茶館があり、店員が頼んだお茶の作法にあわせた淹れ方をしてくれるらしい。
入口でチケットを買って中に入ろうとすると、受付の人がチケットの地図にある茶館に勝手に印をつける。
ん??
察するに、どうも茶園は1つしか開いてないようだ。
ちょっと残念だけど、こんなことは良くあること。早速ぐるりと見て回る。
かなり敷地も広く、緑に囲まれた空間にナゴム。
ひととおり庭園を眺めた後、惜蔭軒という茶館に入り、メニューの中から凍頂烏龍茶を選ぶ。
味もいいけどやっぱこのシチュエーションが良いねー!
蘭圃でお茶
いつまでもくつろいでいたい気になる。
大都会の真ん中にこんな空間があるところが中国らしいね。
外の喧騒がウソのようで、ゆっくりできたよ。
広州は大都会だけど、街の中心にこんな所があるなんて素晴らしいね。
さて、一息ついたのでタクシーで六榕寺へ。
タクシーも初乗り7元と、とても経済的なのだ。
うーん。ここもいい味出してるよ。
しかし、遠目から今でも十分目立つ花塔は宋代に作ったってんだからスゴイよ中国。
当時は本当にどこからでも目についたんだろうなー。
六榕寺
地元の人も多く、日常に溶け込んだ佇まい。
単なる建築物ではない、風格と生活感が感じられる。
で、ここは上まで登ることができるので、早速最上階の9Fへ。
風が気持ちよい…、が、高いところが苦手な私はあまり下は見たくない感じ。だって宋代でしょ、作ったの。
とはいえチケットを買った手前仕方ないのだ。だって、11元のところ入場料は1元で、あとの10元は入塔料なんだもんね。
しかし9重の塔は侮れない。登って 降りて足がガクガクになった。
さて、昼になったので、近くの中山六路の路地で目についた拉腸屋でご飯。
超激ウマ〜
ここのお母さんがまた明るい人で、お互い言葉が全く分からないままに、それぞれの言葉で話しまくる。
会話にならなくてもコミュニケーションって成立することを実感。
激ウマ拉腸屋
とにかくここの拉腸は絶品!
これで2.5元は安い!!安すぎるよお母さん!!
お腹にご飯も入ったので、地下鉄で 西門口駅から黄沙駅まで。
地下鉄は香港のMTRに似ているタイプで、安いし快適で移動には本当に便利。
駅を出て、本日のメインイベント「清平路」へ!!
ここの市場は噂に聞く広州そのもの。
漢方あり、魚あり、小鳥、ウサギ、犬、猫、サルにムカデ、サソリに蛇などなど。ワシントン条約ソッコウ違反の想像を絶する世界が広がるはずだった…。
しかし、目前に広がるのは非常に平和的なマーケット。
まぁ、確かに漢方用の虫なんかは並んでいる。だけど、この手のものならそこらにいくらでもあるじゃん。
うーん。こんなもんか。
この世の終わりのような阿鼻叫喚の世界をイメージしていたので、なんだか肩スカシをくったみたいだよ。たいしたことないな、清平路は。
でもまぁ、我々がこういうシチュエーションに慣れてしまっているというのもあるかもな。
そんな文句をブツブツ言っていると、何か首に違和感が…。
触ってみると、激痛が走る。
ガーン!! は、蜂に刺された〜!!!!
す、すまん広州悪かった。刺激がないなんて言いすぎました。蜂はイメージしてなかったよ。
その間にも刺された場所はドンドン腫れ、結局10円玉位の大きさに広がる。
しかし痛い。ちょっと目の端にとまった感じでは、そんなに大きな蜂じゃないし、毒も強くはないと思うけど、知識不足なだけで名前は「広州小スズメバチ」とかに違いない、とかドンドン悪い方へ考えがいく。
こんな感じで首が痛い間はかなりブルーだったが、そのうち段々痛みは引いてきた。
はぁ〜。なんか疲れたよ。
とりあえず今日の予定は無くなったので、地下鉄で再度、公園前駅へ。
人が集まる中心街なので、映画館でもあるかと探すが、残念ながら無いようだった。
そのかわり露店が沢山出ていて、さんざしアイスをGET。
食いながら歩いていると、丁度今日開店するお店があるようで、お祝いの獅子舞なども見られ得した気分になる。
新装開店
賑やかな音にひかれて見ると新しい店の御披露目だった。
周りの客も楽しそう。
いい時間になってきた。天河城広場まで移動し、今日のご飯は4階のフードマーケット。20軒位が軒を連ね、賑やかだ。
シャコ炒めとウズラの竹筒ご飯。小龍包に饅頭。ビールで満腹。
地下のジャスコで大量のお菓子を買って、バスでホテルへ戻る。
ここは地元のお土産も沢山あって、この後、帰りに再び広州を訪れる時に、必ず寄ることを心に決める。
広州は広くて、まだまだとても見回れないけど、人がとてもよく、気持ちのいいところだった。蜂に刺されたけど、今日もインパクトあったよ。
4月29日
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