広州〜桂林華南日記


5月1日


7:00起床。 メーデー休みの初日とあって、外では爆竹を鳴らしまくっている。
大都市では禁止になったって聞いたけど、地方はOKなんだね。ベッドに寝転びながらボンヤリとそんな事を考えるにつれ、中国にいる実感が湧いてくる。

ただ、余韻にひたっている暇はない。
街のどこも満室だという部屋を押さえにいかなくてはならないのだ。
昨日、街を見て回った際にあたりをつけておいたゲストハウスを数軒あたると、部屋はあるにはあるが、どこも相場の倍以上の値段がついていることが分かる。

結局数軒回ったうち、新築っぽい夏威夷客桟というゲストハウスに決めた。250元。
ただここは完璧に現地の人向けで、英語が全く通じず苦労する。外人用のチェックイン用紙自体も使ったことがないみたい。我々が最初かな?
筆談だと大体分かるんだけど、相手が達筆すぎて良く分からん…。たまたま宿泊客に英語が話せる人がいて、なんとかコミュニケーションすることができた。


まぁ、とにかく宿が決まってホッとしたよ。拠点さえできれば、後はなんとでもなるもんね。

さて、今日はレンタサイクルで郊外を散策することにする。



自転車で郊外へ
どこまでも続く風景。
その大きさに飲み込まれる。




街とは異なり、のどかな田園風景が広がる。

まず向かったのが月亮山。
ガイドには市内から10Km強で1.5時間位が目安とのことだったが、高校時代チャリ通だった我々は、流して40分位で着いてしまった。

しっかし、高いなー。

何百メートルあるんだ!?
ま、でもここまで来たら登るしかないでしょ!

…って、まだかよ〜。

半分すぎるころにはさすがにアゴがあがってバテバテ。
陽朔は寒いと思ってたけど、日がさすと一気に暑くなり、汗だくになる。



月亮山
半円形の穴のような所を目指しひたすら登る。




ところで我々と一緒に飲み物売りのオバちゃんがついて登ってくるのだが、聞いたところ、もうすでに4往復もしているとのこと。ス、スゴすぎる!!
大体頂上でバテて水を買うことになる。で、多分に漏れず自分もバテて水を購入。はぁ。

それにしても絶景なのだが、道中がハードすぎてあんまり景色を楽しむ余裕がない。
それでもやっと頂上に登り、しばらくゆっくりする。



頂上からの景色
これを絶景と言わずして何と言おう。
雲海の中に山々が霞む。




落ち着いてから下りはじめると、これから登ろうとしているデップリした外人の女性なんかと沢山すれ違うが、大丈夫だろうか? いや、多分ダメだろう。

それに比べて、現地の女の子は高いヒールのままで余裕で踏破するんだから参るよ。

ヘトヘトになってやっと出口へ。膝が笑って仕方ない。

帰りは行きの5倍はスローペース。ゆっくり帰る。
牛やアヒルが山ほどいて楽しい。
途中、聚龍潭へ。ここは鍾乳洞の中を一部舟で回るコースがあるところ。中国人グループ10人位と一緒に中に入る。
ガイドさんの説明はほとんど分からないが、看板に書いてある漢字で大体はイメージできる。
全体的に、ここはまぁ、涼しい所がいいところかな。



聚龍潭を地元の人とまわる
それにしてもなんで中国人は変な色のライトアップが好きかね。
まぁ日本も同じような事してるけどさ。




さて、一旦宿に戻って汗をながし、自転車を返してから再度街へ。



陽朔名物(ロ卑)酒魚
ビール煮の鯉だな。
日本の鯉料理よりは味付け的になかなかいける!




明日は桂林に戻るのだが、リ江ツアーを申込むため代理店を回る。
どうやら主要なツアーコースとしては桂林までは行かず、途中の興坪鎮まで自力でバス、そこから楊堤郷まで船で上り、また興坪鎮まで戻るのが一般的らしい。
午後には桂林に着きたいので、メイヨーカフェで朝6:30発のツアーに申込む。また自分からシンドイものを頼んでしまった…。

まぁ今のところ順調だし、きっと明日も上手くいくはず。大量のオヤツも買いこんだし、今日は早めに寝ることにする。




5月2日


中国TOP
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