超極楽ラオス日記


9月13日


朝5時に起きて、ホテルで朝食をとる。少しゆっくりしてたら、チェックアウト予定の6時を過ぎてしまった。
送迎してもらう予定だったので、やたらに急かされる。そうはいってもどうせ我々だけだろうと思ってたし、別にタイで、キッチリ時間通りということもないとふんでたら、実は10人位を待たせていたことがロビーに下りてきて分かる。焦って鍵をフロントに放り投げて、ダッシュでワゴンへ飛び乗る。かなり冷ややかな視線を浴びてしまった。反省、反省。

そのまま車はドンムアンまで爆走。
チェックインを済ませて、ロビーで待機。やっとここで一息できたよ。はぁ〜。

TG690は定刻通りドンムアンを離陸。
隣が日本人だったので、情報交換してたり、機内食を食べたりで、あっという間に40分が過ぎてしまう。やっぱり飛行機だと本当に近い。
上空から見るラオスは本当に森ばかりの風景で、人の住む痕跡が感じられない。到着したワッタイ空港もなんか非常にのんびりしてサッパリしている。
今まで訪れたことのある、どんな国際空港よりも人が少ないゾ。客待ちのタクシーやトゥクトゥクからすら、あまり殺気が感じられないのが、不思議な位だ。



ワッタイ国際空港
気持ちいいほど何もない…。強烈な解放感を感じる。




タクシー、オーバーヒート中
ラオスのタクシーは、ほぼ空冷式と見た。


とはいえ、話しかければフッかけてくるので、値切って噴水(ナンプー)ヘ。最近のKipはメチャクチャ暴落しており、ガイドブックに記載されている相場もあまりあてにならないことが分かる。
今乗ってきたタクシーの運ちゃんに対しては4$の提示額を2人で1$まで値切ったが、相場が本当に変動しているらしい。
説明しているオッちゃんも熱がはいってきて、1年前には1$=3000Kipだったところが、今や1$=9600Kipにもなっていることを自分の手のひらにボールペンで書いて教えてくれる。
なるほど、なるほど。そんなにkipが暴落しているとは知らなかったよ。

一瞬納得しかけるが、だからといってボって良いわけでもないゾ、オッちゃん。

ナンプーに着いて、とりあえず、目をつけていたPANG KHAM G.H.に行ってみることにする。昼前で時間が良かったのか、2部屋空いていて、良いほうをGET。16$。
しかし、今回の旅ではマジで安さ優先の適当な部屋に泊まることになるわけで、そのへんのこともあって、ちょっとマルヤマに感想を聞いてみるが、全く全然、問題ないようだった。んーむ。素晴らしい。


部屋でシャワーを浴びてから、街をフラフラ歩く。
牛や犬や猫がやたらにウロウロしていて良い感じ。

メコン川に出てみる。
本当にゆっくりとした流れ。高い空。刺すような陽射し。漆黒の影。

しばらくボーッと河を見る。
喧騒と雑踏の、動的な街ばかり訪れていたアジアの国々の中で、ふと足をとめたのは久しぶりのような気がした。

ここが首都っていうんだからラオスってスゴイよ。

そのままアテもなく歩いていくと、突然タートダムが姿を見せる。
いつ作られたか分からない、その黒い仏塔は非常にシブイ味をだしている。
が、ドッシリした荘厳な存在感というよりも、ラオスのゆったりした空気の中に溶け込んでいる、透明感のある陽炎のような風景だった。



タートダム
少し遠くから見つめる感覚がココロに響く。


そのままポクポク歩き、タラートサオへ。衣料品、電化製品、雑貨と見どころも多い。
ペプシとサンカニャーマクー(カボチャプリン)を食べながら、マーケットをグルグル回る。ここならなんとか土産もそろうかも。

それにしても暑い。直射日光を浴びると肌が痛いくらいだ。
汗だくなので、一旦ホテルに戻り、シャワーを浴びて昼寝。

夕方、メコン川へくりだす。さすがに涼しい。昼とは違い、夕焼けが映りこんだ赤いメコン川も良い。



黄昏のメコン
やがてゆるりと日が暮れる。
濃紺の河に吸い込まれそう。



屋台も結構出てきて賑やかになってくる。
適当な所で、ポークラープ、ピンカイ、ビアラオ。

うっわ〜!!ピンカイ激うま!!!!

鶏が美味いとは聞いていたがここまで美味いとは〜。
本気で美味いゾ。ビアラオもイケる!!

はぁ〜。そばに猫もいるし、最高だね。



でた〜!!ラオス最強最美味!!
ピンカイ登場!!

こんなに美味い鶏肉を食べたのは生まれて初めて!!


シメに帰りに地元の甘味屋で甘物を食う。
腹一杯になって、ホテルへ。

なかなかイイゾ、ラオスは。



9月14日へ
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