超極楽ラオス日記


9月17日


今日はトゥクトゥクと直接交渉するために、朝イチでマーケットに行く。
昨日の夜、雨が降ったせいで所々道がぬかるんでいる。



シェンクアンのバス1
ガンガン車体を跳ね上げながらフルパワーで爆走していく。




シェンクアンのバス2
長距離バスは人も荷物も満載。バスもこれだけ頼りにされれば嬉しいだろう。


なるべく人がよさそうな兄ちゃんを捕まえて交渉スタート!
ジャール平原はメジャーなものが3つある。しばらく話をすると40,000kipでNo1、60,000kipでNo1+No2へ行けそうなことが分かる。
ただ、段々話をしていくと、No2はやはり道が悪く、トゥクトゥクでは無理らしい。

よっしゃ、そんならNo1でOKじゃ!

昨日の1/8の金額だし。やっぱり直で交渉して良かったよ。
しかし、そのまま目の前のトゥクトゥクに乗り込もうとすると、止められて、違うトゥクトゥクに案内される。
えっ?これっスカ?

もう4人乗ってるんですけど…。まあ、いいか。

ブリブリ言いながらトゥクトゥクが走り出す。途中で他の客も乗っけたり降ろしたりで楽しい。いつからか、我々だけになり、No1へ向かう。
噂に違わず、かなり道が悪く、何回か天井に頭をぶつけそうになる。

そんなこんなでもシェンクアンは、涼しくて景色も良く、トゥクトゥクに揺られているだけでスンゴク楽しい。昨日の35$のツアーに申し込んでたら、チャーターしたジープで快適だろうけど、こんなに楽しいトゥクトゥクに勝るものはないぞ。

30分位走っただろうか、いきなりトゥクトゥクが止まった。
「????」
兄ちゃんが降りてきて何かを言う。
うーむ。はっきり言って、何言ってるのか全然分からんゾ。

お互いの言葉が分からないまま、それでもお互いが勝手に話していると、どうやら「ここで降りて待て」と言っているらしいことがボンヤリ分かる。

が、分かった所で、「ハイハイ。待ってマス。」という訳にもいかない。
うーん。我々がここで降ろされる全ての正当な理由が想像できないゾ。降りる必然性が全然思い付かない。
でも兄ちゃんも困った感じではある。
仕方ないので、ノートで筆談開始。2人で幼稚園児のような絵を描きまくるが、やっぱりここで待てってことらしい。

ええ〜、ここで〜。
だって周囲5km位、何にもない山奥だぜ〜。


本当に大丈夫かなあ。
ま、でもここで捨ててかれるメリットも相手になさそうだし、ラチがあかないので、2人でポツンと原っぱのド真ん中で待つことにした。

あ〜あ。行っちゃったよ…。



遥かなる大地
こんな所で降ろされました…。


しばらく待つこと5分。体感時間はもっと長かったが、トゥクトゥクが帰ってきた。
はぁ〜。なんかもう疲れたよ。兄ちゃんニコニコしすぎだっつーの。

結局意味の分からないまま、さらに進むと、ジャール平原が見えてきた。
やっと着いたよ。これか〜。
んー、いいぞいいぞ!!



ジャール
謎の壷という言葉そのまま。不思議な風景が延々と続く。


広い平原の中にジャールが嘘のように佇んでいる。
周りの雑草も刈らなければ草木に埋没していたに違いない。
近くには米軍の爆撃後の穴がポッカリ開いている。とても静かで、風が吹く音だけが耳に聞こえる。近くで話す会話が妙に遠く感じるのは何故だろう。本当に何のために作ったんだろうか。

近くには不発弾も多数あるようで、あんまり動き回れない。そろそろイイ時間らしく、ツアーの客も来始めたので、帰ることにする。

帰りも トゥクトゥクの兄ちゃんはジャンジャン客を拾う。現地の人が色々乗ってきて楽しい。
途中リコンファームするために空港に寄るが、なんと空港が閉じていた。
うーん。まあ、1日2便だから時間以外は閉じてるんだろうな。仕方ない。リコンファームなしで、飛行機も明日ブッツケ本番だあ!!

街に戻って兄ちゃんに50,000kip。朝から水だけだったので、カオ・パットとファーカイ。う、美味い。山盛の香草が嬉しい。
メシを食っていると突然のスコール。ドシャブリだ。1日に数回はこのようなスコールがある。ラオスの人も仕事が中断するようで、なかなか大変だ。
一旦宿に戻ることにする。



ファーカイ
鶏の麺。さすがに雨が降って冷えてくると、温かいものが胃に染みる。


夕方、マーケットに行き、色々現地のものにトライする。それぞれ不思議な食い物だが、なかなか美味い。


明日はビエンチャン。シェンクアンはラオスの田舎を体感できたことがとても良かったし、ジャールも静かに感動的だった。今後開発されて街が変わっても、ジャールはあのままに違いない。



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