超極楽ラオス日記


9月21日


ビエンチャン最後の日。

昨日、1日頑張って土産を全部買ったので、今日はフリー。こういうことは珍しい。
とりあえず、腹が減っては、ということでカオ・ピエッ・セン。相変わらず激ウマ。
油条を入れると、また一段とイケル。
これからどうしようかと計画をたてるが、なんとしても実現したいことがある。

よっしゃ。バイクをレンタルだぁ〜!!

1日10$。スズキの100cc。
ん、免許?
もちろん。合言葉はNo Problem!!
10$と交換で免許証までレンタルしてくれる。当然ノーヘル2人乗りもOK!!

うぉ〜〜〜〜〜!!!!!

た、楽しすぎ〜!!!!!

いきなり行動範囲が広がったので、嬉しくて仕方ない。



本当に楽しい!
出しても時速30Km。なぜなら道が悪すぎるからなのだ。


まず、タラートトーンカンカムへ。
ここはビエンチャンで一番大きなマーケット。ということで活気もあるし、品数も多い。グルグル回って、ラオス米2kgをGET!!



タラートトーンカンカム
市街地から少し離れているが、ビエンチャン一の活気。品数も充実で一日いても飽きない。


次に、ちょっと離れた所にサーカスがあるというので、見に行ってみる。
オォ。円形劇場が見えてきたゾ。でも近づくにつれて、かなり開店休業中なことが分かる。
普段ならここでガックリくる所が、今日はバイクがあるので、全然OK!!

調子にのって、タラート・タート・ルアンへ爆走。
んー、風が気持ちいい〜。

そこから、さらに南に下り、メコン川の中洲のようなチャン島へ足を伸ばす。
島へは1本しか道がないわりに場所が分かりにくく、迷う。
ガイドに書いてある目印も「道路脇の給水塔を右折」というオリエンテーリングのような状況のなか、何度も行ったり来たりしながら、やっと橋を発見。

おいおい…。この橋を渡んのかよ…。

こういうさー、板張りで穴だらけの橋って、映画で良く見るんだけど、いつも決まって何かが起こるんだよなー。しかも重たいバイクが一緒だしなー。

などと、一瞬消極的になりかけるが、まぁ、ここまで来たのだし、落ちても下はメコン川だし。とか妙な理由をつけつつ渡る。
何回かバイクが言うことを聞かず、川に持ってかれそうになるが、なんとか無事にチャン島へ。



チャン島への橋
所々に穴が空いているため、ヒヤヒヤしながら渡る。


島は全然舗装してないので、ドロドロになりながら一周。しかし、このバイク。カブ式なんだよな。オフロードよりも働かせてるかも…。
一周して得た2人の結論は。「何にもないとこだね。ここ…。」

さて、ビエンチャンの市内はどとんど行き尽くしてしまった。 バイクもレンタルできて夢もかなったよ。

今日、最後のシメは、ワット・ソクパルアンの薬草サウナだ!

しかし、またしても情報が不明確なので、グルグル回ることになる。途中ガソリンも2回入れて、1時間位は探したゾ。
最後は仕方ないので、近くの屋台で揚げバナナを買ったついでに道を聞いて、なんとかたどり着いた。



薬草サウナ
なんとなく南国ムードが漂う不思議な空間。何も考えずにサウナに入って汗を流すと気分も最高にリフレッシュ!


サウナは高床式で、1階部分で薬草を炊き込め、2階部分が部屋になっている仕組み。いわゆる湿式のサウナらしい。
結構狭い部屋の中にラオス人、イギリス人、日本人とギュウギュウになる。部屋の中で色々話ができて、いい感じ。
男女混浴なので、まぁ女性はちょっと覚悟が必要かもしれないけど、すんげー気持ちいいゾ。
合間に外に出るとお茶が飲めるのだが、それがまた美味しいのだ。

あー、ビエンチャン最後の日にこんなにノンビリできるなんて、最高だね。ホント極楽気分。
一応、ドネーションとなっているが4,000kipを払い、帰路につく。
サウナの後にシャワーかなにかでサッパリしたかったが、ラオスにそれは求め過ぎかな。ミーサイマッサージでもそのまま帰されたしな。
そんなこんなで1時間以上サウナに入っていたので、もうノドがカラカラ。

宿の近くでバイクを返し、即、ラオス料理専門店のSoukvemarnへ。
うおー。ビアラオくれー。
出されたビアラオをゴクゴクのむ。
ふー。一息ついた。

ここの料理屋はラオスでは極珍しくイマイチ。観光客相手の店員のフザケタ態度と、店構えから見て常軌を逸した価格。さらに2箇所も計算を間違え、高く請求される所だった。
我々の胃袋はかなりの穏健派なのだが、流石にちょっと味にも影響するゾ。
んー。今日イイ目をみすぎたからかな。

ま、お腹も一杯になったから最終的には良しとするか。
手持ちのkipもピッタリ使い切り、いよいよ明日はラオスを離れることになる。


ラオスは本当に素敵な国だった。
派手な観光地も都会的なものも何もないので、そういう類いを求める人がラオスに来ても、つまらないに違いない。
この国はなんと言っても、人が良く、飯が良く、空が良く、雲が良く、河が良い。
人間と機械と動植物が非常に同じレベルにあって無理がない。
なんというか人として自然体でいられる、肩の力の抜ける気持ちの良い国だった。
世界の中で、ラオスははとても厳しい局面にあるのだろうが、反面とても強みのある国だと思う。もちろん、比較の問題ではないし、良い悪いも意味のないことなんだろうけど。

この国の人の笑顔や親切に触れると「人間も悪くないかな」と思える自分に嬉しくなる。
10年・20年後は、だいぶ様子も変わってしまうのだろうが、根底にあるものはきっと変わらないはず。またいずれ訪れた時に、その変化と本質を感じてみたい。

って、いうかさ。
要はラオスは美味すぎるっつーの。
コプチャイ・ラオス。また食いにくるゼ。





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