気がつけばタイ日記
５月１日
少し寝坊して８時に起きる。
昨日からの雨がまだザンザン降っていて、涼しいのはいいんだけど、動き回れるかどうかが心配。
今日は土曜日なので、ウィークエンド・マーケットに行くつもり。必ずといっていいほどガイドなどにも載っているけど、本当に楽しみだ。
ＭＢＫの本屋でバスの路線図を買う。が、ちょっと不安なので、念のためホテルのインフォメーションで確認する。
バスに乗るのは初めてなので、現地の人の動きを予習してから、ダッシュ。
タイもまた、必ずしもバス停にピッタリ停まるわけではないので、小走りで飛び乗る。
ノンエアコンで、１人３．５バーツ。
１５分ほどでマーケットについた。
しっかし、予想以上にデカイな〜。
日本流にいえば、東京ドーム４個分位はあるぞ。適当だけど。
うーん。広いだけに気が急く。
しかも胡散臭い所が、またいい味だしてるよ。楽しいね〜。マーケットの周りには屋台もドッチャリあるし、美味い飯も食えそうだ。
とにかく広いので、片っ端から歩き回るつもりで気合を入れていく。でも最初から「闘鶏売場」。しょっぱなから釘付け。
闘鶏売場
筋肉隆々でイカツイのばっかり。
地元のオッちゃんが飽きずにズーっと見てる。
その後、魚、衣服、雑貨、日用品と見て回り、ついにきました「ペット屋街」。想像を絶するグチャグチャ状態だぁ。
タイ人は犬が好きなのか、やたらに子犬が売られている。そこかしこで、洗濯カゴみたいなのに山盛りの子犬。しかもさわり放題。
下手な動物園より面白い！
我々は猫好きなので子猫目当てなのだ。数的には少ないが、時間を忘れて遊んでしまう。
そこで、ふと冷静になってみると、ここには少なく見積もっても２〜３０００匹の小動物がいることになる。これに鳥類だの爬虫類だのを加えると、とんでもない数になるはず…。需要と供給のバランスはどうなってるんだろう？
まさか街で見かけるグデーッとした犬が、ウィークエンド・マーケット卒の慣れの果てってことはないよね。でも本当に不思議だよなぁ。
子犬売場
本来なら阿鼻叫喚の世界になるはずだが、子犬なので妙に愛敬のある雰囲気が醸し出されている。
タイってスゴイ…。
その後、植木鉢を物色。タイはあまり植木鉢に凝ることがないのか、プラ鉢か、あるいはファンシー系のダサイのしかない。
植木屋街も全部の店を見て、やっとマシなヤツを購入。２つで２００バーツを１８０に値切る。
さらに龍の柄の小さい壷と、ゼブラ印のチリレンゲをＧＥＴして大満足。
ちょっと腹が減ったので、現地の人で混んでいる屋台で飯を食う。麺美味し。
そこらの屋台
適当に指をさして注文する。ハズレ率が低いので安心。
さらに名前は分からないけど、タイ風アメリカンドックも最高に美味い。
マーケットはほぼ回ったので、一旦ホテルに戻ることにする。帰りがけにランブータンを買う。半キロ８バーツ。食いにくいが味はいい。
今日はこのあと、映画を観ることとする。いつも海外ではその国の映画を観ることにしているのだ。
隣のＭＢＫの９Ｆに映画館があったので、様子を見に行くと、タイ物は１本しか上映していないようだった。
ちょっと即決するのも口惜しいので、その足で、サヤーム、スカラ、リドと回る。
しかーし、どこも洋画ばっか！根性ないぞー。もっと現地モノをやればいいのに…。
こうなったら半分意地になって、さらに足を伸ばしてワールドトレードセンターへ。ヘトヘトになって着くが、やっぱりここも洋画ばっかり。
う〜ん。まだ晩飯も食ってないしなぁ。
ここでアッサリ予定変更。映画は後回しにし、今日は食欲のままに「タイ王宮料理」を食うことに決定！！
なぜなら、その店が目の前にあるからなのだ。
コースを頼んだのだが、次から次へとかなり大量に出てくる。基本的に残すのはキライなので、最初から全部食ってたら、肝心なメインの時にかなり満腹になってしまっていた。でも、屋台料理とは違う美味しさを味わうことができて良かったよ。
２人とも完全に腹一杯ギリギリまで食って、フラフラになって店をでる。
もうさすがに疲れてきたので、スグにでも宿に戻りたかったが、近くにエラワン・プームがあるので、寄ってみることとする。
おあ〜。ここも雰囲気あるよ！
夜なので、なおさらいい。
エラワン・プーム
感覚的に表現すると、さっぱりした怪しさって感じかな。
現地の人の生活に根ざしていることが分かる。
願をかけた人が成就すると、お礼に踊りを奉納する仕組みらしく、民族衣装に身を包んだ綺麗なお姉ちゃんが８人もいて、踊ったりしている。もちろん生演奏。
奉納の舞い
踊ってもらう人数によって値段が違うらしい。それにしてもキレイ。
ボーっと踊りを見ていたその時。
あ！！！
とマルヤマがでかい声を出した。
振り向いて見ると…。絶句。
象がいる！！！
ついさっきまで、エラクお姉ちゃんに感動していたことも忘れ、象の所に走っていく。
どうやら営業しているらしく、２０バーツでモンキーバナナ１房を買い与えるようだ。
もう全然我慢できず、マルヤマとでバナナをあげる。
やっぱり象はカワイイなぁ〜。
営業中の子象
２０バーツでさわり放題はおトクでしょう。
象使いの兄ちゃんに聞くと、まだ子象だとのこと。バンコク市内の中心部だし、象は立ち入りが禁止されているとも聞いたことがあったので、まさか象に遭遇するとは思ってもみなかった。
しかし今日は充実してたなぁ。
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