気がつけばタイ日記
5月2日
昨日は食べ過ぎたので、今朝はあまり食欲がない。朝飯はほどほどにして、早速でかける。
今日は暑くなりそうだ
まずは、ワット・ポーを目指す。先日同様インフォメーションでバスの番号を確認すると15番だという。
サヤームセンターの前まで歩き、しばらく待っていたら…、来た!
段取りは昨日のバスで分かっているので、安心して乗る。ふぅ。
そこで、ちゃんとワット・ポーで降ろしてもらうため、近くの車掌さんに、ワット・ポーに行くかを聞いてみると、思いっきり否定される。
ガーン。行かねーじゃん!
どうでもいいけど、インフォメーション。ウソつくなよな〜。
もう、バスはフルスピードでトバしちゃってるしさー。
ところが、車掌のオバちゃんが優しくて、料金もとらずに、次のバス停で降ろしてくれた。本当のバスは48番らしい。ありがとー。
待つこと10分。来た!
今度こそと思い、乗るなりスゴイ勢いで車掌さんに確認する。
どうやらちゃんと行くらしい。しかし、車掌さんもイキナリ飛び乗ってきた日本人に、ワット・ポーに行くかどうかを迫られて迷惑だったろうなぁ。
まぁバスは3.5バーツだし、間違えてもダメージが少ないけど、使いこなすのが大変だよね。車掌制度は、こういう時にとてもありがたい。
ノン・エアコンのバス
大体こんな感じ。車掌さんがいるので安心なのだ。
ワット・ポーは今まで見たことのない、タイの建築様式で、なかなか良かった。特に屋根が印象的。
大寝釈迦像も見ごたえがあった。有名なバラモン教の宇宙観を表している足の裏も見られたし、満足満足。
寝釈迦像
デカすぎ。でも、時間がゆっくり感じられる雰囲気が良かった。
そのまま、敷地内のマッサージ場へ。
タイ式マッサージの総本山ということで、本当はこっちがメインの目的なのだ。
日曜日ということもあり、スゴク混んでる。
1時間で200バーツ。番号を呼ばれて中へ入る。
結構広くて、15人位が一度にマッサージしてもらっている。マルヤマは小錦系のかなり太ったオバちゃん、私はカレン・モクをねじった系の細いオバちゃんだ。
マッサージはスゴク気持ち良かった。もし大金持になったら、間違いなくタイ人のモミ士を雇うね。オレは。
ただ、マルヤマはかなり整体のようなハードなものを想定していたようで、やや不満が残ったとのこと。
時間も1時を過ぎたので、このままヤワラーを目指し昼飯を食うことにする。
途中、チャオプラヤ川に寄る。
うーん、こんなもんか。つー感じ
結構、ボートとかにも憧れてたけど、実際に川を見たらどうでも良くなってきた。まぁ、自分の頭の中で美化しすぎてた所もあるし。
そのまま進むとパーク・クローンマーケットに出る。
ここはスゴクいい!!
なんていうか、完全に地元。卸し売り市場なんだけど、とにかく量的に圧倒される。
様々な山盛りのフルーツや、野菜は見てるだけでも楽しい。ドリアンやジャックフルーツ、その他見慣れないものが沢山あるよ。
すでに忙しい時間帯は過ぎているらしく、みんながノンビリしてる雰囲気も気に入った。
フルーツ色々
トラックの荷台には山盛りのドリアン。ジャックフルーツも初めて見た。
しかも、マーケットのどこに行っても猫だらけ!
猫好きのマルヤマなどは、もうやたらに触りまくっている。
完全に後ろ髪を引かれている我々だったが、なんとか空腹感を思い出し、ヤワラーへ向かう。
そもそもヤワラーでのシーフードがあったからこそ、ここを脱出できたが、もう少し目的意識が甘かったら、完全にハマって帰らぬ人になっていたな。恐るべしタイ猫。
タイにゃい
そこら中ネコだらけ。全然人を怖がらない。
大通りにでて、急にハラペコだったことに気がつく。
迷いながらもヤワラーへ。
なぜ、我々がそこまでヤワラーへこだわるのかというと、タイに来る前、日本で散々タイ経験者より「ヤワラーのエビ」を刷り込まれていたからなのだ。
実際に屋台料理は大好きだし、非常に美味そうな写真なども見るにつけ、想像力豊かな我々の脳裏には、すっかりシーフード天国が思い描かれていた。
やっとこさ到着。
おいおい。ホントにここかよ?
イメージと全然違うぞ。時間が中途半端なのか屋台も全くない。
かなりガックリきた。端から端までずいぶん回ったが、状況は変わらない。
は〜。マジっすか〜。
期待感が極大だっただけに、比例して力が抜ける。シーフード天国はウソだったのか?
途方に暮れてても仕方がないので、唯一やってた近くの屋台で適当に飯を頼む。口惜しかったので昼からシンハー。
カオパットとラート・ナー。シンハー2本で、110バーツ。美味かったので、少し疲れがとれた。このまま夜までここにいるのも、もったいないので、ヤワラーは明日とする。
くそ〜。エビ食うまで日本に帰らねーゾ。
一度市街地に戻ることとするが、結構動いてしまったので、バス通りから外れてしまっているようだ。
そこで、流しのトゥクトゥクをつかまえて、値切って40バーツでMBKへ。初のトゥクトゥク!
なかなか快適で気に入った。やっぱりこういう足がある国は行動範囲が格段に広がっていいよね。
MBKに戻って、前にチェックした現地映画を見る。
MBKの9Fに新しくできた映画館のようだったが、とてもキレイで充実している。座席・音響・スクリーンともに文句無し。これで1人100バーツ。しかし、東京にもこんな充実した映画館はないぞ。
映画のストーリーはシンプルなシリアス現代ものだった。言葉が分からなくても内容は十分理解できる。
タイ映画
一見さわやかな感じだが、実はしんどいストーリー。主人公が格好いい!
タイ映画は初めてみたけど、かなりイイ線いってると思った。男優・女優とも現地のアイドル系のようだったが、力があるし、ストーリーもそこそこ練れている。思ったよりも水準が高く、驚いた。もっと日本に紹介されてもいいのになぁ。
また、話では聞いていたが、映画が始まる前にスクリーンに国王を称えるショートフィルムが上映され、その際は客は全員起立して国王賛歌を斉唱する場面があった。
茶髪の遊び人系の兄ちゃんも、ちゃんと起立してる。
フィルムの内容も、高圧的なものではないし、国民がみんな国王を尊敬している雰囲気が感じられて、静かに感動的だった。
映画も良かったけど、そういう彼らの普通の感性に触れることができたことが、とても有意義だった。
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