エアクッション艇1号型 | ||||
基準排水量:100t | 全長:26.8m | 全幅:14.3m | 吃水:0.87m | |
主機:ガスタービンエンジン4基、2軸 (うち2基はリフト用) | 出力:15000馬力 | 速力:40kt | ||
兵装:なし | 乗員:5名 | |||
解説:輸送艦「おおすみ」型搭載艇として導入された揚陸艇。 従来の揚陸艇と異なり、いわゆるホバークラフト型で船体下部の周囲を覆う強化ゴム製のスカートを有し、そこに空気を吹き込むことによって生じるエアクッションによって1m程度浮上して航行を行う。 このため、海底の地形に左右されることなく揚陸が行えるほか、直接砂浜に乗り上げて揚陸を行うことで搭載車両の迅速な積み卸しを実現している。 エアクッションによる浮上航行は水の抵抗を廃することができるために、後部にもうけられた大型のプロペラによって40ノット級の高速航行が可能である。 積載能力は50トン以上で、90式戦車で一両、装甲車ならば4両が輸送可能である。 なお、ガスタービンの排気は前部にある旋回式の排気口から排出することでサイドスラスター的運用を行って前後左右旋回と様々な動作が可能になっている。 しかし、その推進形態から航行時の騒音はかなりのものでもある。 当初は各輸送艦の搭載艇として運用されていたが、柔軟的な運用を行うために平成16年4月8日に自衛艦籍に昇格となった。 |
艦番号 | 艇名 | 就役 | 建造所 |
LCAC-2101 | エアクッション艇1号 | H10.3.11 | 米 テクストロン |
LCAC-2102 | エアクッション艇2号 | H10.3.11 | 米 テクストロン |
LCAC-2103 | エアクッション艇3号 | H14.3.12 | 米 テクストロン |
LCAC-2104 | エアクッション艇4号 | H14.3.12 | 米 テクストロン |
LCAC-2105 | エアクッション艇5号 | H15.2.26 | 米 テクストロン |
LCAC-2106 | エアクッション艇6号 | H15.2.26 | 米 テクストロン |