バックナンバー・こんな事語ってました

お酒について語らせて
確かに言ってたこんな事


UPDATE.1998.1/30
2001.2/2改訂


第3回 お酒と対峙する

与太話〜酒文化について序章?

K:「『お酒について語らせて』の改訂をやってるんですって?」

N:「そうなんですよ。アレは私が個人的に大切にしているコンテンツなんですけど、大儀的には『酒文化・ この素晴らしい世界を広めたい』ってところから始まってるわけです。当然専門的な部分も初歩的な 所くらいは知っておいて貰わないと理解して貰えないだろうと書いて来たわけですが、それがどうもねぇ』

K:「ダメなんですか?」

N:「バックナンバーをアップロードしたときから『これで良いだろう』と思うものだけを公開したつもり なんですけど、最近になって・・・。規定やup to dateな情報を扱っているサイトというのは 今や たくさんありますからね。検索もできますし。」

K:「確かにマスターが作り始めた頃に比べるとたくさんありますね」

N:「原点に返って読み返していくうちに、『これはお酒を知らない人には楽しんで読んで貰えないんじゃ ないか?』って思うようになって、あのまま上げているのが嫌になってきたんですよ。もともと自分が 楽しめるコンテンツで無ければ意味無いって思ってますから。自己満足も出来ないようではねぇ。それで、 お力お貸しください(^^)」

K:「まあ良いですけど(^^)」

N:「ダメと言われても強引に引き込むけどね(^^;)」

K:「何についての語らせてなんですか?書きなおすの」

N:「色々あったんだけど、Kim先生にお願いしたいのは対象が無いヤツ。『お酒と対峙する・人間 らしくやりたいな』のところ。お酒を飲むときに何かテーマを持って と言う・・・」

K:「なんか漠然としてて難しいところなんじゃないですか?」

N:「もともとは横浜のYUKOさんとのやりとりから生まれた事柄で、彼女、自他ともに認める愛飲家で ね、ラテンとラム酒が好きなマック使いなんです。その彼女がある年、お酒に対しては「広くゆっくり」 というテーマを持って付き合っていくという計を掲げたんです。これに触発されて私も考えてみたんですよね。」

K:「マスターのその時のテーマって何だったんでしたっけ?」

人間らしくやりたいな

N:「私がその年掲げたテーマは、『人間らしく』だったんです。」

K:「例のサントリーの・・・」

N:「そう。ご存知サントリーのトリスウイスキーのコピーとして使われたやつね。「人間らしくやりたい な。トリスを飲んで人間らしく。人間だからな。」っていう。なんでこのテーマにしたかと言うと、人間 ってとても脆くて、弱く、でも美しくありたい、がんばりたい生き物だと思う。本来ダーティーに陥りやす いんだけど常に素敵でありつづけようとする。まあ欲深ともとれるんだけど、だから 人間らしくやり たいとは奢らず気負いなくマイペースで、だけど前向きにやっていきたいなって事だったの。『酒・サケ・ さけ と うるさいくらいお酒とのつき合いを大事にして、それでもカッコつけないで自然であろう』と。 これをとある年のテーマにしてみたんですよねぇ。堅い カタイなぁ(^^;)」

K:「その計はうまくいけました?」

N:「どうなんだろう?あんまり記憶にないなぁ(^^;)。でも、自然体でいられたってことではないですかね ?お酒とのつき合いは日常的である上で。だから良かったのかなぁ」

K:「マスターにとっては簡単過ぎたんじゃないの?それじゃあ計にならないでしょ。で、今また改めて ご自分のテーマの話しを書くわけですか?」

N:「いや、『酒文化を広げたい』というお題目が大前提ですから、ここは世間の皆さんに問いたいですね。」

K:「また漠然としませんか?難しいなぁ。そもそも 普通の人はお酒を飲むのにいちいちテーマを持って臨まないでしょう?」

N:「そうなんだよねぇ。お酒を飲む行為を堅苦しいものにはしたくないし、それこそ楽しんで取り組める こだわりじゃないと・・・。話しの取っかかりが難しそうだなぁ。あの時はお酒を飲むというのが体たら くな行為だから、って側に立ってちょっとは洒落たものになるようにテーマを持とうって事にしたんだ ね。ハッキリ言って面白く無いね。 (^^;)」

K:「やっぱりテーマを持つなんてのはお酒の魅力を知ってる人を対象にしたテーマですよ。」

N:「そうだよね。そこがポイントだな。例えばお酒を知らない人でもお酒には何かしらのイメージっていう ものがあって、それを頼りにお酒と関わることってあるよね?」

K:「例えば?」

N:「ズバリ 恋愛!」

K:「また安直な(笑)」

N:「いや、安直けっこう。全ての男女の行動、その源は男は女の為に、女は男の為にある」

K:「お酒を飲むのもしかり と?」

N:「稀にね。お目当ての彼女をデートに誘いだして、夜の帳がおりて夕食 そのあとバーへ。お洒落な 会話を挟んで、彼女はカクテルグラスを傾ける・・・」

K:「いや、どうも 男よがりな(^^;)」

N:「女性は女性で食事が終わって送ってもらっておやすみなさいっていうんじゃあ『なんなのこの男』って」

K:「どうなんですかね?(^^;)」

N:「まず初めてのデートの誘いにOKしてくれた段階で脈はあるわけだよね。しかしその後発展が望めるか どうかは次にバーに行くかどうかに掛かってると言っても過言ではないね」

K:「まあ そういう事にしておきましょう」

N:「彼女にはスマートなカクテルグラスのショートドリンクをオーダー、自分はビシッと冷えたジンなんか をストレートでやる。『ああ、この人カッコイイ』」

K:「カッコいいですか?(^^;) カッコイイっていうのがどういうものか解らないですけど、その人それぞ れに合った飲み方ってあるじゃないですか?背伸びをしたんじゃあ・・・」

N;「でもそういう事がデートの定石みたいになったら酒人口も増えるのにね。みんなイメージの中だけで 実際にする人は少ないんだろうなぁ」

K:「でもお店やってるといるでしょ?そういうシチュエーションの人。」

N:「あ、いた!ちょっとwebとかでは書けないような人が(笑)。でも、初初しいカップルでバーないしカク テルは初めてっていうと以外に少ないね。つき合いはそこそこあってバーは初めてっていう人は結構いるけど」

K:「男にしてみればリードしたいじゃないですか?だから男性側は大抵経験があるんですよね。予め一人で 来ておいて とか」

N:「その通りですね。逆に経験のある女性と初めての男性とのデートっていうシチュエーションは少ない ね。女性から初めてでバーには誘いづらいんでしょうね。そういえば休日にとあるバーで一人で飲んでたら 横で急に ガターン! っていう音がして、見るとスラッとした女性がフロアに倒れてるの。男性が まさに肩に担いで店出ていったよ。そこのマスターに聞くと初めてのお客さんってことだったけど」

K:「恥ずかしかったでしょうねぇ その男性」

N:「彼女との仲を成功させる為に前もって一生懸命お酒の勉強はしてるわけですよ。彼女にはグラスも スマートな似合いのカクテルをチョイスしてあげる。自分も決して酔わないように配慮しながらグラスを 口にするわけ。その後の行動を考えながらね」

K:「なんですか その後の行動って(^^;)」

N:「ところが彼、初めてデートする女性だから、彼女のアルコール許容量が解らない。彼女も 決して乱れたところは魅せたくなくて頑張ってるけど、自分のキャパシティーは解らない。ここに盲点が あったわけだよね」

K:「お互い気を張ってますからねぇ」

N:「その点Kim先生は凄いよね。女性に限らず周りの人の酔い加減を把握するのには敬服するよ」

K:「散々飲みましたからね。私も仲間達も」

N:「要は経験、場数ですかね?やっぱり色々な飲み方があるんですからそういう経験を重ねるうちに 身についてくるものってありますよね。それには色々な人とのつき合いっていうのもあるわけで、 自ずと自分のスタンスが出来るわけでしょ?飲み会とかでも 相手に合わせて」

K:「いろんな立場で飲むっていうのはいい経験になるでしょうね。上司として、部下としてとか」

N:「カッコイイ男・カッコイイ女っていうテーマで語った事があったけど、ステップアップしたらコレです ね。自然体で飲む。カッコイイスタイルっていうのはいずれついてくる」

K:「お酒と対峙する時のテーマの話しは何処行ったんですか?(^^;)第一、お酒を知らない人たちに向け て、じゃ無かったの?」

N:「む、むぅ。以前もテーマは絞らないとか言いながらトリスの話しになっちゃったんだよなぁ・・・。 収拾がつかなくなっちゃって・・・結婚式の誰かのスピーチみたい(^^;)」

K:「あ、言いますか?ソレ 言っちゃいますか?(爆)」

N:「お酒と対峙するっていうのは図らずも20世紀後半にまとめようとしてとん挫した『酒文化について』 に繋がる大きなテーマなんだよね。お酒とのつき合いを日常レベルで見ようとするわけだから。 色々なお酒とのつき合いが日常生活には溢れているわけで、そのひとつを取り上げるわけだから 私個人 としてはそこにいっちゃうんだろうなぁ。そうか、酒文化についてまとめようとしたのは、ここら辺から 始まったんだ。なんか見えて来たような気がするな。んんんんん・・・・・・・・・・・いいか、今回は与太話で」

K:「いいんですか?」

N:「うん、いいです。なにかとてつも無く大きなテーマに発展しそうな気がするんだけど。『酒文化について〜序章』みたいな。まあ今回はいいや。改訂の必要を感じたらまたやる。コレ、とっとく。面白いか もしれないし」

K:「オチの無い落語みたいになっちゃって(笑)」

N:「お砂糖が足りないもんで(^^;)」

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