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G2-オールカマーの反省

時間の都合上簡単にさせていただきます。
馬券
また裏目に出てしまった。10頭立てといっても下位人気の4頭は実力不足で実質的には6頭の勝負と思っていたが、その6頭のうち私が評価を低くした2頭で決まったのだから完敗としか言いようがない。コイントスが出遅れた時点で私の馬券は終わっていたとはいえるが、それでもここまで読みが見当違いだとそのショック度はかなり大きい。連敗もかなり続いているし、精神的にもかなり追い込まれた状況である。何かきっかけでも掴めれば変われるのかもしれないが、今はそういう兆しすら感じることはできず、どうしていいのか分からないというのが正直なところである。
ホオキパウェーヴ
菊花賞2着の実績を持っているのだから能力的には当然に通用できるレベルではあったが、前走の札幌記念の負け方がひどかったので一叩きだけで復調してくるとは思わなかった。でも、事実として勝ってしまったのだから一叩きで一変したと考えるしかない。距離が延びていいタイプなので天皇賞秋ではどうかと思うが、今後はG1戦線で活躍しても不思議ない存在となった。
グラスボンバー
別定G2でもきっちりと連対を果たしたのだから、かなり実力をつけていると考えていいだろう。距離も問題なかったようだし、今後は長距離戦でも目処が立ったといえる。G1レベルとなるとさすがに苦しいとは思うが、G2G3レベルならいつ勝っても不思議ないと言っていいだろう。
エルノヴァ
この馬なりによく頑張っているとは思うが、やはり牡馬相手だと少しきついのかもしれない。それでも悲観する内容ではないと思うし、牝馬限定戦なら走りが変わってくると思う。
チャクラ
上がりだけの競馬になったのはこの馬にはきつかった。もう少しスタミナのいる上がりがかかる展開ならば結果が違ったと思う。走り自体は悪くなかったと思うし、条件が揃うようであれば次は期待していいのではないか。
ヴィータローザ
やっぱりこの馬は分からない。今回はこの馬に合った条件が揃ったと思ったが、結果的にはこの負け方だからムラがあるとしか言いようがない。上がりだけの競馬になったのがきつかったのかもしれないが、それでもちょっと負けすぎという感じがしてしまう。
コイントス
出遅れがすべてだろう。ゲートが開く直前にゲート内でごちゃついていたので嫌な予感はしたが、出遅れた時点で「終わった」と率直に思った。ペースが上がらなかったので、どうせなら行ってしまった方が良かったような気もするが、さすがに若い藤岡騎手では、そこまで思いきったことはできないか。決め手があるタイプではないし、直線だけの競馬になったのではこの結果は仕方ないということになる。
予想と見解 好材料と不安材料

参考
G2-オールカマーの予想
結論

◎コイントス
 ○チャクラ
  ▲エルノヴァ
  △ヴィータローザ
  △グラスボンバー
  △ホウキパウェーヴ

買い目(馬連) 合計7,000円
  6-7(3,000円)
  軸7--1,5,8(1,000円)
  7-10(500円)
  5-6(500円)
にへいの見解
いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。
本命◎はコイントスである
別定G2にもかかわらずけっこう小粒なメンバー構成となった。これといった信用できる馬が不在でもあり、予想としてはかなり難しいといえる。今回この馬を最終的に選択した理由は2つである。1つは展開の利である。先行馬不在のこのメンバー構成であれば、楽に逃げることができるのはほぼ間違いない。前走も自分のペースで逃げて3着だから今回も自分のペースで逃げれば2着はなんとか確保できるのではないかという判断である。もう一つは道悪である。道悪が得意というレベルかどうかは分からないが、たぶん苦手ではないと思う。上がりがかかる方がこの馬には有利になると思うし、道悪となれば追い込みがきかなくなるというのもこの馬には有利に働くという判断もあった。なので、この馬が持っている実力をきっちりと出し切ることができるのであれば、たぶん連対は外さないとみている。ただ、ダイヤモンドSで惨敗を喫しているように、アテにできない面もあると思うし、札幌記念では3着に導いたとはいえ藤岡騎手というのもどうなのだろうか、という気持ちもけっこうある。3着以下に負けても不思議はないとは思っているのも確かである。
対抗○はチャクラである。
前走の新潟記念は内容としては悪くはなかったと私は思っている。距離延長は大きなプラスとなるはずだし、今回は別定戦となるのもこの馬にはプラスである。道悪が得意かどうかはよく分からないが、たぶん苦手ではないと私は思っている。スタミナのある馬なので、上がりがかかるようなタフなレースの方が向いているという判断もあり、この評価にした。ただ、この馬も最近はアテにできない面があるだけに、半信半疑という気持ちが強い。
単穴▲はエルノヴァである。
ふつうは牝馬はあまり評価しないのであれば、ここまでメンバーが落ちるともしかしたら通用するのではないかと思ってしまう。前走クイーンSで5着に負けていることもあり、それほど信用はできないが、チャンスはあると判断した。
4番手△はヴィータローザである。
前走の新潟記念で3着しているように、ようやく復調してきたように感じる。道悪もセントライト記念で勝っているように苦手でないのは間違いない。これまでの実績なども考慮すればこの馬の1人気は仕方ないところだろう。とはいえ、前走もレース中にもたつくというか、どうもぎこちなさを感じたし、走らせてみないと分からないというアテにできない部分もある。人気を考えると狙いづらいということで、この判断にした。
5番手△はグラスボンバーである。
七夕賞3着、新潟記念2着とこのメンバーでは最も勢いのある上がり馬と評価できる。このメンバー構成であれば初重賞制覇のチャンスともいえるが、ひねくれものの私は別定G2を勝ちきれるだけの実力はまだないと判断した。でもさすがに消すことはできずに押さえることはした。
6番手△はホオキパウェーヴである。
菊花賞2着の実績を考えれば、ここを勝ちきっても不思議ない馬であることは確かである。でも、私としては前走の着順がどうも気に入らない。いくら何でも負けすぎだと思う。それにこの馬は道悪は意外にダメなのではないだろうか。そういう気持ちが強く、押さえの押さえという評価にとどめた。
道悪になったことで、他の4頭にもチャンスが出てきたという考え方もできるが、私は残り4頭は上6頭とは力差がかなりあると思っている。いくら道悪でも馬券はいらないと判断した。
まあ、こんなところです。

G2-オールカマー

ヴィータローザ
(牡5・蛯名57)
買い H17金鯱賞2着、H16朝日CC2着、H15セントライト記念1着など。 6月の金鯱賞で2着しているという実績はここでは上位といえる。タップダンスシチーには力の違いを見せつけられたが、シルクフェイマスやアドマイヤグルーヴには先着したのだからG1級の実力は見せたといえる。前走の新潟記念でもハンデを背負って3着なら内容としては上々といえるし、中山2200mはセントライト記念を勝った思い出のコースでもある。叩かれながら徐々に調子を上げているのを感じるし、そろそろ本来の走りを見せてくれるのではないか。
消し 前走の新潟記念で3着、前々走の北九州記念で5着と、悪い走りではないとは思うが、G3だったことを考えると、物足りない結果といえる。どうもこの馬は安定度がないというか、ムラがあるというか、アテにできない面が多すぎる。今回はG2にレベルが上がることを考えると、前走よりも厳しい戦いになるという考え方もできる。夏場を走ったことで少し疲れがたまっているということもあるかもしれない。
エルノヴァ
(牝6・田中勝55)
買い H16クイーンS2着。 昨年のエリザベス女王杯で3着という実績を持っていることを忘れてはいけない。どちらかと言えば先行馬有利の展開を上がり33.4というかなりの末脚を見せて追い込んできており、牡馬相手でもG2なら十分に通用するだけの能力はあると思われる。今年もメトロポリタンS2着、目黒記念4着とそこそこの結果は残しているし、前走のクイーンSも休み明けということを考えれば5着でも悪くはなかったと思う。一叩きされた上積みは大きいだろうし、この程度のメンバー構成であれば巻き返しは十分に可能である。
消し エリザベス女王杯で3着というのは立派だとは思うが、重賞勝ちの実績はないわけだし、今年もメトロポリタンS2着、目黒記念4着と、結局は好走で終わってしまっている。どんな相手でもそれなりに走るが、勝ちきることはできないという典型的なタイプと考えていいのではないか。ハンデ戦の目黒記念で4着ということは、別定戦だとさらに苦しくなるという考え方もできるし、前走のクイーンS5着もちょっと物足りない内容だったようにも感じるだけに、牡馬相手で一変するというのは厳しいのではないだろうか。
カゼニフカレテ
(牡6・江田照57)
買い H15愛知杯1着。 重賞を勝っていることを忘れてはいけない。G2の日経新春杯で5着という実績もあり、潜在能力は高いという裏付けといえる。近走の成績がいまいちでも持っている能力を出し切っていないだけということも考えられるわけで、近走の結果だけで実力不足と判断するのも危険だろう。連闘で勝負してくるというのも、馬に刺激を与えるという意味では有効であろうし、走りが一変するということも考えられる。
消し 前走準オープンで敗れているし、前々走の小倉記念も見せ場なく終わっている。準オープンやローカルのハンデ重賞でも結果を出せない現状からすれば、別定G2で巻き返すというのはとても考えられない。重賞勝ちの実績も、父内国産限定戦だったし、ハンデ52kgでのものだっただけに、別定G2の裏付けには厳しいものがある。鋭い決め手を持っているというタイプでもないので展開による一発も考えづらい。
カナハラドラゴン
(牡7・吉田豊57)
買い H16ディセンバーS1着、H16H15白富士S1着。 オープン特別を3勝しているくらいだから重賞で通用しても不思議ないだけのポテンシャルは持っているはずである。重賞で人気になったこともけっこうあって、能力の高さは常に評価されているわけで、そういう意味では別定G2でも力を出し切ることさえできれば上位に台頭してくる可能性は十分にある。メンバー構成からはG2といってもそれほどレベルは高くなりそうにないし、そういう意味でもチャンスはありそうだ。
消し オープン特別を3勝しているのに対して重賞では連対経験はなく、カブトヤマ記念3着が最高という実績はやはり物足りないものと言わざる得ない。オープン特別では強い競馬をするのに、重賞だと勝ちきれないタイプはいるもので、この馬はそれの典型的なタイプかもしれない。今回は別定G2となるわけだし、すでに7歳という年齢を考えても、ここで今までの最高の走りをするというのは厳しいのではないか。
グラスボンバー
(牡5・勝浦57)
買い H17新潟記念2着。 前走の新潟記念で連対を果たしたのは大きい。前々走の七夕賞でも3着していたこともあり、常に重賞で好走できるだけの実力を身につけたと判断していいだろう。特に前走はスローの展開で、荒れたインコースを通って伸びてきたのだから地力をつけてきたということだと思う。勢いは感じるし、別定G2といっても前走とメンバーのレベルはそれほど変わらない。新潟記念を勝ったヤマニンアラバスタがいないことを考えれば、この馬が勝ってしまう可能性も十分ということになる。
消し 前走の新潟記念で2着というのはそれなりに立派だとは思うが、しょせんローカルのハンデ戦である。有力馬は斤量を背負っていたことなどを考えれば、この馬には恵まれた面もあったはずである。中央場所の別定G2となると実績のある馬も本気になってくるし、夏のローカル戦で通用したからといって、今回も通用するとは限らない。距離も1800m以下で結果を出してきた馬なので、22000mはさすがに長いように感じる。決め手も鋭いというほどでもないし、さすがに勝ちきるというのは難しそうだ。
コイントス
(牡7・藤岡57)
買い H15阪神大賞典2着、H15日経新春杯2着、H14アルゼンチン共和国杯2着など。 2年前の有馬記念の3着馬であることを忘れてはいけない。別定G2の阪神大賞典で2着という実績も持っているし、長距離におけるポテンシャルはかなりのものである。前走の札幌記念で3着というのも休み明けということを考えれば高い評価していいと思うし、先行してけっこう粘っていたことからすれば、調子もけっこう良さそうだ。今回も強力な先行馬が見あたらないメンバー構成だし、前走のように気持ちよく逃げることができれば、かなりの粘りを見せてくれそうだ。
消し 重賞勝ちがないことからも分かるとおり、この馬は好走はしても決め手が甘く最後の最後で差されるというケースがよく目立つ。これだけ決め手がないとどうしても信用しきれない、というか、もう一つ強さが伝わってこないものである。しかも年齢的なこともあると思うが、以前よりも惨敗が目立つようになってきているのも気になる。前走の3着もメンバー構成を考えると、それほど高い評価もできないようにも感じるし、以前ほどの安定度はない。楽に逃げることができても、少頭数になりそうなので、差し馬がロスなく走れることになり、この馬にとってはそういう点でも厳しくなると思う。
サンライズシャーク
(牡7・大西57)
買い H15小倉記念2着。 重賞で連対している実績を持っているし、朝日CCで4着、中山金杯で5着という実績も持っているのだから、能力的にまったく通用しないレベルではないと思われる。最近はいい結果を残せていないが、単に能力を出し切っていないという考え方もできるわけで、能力を出し切ることさえできれば強い走りを見せるかもしれない。
消し 前走の朝日CCで11着、前々走の小倉記念で12着とまったくいいところがなく終わっている。その前となると障害戦を走っておりここでも結果は出していない。馬券に絡んだのも2年前の小倉記念まで遡るし、掲示板に載ったのもごくわずかである。重賞連対もしょせんローカルのハンデ戦だったわけだから、別定G2の裏付けには厳しいものがあるし、7歳という年齢を考えても、これまでで最高の走りをするというのは考えづらい。勢いもまったく感じないし、復調の兆しも見られないだけに、前走、前々走と同じような結果に終わるのではないだろうか。
チャクラ
(牡5・柴田善57)
買い H15ステイヤーズS1着、H15京都新聞杯2着。 一昨年のステイヤーズSを勝っており別定G2勝ちという勲章を持っているというのは大きい。天皇賞春で4着という実績も持っているし、ここで能力不足ということはあり得ない。最近は安定した成績を残せなくなってきているが、ダイヤモンドSで3着するなど、まだまだ力が衰えているとは思えない。前走の新潟記念でもハンデを考えれば悪い内容ではないと思うし、別定戦であれば巻き返しがあっても不思議ないはずだ。
消し 昨年あたりからこの馬らしい走りが見られなくなっているのが気になる。時々好走はするが、それでも勝ちきれないあたりが、全盛期に比べると物足りないというか、力の衰えみたいなものを感じずにはいられない。それに2500m以上で結果を出してきていることを考えれば、2200mでも距離が短いように感じる。前走もローカルの重賞で馬券圏内にも入れなかったのだから、中央場所のG2ではさらに苦しい戦いになるのではないか。
ホオキパウェーヴ
(牡4・後藤57)
買い H16菊花賞2着、H16セントライト記念2着、H16青葉賞2着。 昨年の菊花賞で2着というG1実績を持っているのだから、G2で能力不足ということはあり得ない。というか、実績上位ということになる。その菊花賞では先行馬が粘るレース展開で2着まで追い込んだのだから内容としても高く評価でき、負けはしたものの一番強い競馬をしたという評価もできる。昨年のセントライト記念では日本レコード決着を僅差の2着だからスピード能力も高いといえるし、コース適性も問題ない。前走の札幌記念では惨敗に終わったが、長期休養明けだったことを考えればやむ得ない。一叩きされた上積みは大きいだろうし、一変しても不思議はない。
消し 前走の札幌記念で9着だったわけであるが、休み明けだったとはいえちょっと負けすぎという感じは否めない。特に勝馬から2秒以上離されたというのは問題のように感じる。メンバー構成からもそれほどレベルは高くなかったように感じたし、G1連対実績を持っていることを考えれば、もう少し頑張ってほしかったところであり、体調がまだ上がってきていないということかもしれない。まあ、古馬と対戦するようになってからはまだ結果を出してないことからすれば、古馬戦線ではワンパンチ足りないということかもしれない。菊花賞2着ということからすると距離ももう少し長い方が合っているかもしれない。
ヤマノブリザード
(牡6・中館57)
買い H16エイプリルS1着、H13朝日杯FS2着など。 2歳時ではあるがG1で連対したという実績を忘れてはいけない。潜在能力はかなり高いと考えるべきである。 古馬になってからの実績は昨年のエイプリルSを勝った程度ではあるが、どちらかというと能力を出し切れていないという感じがするだけに、気持ちよく走ることができれば走りが変わっても不思議はないと思われる。もともとは勝負根性のある馬だったわけだし、積極的な競馬ができれば面白いかもしれない。
消し 古馬になってからの実績がいまいちである。たまに好走はするが、人気になると惨敗したりして、どうしても波に乗れないというか、ここぞというレースで結果を出せない。結局は、その程度のレベルということで、古馬重賞では通用しないということかもしれない。休み明けというのも不安の方が大きいし、今年は好走がないだけに、年齢的な衰えも感じてしまう。

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