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G1-朝日杯FSの反省

時間の都合上簡単にさせていただきます。
レース
フサイチリシャールが予想どおり2番手からの競馬で、ジャリスコライトはリシャールからはそれほど離れていない位置で追走という展開。個人的にはジャリスコの位置取りが前すぎるかもと思ったが、まあ力の違いで何とかしてくれるだろうと楽観視しており、直線に入るまでは余裕の観戦でした。そして直線に入りリシャールは余裕を持って抜け出し、それをジャリスコが追いかけ、いったんはこの2頭が抜け出すという、絶好の展開。あとは、ジャリスコがリシャールを交わすだけと思っていたら、ジャリスコが意外に伸びない、というよりも、逆に離され気味に、そこへスーパーホーネットが凄い伸びで突っ込んできてジエンド。力関係がよく分からなかった馬同士の対戦だけに、実力通りの着順かどうかは何とも言えないが、でもまあ、ずば抜けて強い馬はいなかったと思っていいのではないか。
馬券
未知数の多い2歳馬だけにジャリスコの3着に文句は言えない。いろんなことを試す時期でもあるし、こういう1人気が負けることも十分に考えられるのが2歳戦である。問題なのは、キャリア2戦目の1人気を信用した自分自身である。こういうことも十分にあり得るとは思っていたものの、心の中では「まず負けない」という気持ちが強すぎた。結局のところは2歳馬を見る自分の目が甘かったというだけのことである。1人気以外を本命◎にして1人気にやられるのは諦めもつくが、1人気から勝負して負けるのはやはりショックが大きい。
フサイチリシャール
今回はたぶんハナに立つことはないと思っていたので、抑える競馬でも強い競馬ができるのかどうかが、この馬の最大のポイントだった。でも、2番手からの競馬でこれだけ強い競馬をするのだからもう何も言うことはない。距離が延びると切れ味のある馬が少しは有利になってくるだけに、そういう点で距離が2000m以上に延びてどう影響するかであるが、でもまあ、この強さであれば、少なくても皐月賞TRまでは負けないのではないか。
スーパーホーネット
後方から唯一伸びてきただから内容としては評価していいと思う。もう少しだっただけにちょっと悔しかったかもしれないが、勝馬はかなり積極的な競馬をしていただけに、力の違いを認めないといけないだろう。でも気性的に掛からないタイプのようだし、距離が延びればさらに良くなるのではないか。
ジャリスコライト
本当にがっかりした。少し馬が行きたがったようであるが、それでも切れ味鋭い末脚を持っているのだから、せめてスーパーホーネットくらいの位置にいるべきだったと私は思う。JCの時も思ったが、デザーモは意外に早めに仕掛ける傾向があるように感じる。そこらへんがペリエとの大きな違いではないか。まあ騎手はともかく、この馬も3着に負けたことで、ディープインパクト級の馬ではないことがはっきりしてしまった。ポテンシャルはもっと高いと思うので、G1のチャンスもあるとは思うが、まあ3冠はさすがにないかな、とは感じた。
ショウナンタキオン
4着というのは微妙な着順である。休み明けだったから伸びきれなかったのかもしれないし、これが実力なのかもしれない。でもまあ、4着なら悲観する結果ではないし、次に繋がる競馬だっととは言えるのではないか。
ダイアモンドヘッド
この馬の場合はこれが能力の限界と考えていいのではないか。堅実なのは悪いことではないとは思うが、勝ちきるだけのパンチ力がないということだと思う。これからの重賞で時々馬券には絡むかもしれないが、G1を勝つということはないのではないか、と現時点では感じる。
予想と見解

参考
G1-朝日杯FSの予想
結論

◎ジャリスコライト
 ○フサイチリシャール
 ▲ショウナンタキオン

買い目(馬連) 合計7,000円
  7-12(5,000円)
  2-7(1,000円)
  1-7(1,000円)
にへいの見解
いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。
本命◎はジャリスコライトである
前走のいちょうSで上がり33.3という驚異的な瞬発力をみせて快勝した。スローでも折り合える気性、自在性のありそうな脚質、マイルはもちろん1800mも経験しているスタミナ、常勝藤沢和厩舎に鞍上デザーモ、アグネスデジタルの半弟という血統、このように現時点で欠けているものと言えば重賞実績くらいである。その重賞実績も負けているということではなく経験がないだけのことなので、ここは初めての重賞でもきっちりと力の違いを見せつけてくれると信じたい。でもまあ、キャリア2戦の2歳馬だし本当に強いかどうかは正直分からない。でも大物のオーラみたいなものは十分に感じるだけに、ここは素直にこの馬から勝負したい。
対抗○はフサイチリシャールである。
前走の東京スポーツ杯で46秒台の時計を叩き出した。2歳の時点で46秒台というのはかなり凄いタイムだと思う。ハナにこだわるというよりはスピードの違いでハナに立っていただけで、好位からの競馬でも強い競馬はできると思っている。瞬発力もあるようだし、先行して一気に抜け出すことができるだろう。重賞実績があることを考えれば、こちらを本命◎にしても良かったのだが、マイルの経験がないことと、やはり逃げる競馬しか経験していないことが不安だったので、ジャリスコを上位に考えた。
単穴▲はショウナンタキオンである。
新潟2歳Sがとにかく凄かった。出遅れて最後方からの競馬で最後は2着に5馬身差というのはただ者ではない。この馬のポテンシャルもかなりのものだと思われる。でも、新潟2歳Sの他のメンバーがそれほどの活躍はしていないし、単にメンバーが弱すぎただけということも考えられるし、レース間隔がかなり開いたのも気になった。ここは上2頭よりも上の評価はできない。
4番手はダイアモンドヘッドである。
デイリー杯で2着に負けたとはいえ、キャリアを考えればやむ得ない面もあった。まだまだ底を見せたとはいえないし、これから強くなる可能性も十分である。鞍上が武豊ということもあるし、いちおう押さえるという判断をした。
5番手はスーパーホーネットである。
前走のくるみ賞で上がり33.6という決め手を見せて快勝した。これだけの決め手があれば十分に通用するとは思ったが、デイリー杯でダイアモンドヘッドに負けている馬なので、今回はないと判断した。
6番手はアポロノサトリである。
前走の500万下で上がり33.7で勝っているので決め手はそれなりにあると思っていい。でも、前々走のくるみ賞でスーパーホーネットに負けているので、評価としてはホーネットより上にはできない。
7番手はディープエアーである。
札幌2歳Sで2着というのはなかなかの実績だとは思うが、負けているというのはかなりに気になった。札幌2歳Sのレベルが高かったとも思えないし、レース間隔が開いていることも考えると、あまり高い評価はできない。
8番手はデンシャミチである。
京王杯2歳Sを勝った実績を持っているのだからここで通用しても不思議ないとは思うが、阪神JFで掲示板にも載れなかったコイウタと僅差の競馬だったことを考えると、レースレベルはそれほどでもなかったということだと思う。今回のメンバーが相手だとかなり苦しいと思う。
9番手はダノンブリエである。
新馬戦を勝ったばかりであるが、まだ底を見せていないという魅力は感じる。でもキャリア1戦で勝てるほど牡馬のG1は甘くはないと思う。さすがに苦しい戦いになると思う。
まあ、こんなところです。

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