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G3ダイヤモンドSの反省

時間の都合上簡単にさせていただきます。
馬券
完敗としか言いようがない。毎年荒れることで有名なこのレースではあるが、かといってここまでの大穴だと手も足も出ない。2年前のような玉砕的な馬券を最初から狙っていれば、もしかしたらということもあったかもしれないが、今の私にはこういう馬券を買えるほどの勇気はない。でも、ダイヤモンドSに限れば来年以降も軽ハンデ馬を中心に買った方がいいのかもしれない。
ウイングランツ
前走1000万で2着に負けた馬がいきなり重賞を勝つのだから本当にこのレースは何が起きるか分からない。ハンデ51kgに恵まれたといっても、私みたいなタイプには到底狙えない馬である。まあ、この馬のことをよく知っている人からすれば、もともとこれくらい走っても不思議なかったということなのかもしれないが、重賞レースしかチェックしていないような私には今後もこういう馬を選択することは無理だろう。
ハイフレンドトライ
軽ハンデの万葉Sで3着に負けていたことと、前走準オープンで掲示板にも載れなかったことで、私は力不足と判断してしまったが、万葉Sで2着だったチャクラが今回3着にきていることからも、万葉Sのレベルが高かったと考えていいかもしれない。万葉Sのレベルに疑問だと判断した時点で私は終わっていたことになる。長距離レースの判断は本当に難しいものである。
チャクラ
トップハンデで3着だから結果としては上々といえるだろう。格下馬に負けているというのは少し気にはなるが、昨年秋のスランプからは脱したようだ。徐々に体調が上がってきているのも感じるし、今年の長距離戦線では活躍しそうな雰囲気は感じた。
ハイアーゲーム
上位3頭と同じような位置取りだったことからすれば、今回の敗因が展開とは考えづらい。ハンデ57kgもG1で好走しようと考えるのであれば言い訳にはならない。今回のレースで考えられることは、この馬には3000mという距離は長すぎる、もしくはG1級の能力は持っていないということだろう。次のレースを見ないと何とも言えないが、私はどちらも正解ではないかなという気がしている。
グラスポジション
敗因がさっぱり分からない。ステイヤーズSの感じからすれば距離が長いということはないと思うし、位置取りも上位4頭とほぼ同じところにいた。斤量55kgが言い訳になるはずもないし、重賞を勝ちきるだけの実力がないということなのだろうか。この馬のことがよく分からなくなってしまった。
コイントス
一言で言えば掛かってしまったようである。気性的には折り合えるタイプと思っていたので、あんなに暴走するとは夢にも思っていなかった。1週目のスタンド前でスマートストリームが極端にペースを下げたら、コイントスが行きたがってしまったので、たぶんペリエは「先頭に立てば落ちつくだろう」と判断して前に出したのだろうが、誤算だったのがスマートストリームも譲らなかったこと。もちろん騎手が譲らなかったわけではなく、馬が行きたがってしまったということだと思うが、ペリエも1度ゴーサインを出している以上、今さら馬を強引に抑えるわけにもいかず、2頭が暴走という展開になってしまったのだと私は思う。まあ、折り合えない気性の馬が一番悪いのではあるが、それを何とかするのがペリエの凄さだと思うだけに、最近のペリエはいまいち精彩を欠いている印象を強く受けた。
予想と見解

参考
G3ダイヤモンドSの予想
結論

◎コイントス
 ○ハイアーゲーム
  ▲タニノエタニティ
  ×ダディーズドリーム
  ☆ワンダードリーム
   △チャクラ
   △グラスポジション
   △ハイフレンドトライ
   △ウイングランツ
   △その他全馬


買い目(3連複) 合計6,000円
  2-8-14(1,000円)
  2-8固定--1,5,6,13(各500円)小計2,000円
  2-8固定--3,4(各200円)小計400円
  2-8固定--7,9,10,11,12(各100円)小計500円
  8固定BOX--5,13,14(各500円)小計1,500円
  6-8固定--5,13,14(各200円)小計600円

にへいの見解
いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。
本命◎はコイントスである
まあ、ふつうに考えれば、ハイアーゲームかグラスポジションを本命◎にすべきなんでしょうが、2頭ともちょっとひっかることもあったので、できればそれ以外の馬に本命◎を打ちたいと考えた。かといって重賞実績の乏しい軽ハンデ馬を狙うのも勇気がいるし、ハイアーゲームとグラスポジションが後ろから競馬をする馬なので狙うなら先行馬だろう、ということで、阪神大賞典で2着という別定G2の3000mの実績を持ち、前走の日経新春杯で先行して4着にがんっばったコイントスを狙うのが面白いと思ってしまった。斤量56kgも軽いとは言えないが重いというほどでもないし、鞍上もペリエである。有馬記念で3着という実績も持っているし、ここで勝ちきっても不思議ない存在であることは間違いない。ただ、切れる脚がないというのがこの馬の問題点であり、そのために勝ちきれずに2着3着で終わるというケースがあまりに多い。そういう意味では馬単や3連単では勝負しづらい馬だし、軽ハンデ馬に脚をすくわれるという危険もあると思う。この馬を本命◎にするのであれば3連複で勝負するのが無難だと判断する。
対抗○はハイアーゲームである。
ダービーで3着という実績を持っているだけに、このメンバーでは格が違うという考え方は十分にできる。しかも東京コースに滅法強いというのも大きな材料であり、これからG1を狙う馬としては通過点にしないといけないとも言える。正直なところ、さすがにこのメンバーであれば「負けてほしくない」という気持ちが強いが、個人的には菊花賞の走りから距離3400mがどうなのだろうか?と思っている。有馬記念では6着したものの、得意の東京コースのJCでは惨敗を喫しているし、この馬は本当にG1級なのか?という疑問も私の中ではまだ残っている。ハンデ57kgというのも明け4歳馬には楽な数字ではないし、人気も考えると今回この馬と心中する気にはなれなかった。でもまあ、さすがに3着を外すことはないかな、という気持ちもあり、いちおうこの評価にはしたが、もちろんこの馬をはずした穴馬券も狙おうとは思っている。
単穴▲はタニノエタニティである。
昨年のこのレースで3着しているし、長丁場と東京コースを得意としている馬である。昨年3着だからそれ以上を目指すのはけっこうきつい気もするけど、前走の日経新春杯の内容が良かっただけに、もしかしたら昨年よりも良い走りをするかもしれないと思った。鞍上が長距離得意の岡部騎手というのも魅力であり、昨年同様に3着までなら来てくれるのではないか、と期待した。
4番手×はダディーズドリームである。
前走準オープンで僅差の4着だけに重賞ではどうかという感じはするが、別定のステイヤーズSで4着しているくらいだからハンデ53kgならチャンスがあるのではないかと思った。東京得意のトニービン産駒だし、日経新春杯でタニノエタニティと差のない競馬をしているというのにも好感を持った。ハイアーゲームやグラスポジションと同じ差し馬というのはかなり気になったが、軽ハンデならなんとかしてくれるのではないかと期待する。
5番手☆はワンダードリームである。
前走1000万を勝ったばかりであるが、内容としては完勝に近いものだっただけに、かなり調子が良いと思う。別定のステイヤーズSで5着と頑張っていることからして、ハンデ51kgならさらに上を目指せるのではないかという考えもあった。前走の感じだと東京コースが合っているようにも感じたし、こういう軽量馬が意外に恐いものである。さすがに重賞ではどうかという感じもするが、思いきって狙ってみた。
6番手△はチャクラである。
昨年のステイヤーズSと今年の目黒記念を勝っている実績からいって、このメンバーであれば当然に実績上位の存在といえるのであるが、近走の走りがいまいちなだけに、今回もどうかという気持ちが強い。前走の万葉Sで2着はしているので復調の兆しという見方もできるが、相手がそれほどでもなかったし、鞍上が武豊だったということもあり、今回の裏付けにはちょっと厳しいと考えた。ただ、G2を勝てるだけの実力を持っているのは間違いないだけに、この人気であれば少しは押さえとして買ってみるのもいいかなとは思った。
7番手△はグラスポジションである。
ステイヤーズSを直線だけで2着に押し上げていることからして、やはりこの馬は3000m以上の距離で良さを発揮するタイプなのだろう。ということは、斤量55kgということを考えても今回は大きなチャンスと考えるのが普通だと思う。でも、うまく言えないがこの馬は重賞を勝ちきるだけの実力はないような気がしてならないのである。ステイヤーズSのような別定戦であれば、さすがに馬券圏内は外さないだろうと考えたが、今回はハンデ戦であり、ステイヤーズSで4着5着だった馬が今回軽ハンデで走れることを考えれば、ステイヤーズSのようには差し切れないのではないかという不安もあった。あとはステイヤーズSの時は吉田豊騎手だったが、敗れたアルゼンチン共和国杯とAJC杯は柴田善騎手だっただけに、柴田善騎手との相性がどうなのか、という気持ちも少しある。まあ、好走されても不思議ないというか、それが当然という考えがふつうだと思うので、この馬が好走して負けるのであれば仕方ないと割り切っている。
8番手△はハイフレンドトライである。
前々走の万葉Sで3着とチャクラと僅差の勝負をしている。斤量差もその時とほぼ同じなので、チャクラとは好勝負というか逆転があっても不思議ないということになる。私は万葉Sのレベルに疑問を感じているので、チャクラもあまり高い評価はしていないのであるが、まあチャクラを押さえるのであれば、この馬も押さえないといけないだろうと思った次第である。
9番手△はウイングランツである。
前走1000万で2着に負けている馬ではあるが、後方から上がり34.2という切れ味は見せており、内容としては悪くはなかった。ハンデ51kgを生かせれば一発ありそうな雰囲気はある。ただ、やはり1000万でも勝てない馬だけに、重賞ではさすがに苦しいと考えるのが一般的だとは思う。
10番手はアドマイヤモナークである。
前走1000万で勝っているので勢いは感じるし、やっぱりアドマイヤという冠がついていると、なんか強そうな気がしてしまう。鞍上が横山典騎手というのも勝ちにきている感じがなんとなくするし、妙に気になる存在ではあるが、前走の28秒台というタイムがどうしても気に入らない。重賞ではまだまだ通用しないレベルだと私は思う。
11番手はラヴァリージェニオである。
福島記念で3着している実績を考えればもっと高い評価をしてもいいのだろうが、ハンデ55kgはグラスポジションと同じであり、さすがにグラスポジションも同斤量の馬には負けることはないだろうという判断をした。グラスポジションが押さえであれば、この馬は押さえの押さえが精一杯である。ただ、バルジュー騎手とやたら相性が良いというのは少し気になっている。
12番手はアンフィリトンである。
オープン特別のオパールSを勝っていることからすれば、ハンデ重賞なら通用しそうな気はするが、ここ3走は掲示板も確保できないレースが続いているし、決め手がもう一つというところがあるだけに、斤量54kgではちょっと魅力に欠ける。頑張っても4着5着までだろう。
13番手はスマートストリームである。
ハンデ48kgというのは牡馬ということを考えてもかなり少ない斤量である。このハンデなら一発あるかもしれないという考えもできるが、前走1000万で14着に惨敗している馬だけに重賞ではかなり厳しいと考えるのが一般的だろう。
14番手はマイネルポロネーズである。
1000万は勝ち上がっているのだから本当ならワンダードリームやウイングランツあたりとは同じくらいの評価をしないといけないのであるが、どうも決め手に欠けるというか、切れる脚がないという感じが気になった。ハンデ51kgでも決め手不足で馬券圏内までは届かないのではないかと思った。
まあ、こんなところです。

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