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G3京成杯の反省

時間の都合上簡単にさせていただきます。
馬券
アドマイヤジャパンから勝負するか、穴狙いで勝負するか、けっこう悩んで最終的には穴狙いにいったが、結果としては、どちらでも同じだった。ただ、アドマイヤジャパンから馬連で勝負して、シックスセンスとの組み合わせを5000円分買えたかどうかはあやしいので、配当を考えると穴狙いの3連複という判断で正しかったかもしれない。それにしてもよくコスモオースティンが3着に粘ってくれた。実績上位のアドマイヤジャパンとシックスセンスがきっちりと結果を出しただけに、私としては薄氷の的中だった。コスモオースティンを指名できたことといい、3連複という馬券を選択できたことといい、今の私には少し運が向いてきているのかもしれない。この調子をなんとか続けていきたいものだ。
アドマイヤジャパン
かなり強い内容だったと私は思う。スタート直後は最後方だったのを見て「これはやばいのでは?」と思っていたら、3〜4角の中間くらいでは余裕で先頭集団を射程に入れていたのにはかなり驚いたし、直線でも他を圧倒するように伸びていただけに、この馬のポテンシャルは半端ではない。今回のメンバーでは力が違いすぎたとしか言いようがない。この内容であればクラシックを十分に意識していいだろう。次は、朝日杯組と前回敗れたラジオたんぱ杯組との対戦でどういう競馬ができるかだろうが、かなりの好勝負を期待して良さそうだ。
シックスセンス
この馬の判断は本当に難しい。今日もスムーズとは言えないレースだったと思うが、それでもきっちりと2着してくるのだからポテンシャルは高いようには感じる。とはいえ、またいつものように中途半端に負けているという感じもするので、強いのか弱いのか、堅実なのかムラがあるのか、いまいち特徴がつかみきれない。とりあえずは今後も注意はしておいた方がいい存在だとは思う。
コスモオースティン
よく3着に頑張ってくれたと思う。私としては本当に感謝でいっぱいである。前走のホープフルSで底はほぼ見せていたので、実績上位の2頭に先着されたのは仕方ないにしても、4着以下をよく抑えきってくれた。道悪だから先行有利ということで期待したわけであるが、十分に期待どおりの走りをしてくれたと思っている。ただ、道悪で3着ということは、今後これ以上の結果を求めるのは酷だろう。メンバーにもよるが重賞では厳しい戦いになると思われる。
イブキレボルシオン
最後はかなり良い脚を使って伸びてきたが、不良馬場の状況であの位置にいたのでは届くはずがない。ブリンカーをしているということは、気性的な問題がまだあるということなのだろうが、もう少し器用な競馬をできるようにならないと、重賞での好走は難しいのではないだろうか。
ジョウノビクトリア
牝馬ということを考えればよく頑張っていると思う。とはいえ、上位陣とは力の違いを見せつけられた感じはする。道悪がこの馬にはプラスに働いたということもあるかもしれないし、今回の5着は判断としては微妙である。でもいい経験にはなったと思うし、牝馬同士ならチャンスはありそうだ。
予想と見解 好材料と不安材料

参考
G3京成杯の予想
結論

◎コスモオースティン
 ○アドマイヤジャパン
  ▲シックスセンス
  ×モエレアドミラル
  ☆イブキレボルシオン
  △ウインクルセイド
   △カネサマンゲツ
   △その他全馬


買い目(3連複) 合計6,000円
  4-9-11(1,000円)
  4-9固定--5,7,10(各500円)小計1,500円
  2-4-9(200円)
  4-9固定--1,3,8(各100円)小計300円
  4固定-BOX-5,7,10,11(各500円)小計3,000円

にへいの見解
いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。
本命◎はコスモオースティンである
葉牡丹賞3着、ホープフルS4着からすれば底を見せてしまった感じが強いが、2戦ともけっこう最後までしぶとく走っていて、どんな相手でも堅実な走りはしてくれそうなので、不良馬場という馬場状態を考慮して、3着までならなんとか粘ってくれるのではないか、という期待を込めてこの評価にした。まあ、穴を狙おうとまず考えてオッズをみたら、期待できそうな馬はそれなりに人気になっていて配当的につまらなかったので、この馬を選択したというのが正直なところで、自信度としてはあまり高くはない。だいたいこの馬が道悪をこなせるかどうかも分からないのだから玉砕覚悟もいいところである。でもまあ、この時期の3歳馬はまだまだ未知数が多いもので、人気馬もけっこうアテにはならない。さらに今回のような不良馬場になるのであれば、結果はどうであれ穴を狙った方がいいと考えた。
対抗○はアドマイヤジャパンである。
ラジオたんぱ杯で3着している実績は高い評価が必要だ。後方から上がり33.5という脚を使っての結果だから力負けではなく、展開が合わなかっただけである。今回のメンバーであれば実力上位と判断していいと私は思う。良馬場であれば間違いなくこの馬を本命◎にしていたが、道悪になったことで分からなくなった。根本的に道悪がダメだとすれば今回は危ないことになるし、今までスローからの上がりだけの競馬しかしていないので、上がりのかかるスタミナ勝負でどうかという点に不安を感じた。基本的には不良馬場でも勝ちきるような気はしているが、未知数の多い3歳馬ということで、今回は敢えて評価を1つ落としてみた。
単穴▲はシックスセンスである。
レベルの高かった京都2歳Sとラジオたんぱ杯で好走しているのだから、ここでは能力上位と考えていいと思う。ただ、レース運びが雑というか、まだまだ若さを感じるので、どうもアテにできない印象を受ける。道悪もどうなのか分からないし、これ以上の評価は難しい。
4番手×はモエレアドミラルである。
地方で4連勝という実績をもって中央入りしてきた。オークス馬シルクプリマドンナの全弟という血統からも今までの地方転厩馬と同じにみてはいけない。いきなりの重賞でも十分にチャンスはあるはずだ。とはいっても、中央の1流どころとは対戦がないので走らせてみないと分からないのも確かである。不良馬場になったことも味方になりそうだが、それでも芝未経験の馬をこれ以上高くは評価できない。
5番手☆はイブキレボルシオンである。
スタミナタイプの馬であるし、母イブキニュースターが道悪で重賞を勝った実績があるので、道悪ならチャンスはありそうだ。ただ、後方からしか競馬ができないみたいだし、追い込みきれないで終わるような気がしているので、これ以上の評価はしづらい。
6番手△はウインクルセイドである。
葉牡丹賞はそれほどレベルが高くなかったと思っているので、このメンバーでは厳しいと思っていた。でも道悪になったことで分からなくなった。堅実には走りそうなので道悪ならチャンスはあると思う。葉牡丹賞3着のコスモオースティンを◎本命にしていることからすれば、この馬を軽視するのもどうかという気もしたが、ちょっと人気になりすぎに感じたので軽視した。
7番手△はカネサマンゲツである。
右回りだと走りが変わるみたいだし、道悪なので先行するというのも魅力には感じた。でも、ウォーターダッシュがいるのでハナを切れるわけではないみたいだし、展開的に厳しいかなと私は考えた。
あとは、道悪で何が起きるか分からないので、念のためコスモ-アドマイヤの組み合わせだけ総流しにしておく。
まあ、こんなところです。

G3京成杯
(簡単バージョン)
アドマイヤジャパン
(牡3・横山典56)
買い 前走のラジオたんぱ杯で3着に負けたとはいえ、超スローの展開を中団からの競馬では前を捕まえることは無理である。2着のローゼンクロイツには0.1秒差まで詰めているし、上がり33.5はメンバーNo1であった。この内容なら上々と評価すべきであるし、この馬の場合これがまだ2戦目だったというのだから、さらなる上がり目も期待できることになる。前走よりもメンバーは弱くなっているようにも感じるだけに、ここはきっちりと賞金を加算したいところだろう。
消し なんだかんだで前走のラジオたんぱ杯で3着に負けた馬である。負けたのだからとんでもない大物の可能性は小さくなったと考えるべきであるし、ラジオたんぱ杯がレベルが高かったという保証もない。全体のタイムが3秒台ということからすれば、速い流れになった時に力を出せるかどうか分からないし、キャリアが少ないのでちょっとしたことで走る気をなくすということもあるかもしれない。とにかく、まだまだ未知数の部分が多く、絶対的な信用は置かない方がいいのではないだろうか。
シックスセンス
(牡3・四位56)
買い 京都2歳S3着、ラジオたんぱ杯4着という実績を持ち、いずれのレースでもヴァーミリアンとローゼンクロイツに先着を許したことからすれば、相手が強かっただけでこの馬自身はそれなりの能力は見せているという評価はできる。つまりはヴァーミリアンとローゼンクロイツがいないこのメンバー構成ならば上位進出の可能性が大きくなるのではないか、ということである。デイリー杯で8着に負けていることからすれば距離は2000mの方が合っていると思うし、前走の上がりタイムが33.5というのもけっこう凄い。今度こその気持ちはかなり強いはずだ。
消し なんだかんだでオープン特別で3着、重賞で4着に負けている馬である。すでに5戦を消化しているわけだし、だいたい底を見せてしまったという印象が強い。今までは相手が強かったという考え方ができなくもないが、ヴァーミリアンとローゼンクロイツが抜けて強いという保証があるわけでもなく、ラジオたんぱ杯のタイムが3秒台だったことからすれば、レベルはそれほど高くなかったという考え方だってできる。前走、アドマイヤジャパンに1馬身半差という着差も気になるし、この差を逆転するのは難しいのではないか。
モエレアドミラル
(牡3・ボニヤ56)
買い 地方で4戦4勝という実績を上げ中央に転厩してきた。前走の北海道2歳優駿では中央所属馬を相手に4馬身差という圧勝を演じているのだから中央でも能力は通じるはずである。というよりも全姉にシルクプリマドンナがいる良血馬であり、そもそも地方デビューというのが不自然ともいえる血統なのである。となれば芝がダメということはないと思われるし、バリバリのクラシック血統でもある。いきなりの中央重賞でも即通用の可能性は十分である。
消し しょせん地方で無敗だったというだけでは中央の裏付けには厳しいものがある。地方交流重賞を勝っているのは悪くはないとは思うが、それでもダートの重賞であり芝の裏付けにはならない。中央の重賞の方がレベルは高いものだし、芝だとさらにレベルが高いものである。血統が良いから必ず走るというものでもないし、中央の重賞ではあまりに未知数が多すぎると言わざる得ない。レースの流れに慣れるまでに時間がかかるということもあるかもしれないし、やはり初戦という不安は小さくはないはずだ。
ウインクルセイド
(牡3・バルジュ56)
買い 前走葉牡丹賞を勝っており勢いは感じる。今回と同じ中山2000mで勝ったというのも大きく、距離コースに問題がないというのは心強い。内容も3番手から押し切ったのだからけっこう強かったと思う。重賞ウイナーとかこれといった実績馬がいないメンバー構成だし、チャンスは十分だと思われる。
消し 前走勝っているとはいえ、しょせん500万特別である。重賞となると一気にレベルが上がるものだし、重賞でも通用するという裏付けとしては信用度はいまいちである。それに葉牡丹賞の上位陣はその後のレースでこれといった結果を残せていないというのも気になるところで、レースのレベルはそれほど高くなったということではないだろうか。前走の上がりタイムが35.7というのも気になるところで、決め手はいまいちのタイプかもしれない。
イブキレボルシオン
(牡3・柴田善56)
買い 前走未勝利を勝ち上がり勢いはかなり感じる。同じ週に行われたラジオたんぱ杯よりも速い時計を出しているし、能力はけっこう高いかもしれない。スタミナには自信のあるタイプらしく、ステイヤーとして育てていくつもりらしい。サンデーサイレンス産駒ということからもまだまだ底はありそうだし、橋口調教師も将来性は十分と感じているらしい。この程度のメンバー構成ならチャンスはありそうだ。
消し しょせん未勝利を勝ったばかりの馬であるだけに、いきなりの重賞挑戦はどうなのだろうか。未勝利を勝ち上がるまでに8戦しているので大物感はあまり感じないし、底を見せていないにしても、急成長というのは考えづらいのではないか。前走の上がりが36秒以上かかっていることと、2着との着差もそれほどでもなかったことも気になる。
コスモオースティン
(牡3・勝浦56)
買い 前走のホープフルSで4着したことでオープンでも通用するところは見せた。勝馬とは0.2秒差の競馬だったことを考えれば高い評価をしていいと思う。好位からの競馬で直線でもそれなりに伸びていたし、安定度はかなり高そう。先行有利の展開になれば馬券圏内に残ってしまうことは十分に考えられる。
消し 東京スポーツ杯6着、葉牡丹賞3着、ホープフルS4着とまあまあの結果は残しているが、好走で終わっているというのは、器の大きさを感じないというか、底を見せてしまっている印象を受ける。オープン特別で4着ということは重賞でさらに上を目指すのは難しいということになるし、前走の内容もどちらかというと先行有利の流れで差されているから、展開が向いたにしても馬券圏内を確保できるかどうか。
カネサマンゲツ
(牡3・江田照56)
買い きんもくせい特別を逃げ切り勝ちをしている馬なので、単騎の逃げができれば面白い存在である。前走の東京スポーツ杯は惨敗に終わっているが、中途半端に負けているよりも、かえって本気を出していないというか、力を出し切っていないとも考えられるので、気持ちよく走ることさえできれば一変する可能性が残る。展開による一発は十分に考えられるということである。
消し 前走の東京スポーツ杯で11着というのはさすがに痛い。いくらなんでも負けすぎという印象が強い。500万勝ちも福島のローカル競馬だったことからすると、さすがに大物感は感じられないし、先行しないとダメというのもつらいところだ。今回はウォーターダッシュも先行しそうなので、楽な逃げはできないかもしれないし、仮にできたとしても重賞だと差し馬の決め手も半端でないだけに粘りきるのは困難ではないだろうか。
ジョウノビクトリア
(牝3・内田博54)
買い 前走未勝利戦を勝ち上がっているので勢いは感じる。前々走の新馬戦は1200m戦だったしデビュー戦だったので負けても理由があるということになるので、まだまだ底を見せていないと考えていいだろう。サンデーサイレンス産駒というのも大きな魅力だし、森調教師がいきなり重賞にぶつけてくるのだから期待の大きい馬なのだろう。
消し 前走勝っているとはいえしょせん未勝利戦である。重賞で通用するという裏付けにはさすがに厳しい。未知数が多いというのも確かではあるが、逆に言えば通用しない可能性も大きいということになる。前走の着差もたいしたことなかったので、あまり大物感は感じられなかったし、牝馬だけに牡馬相手でどうかという感じもしてしまう。
ニシノアレックス
(牡3・蛯名56)
買い 北海道2歳優駿2着。地方交流戦とはいえ重賞で2着という実績を持っているのだから、能力はそれなりにあると思っていいだろう。まあ、大きく離されたから大きなことは言えないかもしれないが、今回芝のレースに挑戦してくるのだから、芝の方が向いていると陣営は考えていると思われる。もし芝向きの馬だとすれば、ダートの重賞で2着するくらいだから、芝ならもっと強い競馬ができることになる。
消し 前走2着もモエレアドミラルに4馬身も離されているようでは高い評価はできない。ダートでは底を見せてしまったと言えるし、芝も2戦して10着5着だから芝の方が合っているとは考えづらい。今回は中央の重賞でもあるし、前走以上の走りを期待するのはかなり難しいと考えるべきではないだろうか。
ニューヨークカフェ
(牡3・岡部56)
買い 前走未勝利戦を勝っており勢いは感じる。しかも2:01.1という2歳にしてはかなり凄い時計を出している。2着には僅差だったが3着には4馬身離しており内容としても申し分ない。サンデーサイレンス産駒でマンハッタンカフェの全弟という良血でもあり、かなりの大物という印象を受けた。もちろん、まだまだ底を見せていないのが魅力であり、ここを勝ちきるようだとクラシックが大きく見えてくる。
消し しょせん未勝利戦を勝っただけである。2着馬とはハナ差だったし、暮れの中山コースはかなり速い時計が出ていたので、時計が速いというだけで過剰評価してはいけない。良血だから走るとは限らないものだし、オープン経験がないのだから本当に強いのかどうかは誰にも分からないということになる。つまりは、重賞では力不足で大きく負けるということも十分に考えられるということである。
ウォーターダッシュ
(牡3・中舘56)
買い 前走オープン特別で5着だからまあまあとは言える。1200mでの結果だから今回の参考にはあまりならないし、大幅な距離延長で一変するということもあるかもしれない。特にハナを切った時に良い結果を出していることからすれば、この距離であれば楽にハナを切ることができるだろうから、気分良く走ってそのまま押し切ってしまうということもあるかもしれない。
消し 500万をなかなか勝ち上がれないことからすれば重賞レベルの馬とは考えづらい。1800m以上の距離は未経験だし、1度だけ走ったマイルで13着だから2000mはこの馬には長すぎると判断したくなる。すでに10戦しているので、大きな変わり身を期待するのも難しいと思うし、だいたい底を見せてしまった印象が強い。

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