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G3共同通信杯の反省

時間の都合上簡単にさせていただきます。
馬券
ニシノドコマデモに全部!という馬券だったから完敗である。結果論ではあるが、朝日杯2着の内容と1800mの重賞勝ちという実績から斤量58kgでもストーミーカフェを軽視してはいけなかったということかもしれない。いや、それよりも重賞連対経験がなく、2ヶ月以上の休み明けの馬を本命◎にしたというのが大きな間違いだったかもしれない。未知数の多い3歳戦の難しさを痛感した。
ストーミーカフェ
朝日杯の内容からすれば驚くほどのことではない。どちらかというと、コスモバルクに似たタイプといえ、自分が先頭だとゆったり走れるが、前に馬がいると追いかけてしまうというタイプなので、他に競りかける馬がいなかったという時点で「決まり」という感じだった。斤量58kgもこのメンバーであれば関係なかったようである。問題はやはり次だろう。たぶん皐月賞に直行するのだろうが、競りかけてくる馬がいるかいないかが大きな鍵となるはずだ。
ダイワアップセット
前走の勝ちの勢いをそのまま生かしたという感じだったが、逃げた馬に最後は逆に離されるのだから、これがこの馬の力の限界だろう。さらに上を目指すのには時間がかかると思う。
マルカジーク
シンザン記念で3着という実績を持っているが、今回の負け方はあまりにふがいなかった。この馬も重賞で勝ちきるだけの実力はまだまだないということだと思う。
ニシノドコマデモ
休み明けで馬体重が大幅増、スタートで出遅れ、直線でもフラフラと良いところが一つもなかった。この馬の悪い点がいっぺんに出てしまった感じであるが、これが未知数の多い3歳馬のこわいところでもある。重賞を勝っていない馬を休み明けで期待した私がバカだったということになる。
ロードマジェスティ
ジュニアCをなかなかの内容で勝っていたので、そこそこ人気になっていたが、今回の結果を見る限りでは重賞では力不足ということだと思う。前走は単に相手が弱かっただけと考えていいのではないか。
予想と見解 好材料と不安材料

参考
G3共同通信杯の予想
結論

◎ニシノドコマデモ
 ○マルカジーク
 ▲ストーミーカフェ
 ×モエレフェニックス


買い目(馬連) 合計6,000円
  8-9(3,000円)
  2-8(2,000円)
  5-8(1,000円)

にへいの見解
いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。
本命◎はニシノドコマデモである
朝日杯FS2着のストーミーカフェがいるが、朝日杯で3着4着だったペールギュントとマイネルハーティは東京スポーツ杯を走っており、このときニシノドコマデモはペールギュントとはクビ差の3着でマイネルハーティには先着している。しかも、このときドコマデモは最後方の位置から前が壁になってしまい最内から大外に出すというコースロスを強いられ、どちらかというとスローの展開だったので追い込むのは至難の業という展開を追い込んできている。内容としてはペールギュントよりも上といえるし、このときの勝馬スムースバリトンにはいちょうSで先着しており、同等以上の評価が必要である。であれば朝日杯FS2着のストーミーカフェに勝つことも十分に考えられることになるわけで、相手が58kgを背負うことも考えると、ここは負けられない一戦ということになる。東京1800mをすでに経験しているのも大きいし、持続力のある末脚は間違いなく東京コース向きである。少頭数だからコースロスなく追走できるだろうし、きっちりと差し切ることを期待したい。不安としては間隔が開いたことである。クラシックに標準を合わせているだろうから、少し余裕残しの仕上げということは十分に考えられるだけに、体調万全とまではいかないかもしれない。
対抗○はマルカジークである。
シンザン記念3着、朝日杯でもストーミーカフェとは0.4秒差の9着とそこそこの走りは見せている。今回のメンバーであれば本来であれば3番手評価というのが妥当なところだろう。問題はドコマデモとストーミーよりも上にいける可能性があるかどうかであるが、ニシノドコマデモとは同じ脚質なだけに先着するのは難しいのではないか。ストーミーカフェにも朝日杯で完敗しているので逆転は難しいとは思うが、相手は58kgを背負っているし、気性的にペースを乱すかもしれないので、直線の長い東京コースなら差し切ることも可能かもしれないと考え、馬券的にはこの馬とドコマデモの組み合わせを勝負馬券とした。つまりは、配当を考えてこちらを上にしたというだけである。
単穴▲はストーミーカフェである。
斤量58kgでも朝日杯2着の実績があれば、さすがにこれより下には落とせない、というか、ここまで落とすのだって普通は問題である。何せ朝日杯ではハイペースでレースを引っ張り、ふつうなら直線で失速するところを最後まで粘りきるのだから、この馬のポテンシャルは半端ではない。すでに1800mの重賞を勝っているので距離も問題ないし、ここで負けるということは普通なら考えづらい。でも、斤量58kgというのは明け3歳馬にはかなりきついものだとやっぱり思う。ちょっとした相手ならさすがに負けないとは思うが、相手がニシノドコマデモとなると苦戦を強いられることになるのではないか。しかも、けっこう激しい気性が問題となる馬だけに、他の馬と競り合って速い流れを作ってしまい可能性もあり得る。今回は1800mで東京コースだけに直線で失速するということも考えられ、そうなるとマルカジークに差されるということもあるかもしれないと思った。
4番手×はモエレフェニックスである。
クローバー賞でキングストレイルを相手に勝ちきったのだからポテンシャルは高いと私は思う。札幌2歳Sの惨敗は馬体重を大幅に減っていたという体調面が大きかったと思うし、マイネル軍団の岡田氏がデビュー後に購入したことからして、能力はかなりのものだと思われる。休み明けとなるし、転厩初戦なのでいきなりはどうかとは思うが、あまりに人気がないので念のため買っておく。きたらけっこう大きい。
5番手はロードマジェスティである。
ジュニアCを勝ちきっているだけに、この馬にもチャンスはあるとは思うが、馬券的にここまでは広げられない。先行して押し切るタイプだし、ジュニアCでもそれほど強さは感じなかったので、東京1800mだと上3頭には及びないと私は判断した。
6番手はダイワアップセットである。
500万特別を勝ちきった勢いは評価できるし、京王杯で4着という実績を持っているだけに、ここで好走しても不思議ないことにはなるが、瞬発力に欠けるところがあるし、1800m以上で実績がないだけに、重賞だとさすがに厳しいと思う。ここでは掲示板が精一杯ではないか。
7番手はケイアイヘネシーである。
若駒Sで2着しているのだから、展開次第ではチャンスはあるような気はするが、若駒Sは7馬身差という完敗だっただけに、重賞で通用する器とは思えない。ストーミーカフェという強い先行馬がいるだけに、展開的にも苦戦しそうだ。
まあ、こんなところです。

G3共同通信杯

ストーミーカフェ
(牡3・四位58)
買い H16朝日杯FS2着、H16札幌2歳S1着。なんと言っても前走の朝日杯の走りが凄かった。スタートしてすぐに前にいる馬を追いかけてしまい、かなりのハイラップでハナを切ってしまったにもかかわらず、2着に粘りきってしまったのだから、この馬のポテンシャルは半端ではない。今回は1800mなので、この馬ほど飛ばす馬はいないだろうから、この馬にとってはマイペースの逃げを打てるはずで、マイペースの逃げであれば朝日杯以上の競馬ができるはずだ。札幌2歳Sを勝っていることで距離も問題ないし、ここは通過点になりそうだ。
消し まずは斤量58kgというのがどうかである。近年は3歳馬でも別定56kgだからそんなに驚くほどでもないかもしれないが、ダービーでも57kgということを考えれば、やはり58kgというのは酷量といえ、走りに大きく影響する可能性は十分である。次に、この馬の場合はやはりその燃えやすい気性が不安である。前走はマイル戦だったから何とか粘ったが、もし1800m戦で同じような競馬だったら最後までは保たないのではないか。58kgということもあるし、ハイペースで先行してしまったら直線で大きく失速するということも十分に考えられる。
ニシノドコマデモ
(牡3・横山典56)
買い いちょうS1着。 オープン特別を勝っているし、重賞も3着したことがあるから今回のメンバーならば実績としては上位といえる。しかも前走の東京スポーツ杯では、シンザン記念とデイリー杯を勝ち朝日杯でも3着したペールギュントとクビ差の3着だから価値は高い。今回の有力馬ストーミーカフェが朝日杯でペールギュントと1/2差だったことからすれば、この馬とストーミーカフェの差はそれほどでもないことになる。東京スポーツ杯では後方からかなりの決め手を見せていたので東京1800mというのも合っていると思うし、相手が斤量58kgなら逆転も可能だろう。
消し 東京スポーツ杯の3着をどう考えるかであるが、3着に負けたということは底を見せたというわけで、少なくても抜けて強いというレベルではないことは確かだとは思う。前走は後方からの競馬だったように、展開に左右される面も否めない感じもするし、この程度の実績だと信用度としてはもう一つと言わざる得ない。まして今回は間隔が2ヶ月半も開いてしまった。4戦目で勝ち上がったことからしても叩かれつつ調子を上げるタイプかもしれない。
ダイワアプセット
(牡3・柴田善56)
買い 前走の若竹賞を勝っているのは大きい。勢いは感じるし、調子も良いということだろう。2着に1馬身以上離しているから力の違いを見せたという評価ができると思う。そもそも重賞の京王杯2歳Sで4着という実績を持っており、東京の重賞で好走したことがあることを考えれば、今回も好走できるという裏付けは十分ということになる。上がりがかかる展開の方が合っている感じもするので、ストーミーカフェが作る速い流れはこの馬に合っているかもしれない。
消し 前走勝っているといってもしょせん500万特別である。重賞の裏付けには少し厳しい感じがする。京王杯4着も内が伸びる馬場だったので、どこまで評価していいか分からないし、それで馬券圏内に入れなかったというほうが問題という気もする。2000m戦を2回走って2度ともいまいちだったので、距離はマイル以下が合っているということかもしれない。けっこうきついローテーションで使われているというのも気になるし、上積みもあまり期待できないのでは。
シャコーサクセス
(牡3・後藤56)
買い 前走の若竹賞は5着に敗れたが、休み明けだっただけにやむ得ない面もあった。差す競馬ができたことを考えれば内容は悪くはなかったという考え方もできるし、一叩きされたことで一変する可能性もある。距離延長が大きなプラスということも考えられるし、明け3歳馬だけに秘めた能力をここで開花させるということだって考えられる。
消し 前走500万特別で5着に負けたというのは痛恨である。いくら休み明けとはいえ重賞で好走するつもりならば500万では馬券圏内には入ってほしいところだ。前々走のいちょうSでも6着に負けているということも考えると、重賞では実力不足と考えていいのではないか。前走ハイペースの流れを後方から追い込めなかったのだから決め手があるタイプとは言えないし、展開による一発も考えづらい。
モエレフェニックス
(牡3・バルジュ56)
買い クローバー賞1着。後に京王杯で2着したキングストレイルを抑えてオープン勝ちしているという実績は高い評価が必要である。スローで逃げてそのまま押し切っているだけに、自分のペースで競馬ができれば今回だってチャンスはあるだろう。地方転厩馬ではあるが、サンデーサイレンス産駒ということからも素質が高い可能性は十分にある。
消し 札幌2歳Sでストーミーカフェに完敗しているのが痛い。ストーミーの逃げについていけず直線で失速したのだから力の違いを見せつけられたと判断するのが妥当なのではないか。転厩初戦で4ヶ月の休み明けというのも気になるところで、やはり割引は必要だろう。陣営のコメントもあまり強気ではないし、レースを使いつつ調子を上げるつもりなのではないか。
マルカジーク
(牡3・ペリエ56)
買い 前走のシンザン記念で3着だから重賞でも通用するだけの実力はみせている。朝日杯FSでもストーミーカフェとは0.4秒差だっただけに、相手が斤量58kgということを考えると逆転があっても不思議はない。シンザン記念も朝日杯もそれなりに決め手は見せていたので、直線の長い東京コースも合っていると思う。一戦ごとに力をつけているイメージもあるし、鞍上がペリエというのも魅力である。一発あっても不思議ない存在といえる。
消し シンザン記念3着といってもペールギュントとマイネルハーティには完敗しているというのはけっこう痛い。何せ今回の相手となるストーミーカフェとニシノドコマデモは、ペールギュントとマイネルハーティを相手に同レベルかそれ以上の競馬をしているのだから、この2頭に先着するのはかなり厳しいことになる。ローテーションがきついのも気になるところだし、東京コースが合うかどうかも分からない。距離が1800mに延びるのもマイナスということも考えられる。
ケイアイヘネシー
(牡3・内田博56)
買い 前走の若駒Sで2着しており勢いは感じられる。速い流れを先行して粘りきったのだから大したものである。今回も自分のペースで先行することができれば、しぶとく粘ることも十分に考えられる。前走2000mで好走しているのだからスタミナは問題ない。ストーミーカフェとの兼ね合いがどうなるかではあるが、単騎の逃げが打てるようであればけっこう面白いのではないか。
消し 前走若駒Sで2着といっても、勝馬からは0.9秒も離されているのだから高い評価はできない。タイムもそれほどでもなかったし、それほどレベルの高い馬とは感じられなかった。実際、重賞は2度走って2度とも惨敗に終わっていることからして、重賞では力不足と言っていいのではないか。今回はストーミーカフェという強力な先行馬がいることも、この馬にはつらいことで、展開による一発もちょっと考えづらい。
ロードマジェスティ
(牡3・勝浦56)
買い ジュニアC1着。 前走オープン特別を勝っているというのは大きな実績である。オープンを勝っているのだからG3で能力不足ということはないと考えるべきだろう。マイルで結果を出しているのだから、あと1Fくらいは問題ないだろうし、どちらかというとしぶといタイプだと思うので、ストーミーカフェが速い流れを作るようだとこの馬向きの流れといえる。勢いは感じるし、まだまだ底を見せたとは言えないだけに、ここも勝って一気にクラシックの主役候補にのし上がるかもしれない。
消し 前走ジュニアCを勝っているが、メンバー的にどこまで評価していいか分からない。前々走はインプレッションに敗れたが、そのインプレッションは若駒Sでは3着に負けているだけに、前走はメンバーに恵まれただけで、重賞では能力不足ということも十分に考えられる。先行して押し切るタイプのようなので、直線の長い東京コースは向かないかもしれないし、1800mは初めてなので距離が長いということも考えられる。
レザーズエッジ
(牡3・小野56)
買い 前走未勝利戦とはいえ勝っているので勢いは感じる。距離2000mを勝っているのでスタミナは問題ないし、まだまだ底を見せたとは言えない魅力もある。相手なりに走るタイプであれば、勝てないまでも馬券圏内なら考えられることになるし、挑戦してくるのだから陣営としては通用しても不思議ないだけの能力を持っていると思っているのだろう。
消し 前走未勝利を勝ったばかりなだけに重賞で通用するという裏付けは何もないに等しい。前走の内容も2着と僅差だったので大物感は感じられなかったし、2000mを3秒台という時計も物足りない。上がりタイムが37秒台というのもどうかと思うし、重賞で通用するレベルとはちょっと考えづらい。3戦目の勝ち上がりだから大きな上積みも見込めないだろうし、1度勝っただけで大きく変わるということもないだろう。

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