前ページに戻る
G3-ラジオたんぱ賞の反省

時間の都合上簡単にさせていただきます。
馬券
的中できたことはとりあえず良かった。40倍を200円だけだったのでそんなには喜べないが、押さえ馬券というのは元返しで十分というものだし回収0を回避できたのだから、それはそれで良しとしないといけない。そのうえで反省するとすれば、今回は500円の5頭ボックスで勝負したわけであるが、この買い方だとどうしてもそれ以外の馬への押さえ馬券の金額が少額になってしまう。人気薄を本命にした場合は、そこから人気馬への馬券もそこそこの金額を買いたいとなれば、やはり4頭ボックスにしなければいけない。悪くとも5頭ボックスの最後の1頭は均等買いではなく、少額買いにしなければいけないことになる。まあ、今回はあまりに実績のない馬ばかりが集まったために5頭の均等買いボックスを選択したのであるが、結果的に言えば、人気のない本命◎が結果をだしたのに、回収が少なかったというのはショックとしては小さくはなかった。やはり本命◎というのは重たいものだし、そこからの流し馬券を主流に馬券は買わなければいけないのかなあ、と今回の結果から感じた。
コンラッド
横山典騎手の作戦勝ちである。ハイペースになると読んで意識的にスタートで抑えたのだからさすがである。いくらハイペースになると思っていても、本当に速くなるかどうか分からないのだから、ふつうはあそこまで大胆なことはできないと思うが、それをやってしまうのだからさすがとしか言いようがない。こういうことが裏目に出ることもあるのだろうが、勝ちを意識すればこういう大胆な作戦も時には必要ということだと思う。もちろん、馬に能力がなければ話にならないわけで、馬の能力も認めないといけない。ただ、相手が弱かったことと、展開に恵まれたことも否めないので、秋の重賞戦線で活躍できるかどうかは微妙である。
トーセンロッキー
こちらは出遅れて後方の競馬になったようであるが、それが結果として幸いした。もう少しでコンラッドも交わせそうだったが、交わしきれないあたりがこの馬の勝負弱さというか決め手の甘さという感じはした。今回の競馬で勝ちきれなかったことからすれば、今後も大きなところではあまり期待できないかもしれない。
エイシンサリヴァン
この馬はもともと後方から勝負する馬だから、予定どおりの後方待機といえる。ハイペースになったことで、この馬の末脚が生きる展開になり、当然のように直線で伸びてきた。結局は3着に終わったが、着差を考えれば能力的には差はなかったといえると思う。でもまあ、展開に恵まれても勝ちきれないあたりがこの馬らしいという感じもした。
シルクネクサス
いつになく後方からの競馬になったが、直線ではインコースを突いてよく伸びていた。外が伸びる馬場だっただけに、外に出せなかったというのがあまりに痛かったが、それでもそれなりに強さは見せたと評価していいと思う。もまれる競馬でも最後まで走れるようになってきているし、この馬も成長している。
トップガンジョー
かなりのハイペースをそれなりについていって、4コーナーでも積極的に動いていったが、このペースではあまりに無謀といえる仕掛けだったと思う。それで5着に粘るのだから、もしかしたら最も強い競馬をしたのはこの馬だったかもしれない。条件戦であればすぐに勝てるだけの実力はあると思う。
予想と見解 好材料と不安材料

参考
G3-ラジオたんぱ賞の予想
結論

◎トーセンロッキー
 ○ピカレスクコート
 ▲トップガンジョー
 ×チョウサン
 ☆ワンダーマッハー
  △シスクネクサス
  △コンラッド
  △ピサノグラフ
  △エイシンサリヴァン
  △ダブルティンパニー
  △シンボリグラン
  △モエレアドミラル


買い目(馬連) 合計6,000円
  BOX--3-4-8-9-14(各500円)小計5,000円
  軸14--2,5,7(各200円)小計600円
  軸14--6,11,12,15(各100円)小計400円
にへいの見解
いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。
例年それほどレベルが高くならないこのレースであるが、今年は特にレベルが低いように感じる。オープン特別を勝っているのは2頭だけで、それ以外はすべて2勝馬というのだから、混戦というか何が勝っても不思議ない状況である。しかも、キャリアが浅く、成長途上の3歳限定戦ということもあり、本当に予想が難しい。少ないデータから考えようとすると、どうしても人気サイドに気持ちが傾いてしまうし、ここは思い切って穴狙いに徹する予想をしてみた。
本命◎はトーセンロッキーである
今回はけっこう先行タイプの馬が揃ったと思う。なので前半から速い流れになると私は思っている。となると、先行馬よりも中団くらいからレースを進めるタイプの方が有利かなと思った。こういう流れだと瞬発力のあるタイプよりもスタミナがあってしっかりと伸びるタイプの方がいいのではということもあったし、人気がいまいちなので狙ってみた。
対抗○はピカレスクコートである。
素直にNZT4着の実績を評価した。前走も1000万で4着なら悪いというほどの結果ではないし、このレベルなら十分に勝ち負けできるはずだ。前走もスローの展開になったから差されたが、上がりのかかる展開ならもっとがんばれたと私は思う。今回は速い流れになると思うので、中団からの競馬で直線でもしぶとく伸びるという競馬を期待したい。
単穴▲はトップガンジョーである。
スプリングS3着、前走のエーデルワイスS2着という実績からも、ここでは抜けている存在のようにも感じられたが、勝ちきれない勝負弱さみたいなものが気になった。人気を考えると思い切って軽視したかったのだが、マイナス要素もあまりなかったので、これより下には評価できなかった。
4番手×はチョウサンである。
青葉賞4着という実績からもスタミナはあるタイプである。前走の白百合Sでは8着に負けたが、スローの展開で瞬発力勝負になったのがこの馬には痛かった。今回は速い流れが予想されるだけに、この馬のスタミナが生きると私はみた。位置取りもそんなには後ろにはならないだろうし、上がりのかかる展開ならチャンスはあると思う。
5番手☆はワンダーマッハーである。
前走の500万特別を逃げて勝っているので、今回は展開としてどうかとは思ったが、なんでかんで逃げないとダメというタイプでもないようだし、好位からの競馬もできると勝手に解釈してこの評価にした。もちろん、人気がないというのが一番の魅力である。でも、勢いはあるし、チャンスは十分だと私は思う。
6番手△はシルクネクサスである。
私の愛馬だったシルキーヒロインの仔ということで非常に愛着のある馬ではあるが、人気サイドなだけにかえって買いづらい。この馬は揉まれ弱いというところがあるので、内枠発走というのは厳しいと思うし、これだけ先行馬が揃うと展開としてもどうだろうか。外国人騎手で2勝しているから、日本人騎手ではこの馬も良さを引き出せないということもあるのかも、とも思っている。
7番手△はコンラッドである。
前走はけっこう強い競馬だったと思うので、確かに魅力はある。でも、しょせん2勝馬だし、それでこの人気だと買いづらい。
8番手△はピサノグラフである。
フローラSで4着だから牡馬相手でもこのレベルならなんとかなりそうではあるが、牝馬でこれだけ人気になっていると買いづらい。
あとは気になる馬をせこく押さえてみた。
まあ、こんなところです。

G3-ラジオたんぱ賞

シルクネクサス
(牡3・勝浦56)
買い H17ベンジャミンS1着。 今回のメンバー構成において重賞を勝っている馬がいないということは、オープン特別を勝っているこの馬が実績上位ということになる。重賞で惨敗することも多いが、ベンジャミンSでは力の違いを見せつける強い内容だったし、相手が弱いと強い競馬をする傾向があり、この程度のメンバー構成であれば、今回は強い競馬をみせる番でないか。強い勝ち方をした黄菊賞、ベンジャミンSともに1800mだったから距離もベストだし、先行力のある馬なので福島の小回りコースも合っていると思う。前々走の京都新聞杯では4着にがんばったように、レースを途中でやめることもなくなってきているだけに、このレベルであればきっちりと結果を出したいところだろう。
消し この馬は重賞となると大きく負けることがあまりに多すぎる。途中でレースをやめてしまうということだと思うが、つまりは精神力はそれほどでもないということであり、今回も同じようにレースをやめてしまうということは十分に考えられる。デビューから休みなくレースを使われており、上積みとか成長もそれほど期待できないし、連戦の疲れがかなり心配である。ベンジャミンS勝ちもレベル的にはかなり低かったように感じるし、重賞ではワンパンチ足りないタイプかもしれない。
シンボリグラン
(牡3・柴山56)
買い 前走ファルコンSで3着しており重賞でも通用することを証明した。前々走の葵Sはきっちりと勝ちきっているし、このメンバー構成であれば実績上位と言っていいだろう。ここ数戦は短距離ばかりであるが、もともとは長い距離で使われていた経緯があり、実際にダート1600mで1勝している。充実してきた今であれば、長い距離をこなしても不思議はないし、長いといっても1800mくらいであれば守備範囲ではないか。先行力もあるし、上がり33秒台でも走れる決め手もある。流れにうまく乗って脚を貯めることができれば、これまで以上に強い競馬をみせるかもしれない。
消し 長い距離を使われ続けてなかなか勝てなかったのが、1200mを走らせたら強い競馬をした、という経緯からすれば、この馬は短距離適性が高いと考えるのが自然だろう。能力的には長い距離も問題はないが、気性的に短い距離でないと結果を出せないということかもしれないが、そうであっても気性的に成長しているという保証はどこにもない。現に前走のファルコンSでさえ少し掛かったというくらいだから、1800mで折り合えるとも思えない。短距離戦の重賞でも3着までだった馬だし、1800mの重賞でそれ以上の結果を求めるのは酷ではないか。
モエレアドミラル
(牡3・江田照56)
買い 中央入してからは3戦してすべて惨敗に終わっているが、もともとは地方で4戦4勝という結果を残し、北海道2歳優駿では中央所属馬を相手に4馬身差という圧勝を演じているわけだから中央で能力が足りないということはないと思う。何せ全姉にシルクプリマドンナがいる良血馬であり、そもそも地方デビューというのが不自然ともいえる血統なのである。血統的には芝がダメということはないと思われるし、これまでも実力を出し切っての負けとは思えない。そろそろ中央の競馬にも慣れてきていいと思うし、ここらへんでその素質を見せつけるかもしれない。
消し 中央入りしてから3戦したが、7着、13着、12着という結果を見てしまうと、中央では実力不足と判断したくなる。地方で活躍していたといっても、ダート戦の話なので芝の裏付けにはならないし、血統が良いから必ず走るというものでもない。徐々に調子を上げているにしても、いきなり一変するということはないだろう。前走、前々走とも勝馬から2秒離されていることからすれば、巻き返しはかなり厳しいと考えるべきである。
トップガンジョー
(牡3・中館55)
買い 前走のエーデルワイスSで2着していることも高い評価が必要であるが、それよりも皐月賞TRのスプリングSで3着したという実績を高く評価する必要がある。G2で3着だからこのメンバーなら実績上位ということになる。皐月賞で10着も2着シックスセンスとは0.7秒差だったし、ここでは実力が上と判断していいのではないか。先行できる脚質からも福島コースはプラスだと考えられるし、スプリングSの実績を考えれば距離延長もプラスだろう。
消し スプリングS3着、エーデルワイスS2着という実績は悪くはないのだが、重賞で3着した馬が1000万特別で2着に負けたということは、相手なりに走るタイプで勝ちきるだけの力はないということも考えられる。前走は勝馬には2馬身も離されているし、決め手にも欠けるところがある。たぶんマークされることになりそうだし、そうなると決め手のない馬だけに、4着5着に負けるということも十分に考えられる。
コンラッド
(牡3・横山典55)
買い 前走勝っているので勢いは感じる。上がり33.8というなかなかの決め手を見せていたし、2着にはハナ差だったとはいえ3着には3馬身以上離したのだから強い内容だったと言っていい。1800〜2200mで結果を出している馬なので距離は問題ないし、先行できる脚質というのも小回り福島ではプラスと考えていいだろう。メンバー的にもそれほど強いという構成ではないし、チャンスは十分と思われる。
消し 前走勝っているといっても、特別レースではなく平場のレースだっただけに、重賞の裏付けには少し難しいというか、走らせてみないと分からないというところである。前走も2着にはハナ差だったことからすれば、抜けて強いいわゆる大物という感じは受けなかったし、スローの展開で脚を貯めるという競馬が合っているタイプという感じもするので、福島1800mの前半から速い流れに対応できないかもしれないという不安もあり、距離も少し短いかもしれない。
ダブルティンパニー
(牡3・石橋脩55)
買い 前々走500万を勝ち上がり、前走の白百合Sでも2着に頑張っているので、勢いはかなり感じる。前走のスローで逃げたわけであるが、上がりは34.2とそれなりの決め手を見せて、勝馬とハナ差の競馬だから内容としても評価できる。前々走は2番手からの競馬だったのでハナにこだわるタイプでもなく、展開に応じた競馬ができる。先行脚質なので小回り福島もこの馬にはプラスだろうし、距離も3連対しているのでベストといえそうだ。サンデーサイレンス産駒なのでここ一番での底力というか勝負強さみたいなものもありそうだ。
消し 前走2着といってもしょせん1000万特別での話だから重賞の裏付けにできるかどうか。スローの展開を逃げ切ったということは、うまく前残りの競馬にもっていくことができたということであり、つまりは展開に恵まれたというのが好走の要因と考えられ、先行争いが激しくなる福島1800mでも結果を出せるかどうかは走らせてみないとわからない。特に重賞となると今までにない厳しい流れになると思われるだけに、それに耐えられるだけの精神力があるかどうかも鍵となりそうだ。
チョウサン
(牡3・小林淳55)
買い 青葉賞4着という実績はこのメンバーであれば実績上位と言っていい。なにせ勝ったダンツキッチョウに0.1秒差という勝負だったのだからこの馬もかなり強いということになる。前走の白百合Sでは8着に敗れたが、スローの展開で上がりだけの競馬となってしまい、それを中団からの競馬ではこの馬には厳しすぎた。スタミナのあるタイプなので上がりがかかる展開の方が合っていると思われ、そういう意味では前半が速くなる福島1800mならこの馬の良さが生きるのではないか。青葉賞では先行していたのだから先行することも可能だろうし、こういうタイプは重賞の厳しい流れの方が結果を出せるものである。
消し 前走の白百合Sで8着というのはさすがに負けすぎという感じがする。青葉賞で4着ということからすれば、あまりに物足りない結果といえ、結局はこの馬には1800mは忙しすぎたということかもしれない。であれば、今回も同じ1800mだから少し厳しいということになる。青葉賞でも決め手の違いでダービーの権利を取れなかったように、決め手に欠けるところがあるだけに、重賞を勝ちきるというところまでは難しい感じがするし、小回りコースも合っていないのかもしれない。
トーセンロッキー
(牡3・後藤55)
買い 現在2連勝中で勢いがある。特に前走の500万では2着に2馬身以上離したのだから500万では力が違ったということだといえる。未勝利戦は2200mで勝っているのでスタミナはかなりありそうで、福島1800mは前半から速く流れて上がりがかかることが多いだけに、スタミナのあるタイプの方が合っているという考え方もできる。先行脚質というのも小回りコースではプラスとなるし、好位でうまく流れに乗れればそのまま押し切ることも可能だろう。
消し 現在2連勝中といってもしょせん未勝利、500万の話だから重賞の裏付けには厳しいものがある。しかも前走は特別レースではなく平場のレースだっただけに、なおさらである。2000〜2200mで勝っているということと、上がりが35秒以上かかっていることからすれば、スタミナはあるがスピードには欠けるという印象もあり、1800mの重賞ではスピード不足となるかもしれないし、決め手がないということは好走しても4着5着までということも考えられる。勝ち上がりまでに5戦を要したことからすれば大物感もそれほど感じない。
ピカレスクコート
(牡3・大西55)
買い NZT4着、京都新聞杯6着とG2で好走した実績があるのは、このメンバー構成であれば、当然に高い評価が必要である。前走のエーデルワイスSでも4着はしているし、十分に勝ち負けの圏内と考えていい。前走は逃げて最後は差されたが、今回は小回りの福島コースになるだけに、先行してそのまま押し切るという可能性も十分である。安定度はそれなりに期待できるし、少し上がりがかかるくらいの方がこの馬には合っているかもしれない。
消し 前走のエーデルワイスSで4着に負けたのはちょっと痛い。重賞で好走していた馬が1000万でも同じような結果に終わったということは、単に相手なりに走るというだけで、本当に強いというのではないのかもしれない。だとすれば、今回もまた4着5着に負けるということになりそうである。前走はけっこう楽なペースで逃げていて差されたのだから決め手としても問題があると思うし、今回は前半から速く流れる可能性が高いだけに、展開もこの馬には厳しいかもしれない。1800mという距離も少し長いかもしれない。
ピサノグラフ
(牡3・北村宏55)
買い 前走のフローラSで4着しておりG2で好走した実績を持つ。勝馬から0.1秒差というきわどい勝負だったことからも勝ちに等しい評価もでき、このときの勝馬であるディアデラノビアがオークスで3着だったということもある。ラインクラフトはNHKマイルCで完勝したように今年の牝馬は牡馬を圧倒しているので、この程度のメンバー構成であれば、チャンスは十分と考えていいだろう。前走以外は連を外さないという安定度も魅力だし、常勝の藤沢和厩舎所属というのも魅力の一つといえる。
消し 前走フローラSで4着といっても牝馬限定戦だからどこまで評価していいか分からないという部分はある。牡馬相手だとさすがに厳しいという考え方もできるし、前走は距離が長かったかもしれない、というコメントもあるので1800mでも長いかもしれない。勝ち上がるまでに4戦かかっているので大物感もあまり感じないし、2着が多いということからすると、決め手に欠けるというか、勝負強さがいまいちな感じもする。福島コースはどうしてもごちゃつく展開になるものだし、牝馬だと走る気をなくしてしまうのではないか。
ワンダーマッハー
(牡3・田中剛55)
買い 現在2連勝中と勢いは非常に感じる。前走500万特別を勝ったわけであるが、古馬と一緒に走っての勝利だけに価値は高い。2着に1馬身差だから力が違ったということだろうし、1800〜2000mで勝っているので距離もベストといえる。先行力があるので小回りの福島コースも合っている。重賞といっても3歳限定だし、この程度のメンバー構成であればチャンスは十分といえる。
消し 前走勝っているといってもしょせん500万特別での話である。重賞でも通用するという裏付けには厳しいものがある。前走のタイムが2秒台というのもちょっと物足りないし、未勝利を勝ち上がるまでに10戦していることからも大物感も感じられない。けっこう厳しいローテーションで使われており、上積みもあまり期待できない。決め手もそれほどあるタイプと思えないし、先行馬が揃っていることも考えると展開としても厳しいのではないか。
プリュネル
(牝3・石神53)
買い 前々走500万を勝っているので、それなりに勢いは感じる。前走のエーデルワイスSは6着だったが、まあ6着なら巻き返せる圏内という考え方もできる。芝のレースで2着したこともあるし、前走の走りからも芝がダメということはないと思う。先行脚質なので福島小回りは合っていると思うし、距離延長ももしかしたらプラスに働くかもしれない。
消し 前々走勝っているが、ダートの1400m戦だったことを考えると、今回の芝1800mの裏付けには厳しいものがある。前走のエーデルワイスSで6着というのも重賞で走ることを考えれば負けすぎといえるし、やはりダートの短距離が合っていると考えた方がいいのではないか。距離延長もマイナスと考えるべきだろうし、重賞でも好走できそうという要素が見あたらないというのはつらい。
シルクレンジャー
(牡3・村田55)
買い 現在2連勝中と勢いがある。前走はダート戦だったが、未勝利勝ちは芝1800mだから条件としては問題はないはずだ。2戦とも逃げて勝っているので、先行力はかなりあるし、ハナ差アタマ差という僅差の勝負を制していることからも勝負根性もかなりあると思われる。未勝利戦では上がり34.4という決め手も見せているし、先行するこの馬にとっては福島の小回りコースも合っていると思われる。まだキャリア4戦なので底を見せていないという未知の魅力もある。
消し 前走勝っているといってもしょせん500万だっただけに重賞の裏付けにできるかどうか。しかもダート戦だっただけに芝のレースの裏付けには厳しいものがある。未勝利戦は芝で勝っているので、まったくダメというレベルではないだろうが、重賞の裏付けには難しいと思われる。逃げるようになってから結果を出していることからすればハナを切れなければ惨敗するということも考えられるし、重賞の厳しい流れについていけないということも考えられる。僅差で勝ってきたことからすれば大物感も感じられない。
エアアドニス
(牡3・田中勝55)
買い ダートで2勝という実績であるが、芝でも新馬戦と未勝利戦で掲示板には載っていたのだからダメということはないと思われる。前走のエーデルワイスSでは7着に敗れたが、3ヶ月の休み明けということを考えれば悪い結果とも言えないと思う。一叩きされた上積みは大きいだろうし、気性的にも成長してきているようだから、この程度のメンバー構成であれば、なんとかなっても不思議はないだろう。
消し ダート1200mで2勝という実績を考えると、まずは芝よりもダートの方が合っていると考えるのが自然だろう。それに1200mで結果を出しているということは、短距離が合っているタイプと考えたくなる。前走のエーデルワイスSでも休み明けだったとはいえ7着に負けているわけだし、芝のマイル戦はこの馬には合っていなかったということではないか。距離がさらに延びるのは不安の方が大きいし、気性的にも短距離の方がいい感じがする。初めての距離で好走できるほど重賞は甘くはないだろう。
エイシンサリヴァン
(牡3・高橋55)
買い 2月のセントポーリア賞では上がり33.4というかなりの決め手を見せて差し切ったことがある。その後は重賞戦線でいまいちの結果に終わっているが、上がり34秒前半は当たり前という決め手は見せており、実力負けというよりは展開が向かなかったと考えるべきだと思う。前走の白百合Sでも5着に負けたが、前残りの競馬を上がり33.7で詰めてきているのだから内容は悪くはなかった。今回は前半から速い流れになることが予想されるだけに、ようやくこの馬の決め手が生きる展開になりそうだ。
消し 前走の白百合Sで5着というのは微妙な結果である。1000万特別で馬券圏内にも入れなかったということは、ふつうに考えれば実力が足りなかったということになるし、さらにレベルが高くなる重賞でさらに上を目指すというのは厳しいかもしれない。後方から差す競馬を得意としているようだが、つまりは展開に左右されるということになるわけだし、小回り福島だと追い込み馬はかなり外を回ることになるので、どうしてもロスが大きくなるというマイナスもある。
カネサマンゲツ
(牡3・田辺55)
買い 2歳時に連勝して重賞戦線で戦ってきた馬である。その重賞ではこれといった結果を残せずに終わっているが、これまで戦ってきたメンバーからすれば、今回のメンバーはかなり落ちるだけに、これまで重賞を走ってきた経験が生きるかもしれない。瞬発力はあまりないようだから、前半から流れが速くなり上がりがかかる展開はプラスとなるだろうし、少し間隔が開いたことで馬がいい具合にリフレッシュされていれば、今までにない強い走りを見せるかもしれない。
消し 前走のベンジャミンSで6着に負けているというのはかなり痛い。メンバー的にはそれほどでもなかったし、そこで掲示板にも載れなかったというのは底を見せてしまったと言っていいかもしれない。先行して持ち味が生きるタイプであるが、今回は同型馬がかなり揃ったので展開としても苦しくなる。抑える競馬になれば、決め手があまりないので、持ち味が生きないだろう。少し間隔が開いたのもマイナスと考えられるし、ちょっと重賞では厳しいかもしれない。

前ページに戻る