◎メイショウサムソン
　○トーホウアラン
　▲ドリームパスポート
　△アドマイヤムーン
　△アドマイヤメイン
　△フサイチジャンク
　△ジャリスコライト

買い目（馬連）　合計10,000円
　　軸2--5,6,10,15（各2,000円）
　　軸2--14,17（各1,000円）

いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。

本命◎はメイショウサムソンである
やはり皐月賞の勝ちっぷりを高く評価した。中団やや前の競馬から徐々に進出して、直線でもオーソドックスな抜けだしから先行馬を捕まえ、後続を完封したのだから「強い」の一言しかない。血統的には距離延長は大歓迎のタイプだと思うし、というより前走も初めての2000ｍというのがこの馬に良かったのではないかと私は思っている。となれば、2400ｍならばさらに強い競馬を見せてくれるのではないだろうかと期待しているくらいである。もちろん武豊も尊敬する石橋守騎手を応援したい気持ちもある。ダービーというのはそういうドラマがあるものだけに、今回もそういうドラマを見てみたい。道悪は萩Ｓで４着と負けているだけに、苦手という可能性も大きいとは思ったが、２歳時と今とでは馬のパワーも違うはずである。血統的には道悪は問題ないと思うだけに、克服可能というか、今のこの馬ならかえって味方にするのではないかと見ている。せっかくのダービーだし、この馬と玉砕するつもりで大勝負に出る。

対抗○はトーホウアランである。
前走の京都新聞杯を勝ってぎりぎり駒を進めた。超スローからの上がりだけの勝負だったので、レース内容はそれほど高い評価はできないが、スプリングＳの負け方からすれば、この馬はスタミナタイプの馬だと私は思う。となれば、京都新聞杯のような瞬発力勝負は本当は合わないのではないかと思えてしまう。それでも勝ったというのがこの馬のポテンシャルの高さを証明しているようにも感じた。東京コースは経験済みだし、2400ｍという距離もこの馬に合っているはずである。道悪は何とも言えないが、母父ヌレエフならこなしそうな気もする。先行タイプなのでそういう意味でも道悪はプラスかもしれない。まあ、とにかく私はけっこうこの馬に期待している。

単穴▲はドリームパスポートである。
皐月賞で２着したことでこの馬の強さは証明されているといえる。直線が長い東京コースで2400ｍなら巻き返しは十分に可能だとは思っており、個人的にはけっこう期待している馬ではある。ただ、フジキセキ産駒というとどうも2400ｍ以上の距離に適性があるという感じがしない。2000ｍでは１度も勝っていないし、1800ｍがベストかもしれないという気持ちも強い。それと、四位騎手への乗り替わりも常識的にはプラスと考えるべきで異論はないが、ダービーまでに何度も乗り替わっているということが、ダービーを好走するにふさわしくない感じがしてしまう。四位騎手は大外をぶん回すというイメージも強いし、皐月賞の時のようにインに潜り込む方がこの馬に合っている感じもするので、そういう点でもどうだろうか。でもまあ、個人的にはけっこう好みのタイプではある。なので頑張ってほしいとは思っている。

４番手△はアドマイヤムーンである。
皐月賞で１人気だった馬なのだからポテンシャルが高いのは明らかである。重賞を３勝しているというのも凄いことであるし、このレースを勝つ資格は十分にある。とはいえ、皐月賞の走りからすると底を見せてしまったという感じも否めないだけに、ここで本当に巻き返せるのか？という不安は小さくはない。個人的にはエンドスイープ産駒ということで、1800ｍがベストの馬かもしれないとも思っている。でもまあ、鞍上が武豊であれば秘策を考えているだろうし、皐月賞を人気で負けた馬がダービーで巻き返すということもよくある。皐月賞で１度負けただけで軽視するのもどうかと思った。

５番手△はアドマイヤメインである。
青葉賞の25秒台というタイムはかなり凄いものだと私は思う。これだけのタイムで走れるのだからポテンシャルは高いと思っていいだろう。東京2400ｍで結果を出したというのも心強いし、好走してしかるべきという材料はけっこう揃っている。とはいえ、今回はさすがに楽に逃がしてはくれないだろう。前走のような平均ペースであれば、ついていく馬はけっこういるような気がする。気性的には脆いところもあると思うし、早い段階で並ばれるようだと苦しくなりそうな気はしている。でもまあ、東京2400ｍで好タイムを出したという事実がある以上は、軽視という判断はできない。

６番手△はフサイチジャンクである。
初めての重賞となった皐月賞でいきなり３着するのだから強い馬である。１戦ごとに成長しているのも感じるし、東京2400ｍなら巻き返しは十分に可能と考えるのは当然のことだと思う。私の感想としては、なんというか強いというオーラをいまいち見せないのに、負けないというのがこの馬の魅力という感じがする。周りが不安がっているところを涼しい顔で好走するという感じである。しかも、やっぱり強いという迫力がもう一つ伝わってこないのである。こういう馬は本当に判断が難しい。超良血でもあるので、本当の素質をまだ開花させていないという感じもするし、この大舞台で一気に開花させるかもしれない、という感じもする。こうなると感覚でしか言えなくなるが、私は強さというか迫力が伝わってこない馬を高い評価するのはどうかと最終的に判断した。驚異には感じているが、個人的には軽視という判断をした。

７番手はジャリスコライトである。
個人的には微妙な存在である。朝日杯と皐月賞で厚い印を打っておいて、ダービーで軽視するというのはどうかと思ったが、皐月賞での７着がやはり印象としては悪すぎる。休み明けだったと言えばそれまでであるが、藤沢和調教師の仕上げに抜かりがあったとは思えない。もちろんダービーが本番だとは思っていたとは思うが、藤沢師もあそこまで負けるとは思っていなかったのではないか。となれば、あまり成長していないということであり、皐月賞の着順はけっこう現時点での実力の差に近いと私は思っている。アグネスデジタルの半弟ということからすれば、距離2400ｍもちょっと長い感じもする。でもまあ、鞍上が横山典騎手だし、道悪も苦手ではない。巻き返しの調整もうまい藤沢和調教師ということもあるし、念のため押さえは必要かと思った。

８番手はマルカシェンクである。
やはりこの馬が怖い存在である。メイショウサムソンと同厩舎であるが、たぶんポテンシャルとしてはマルカシェンクを上と見ているのではないかと思う。そういう意味では押さえは必要かとは思ったが、やはり京都新聞杯で５着に負けているのはけっこう気になる。展開に泣かされたというのは事実だとは思うが、５着という着順はまだ復調途上とみたい。ダービーでの巻き返しは難しいと判断した。

９番手はサクラメガワンダーである。
ラジオたんぱ杯を勝ちきった馬なのだからここで好走しても不思議のない存在だとは思う。鞍上が内田博騎手というのも一発ありそうで怖い。でも、３歳になってから重賞で連対していないというのは実績としては物足りない。さすがに巻き返しは厳しいのではないかと思っている。

10番手はフサイチリシャールである。
スプリングＳでメイショウサムソンとドリームパスポートと僅差の勝負をしているのだからポテンシャルとしては通用しても不思議はない。皐月賞、ＮＨＫマイルＣと人気になっていたことからもポテンシャルの高さは皆が認めていたはずである。それを考えれば、ここまで人気が落ちるとかえって怪しいように感じてしまう。距離適性がないと決まったわけではないし、この大一番で復活ということもあるかもしれない。というようなことも考えたが、やはり常識的には巻き返しは無理だと思う。

まあ、こんなところです。